女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
現実世界では小学校低学年くらいの幼い男の子がゆっくりと話しはじめてくれた。
数日前に兵隊が村を守りに来てくれたのだが盗賊団との戦闘になり兵隊側は負けてしまったとのこと。兵隊はおそらく、オレとらんまを牢屋の閉じ込めた連中との繋がりがあるのだろう。
盗賊団側にはモンスターもいて、かなり強く、大型のモンスターが村を滅ぼしていったとのこと。少年はそれを家の影から見ていたらしい。
盗賊団に手懐けられたモンスターか。オレの頭に「幻獣」の二文字が浮かんだ。
「もしかしてさ、そのモンスターは盗賊たちが去っていくときにはいなくなってなかった?」
「あ、たしかに、あれだけ大きいモンスターだっていうのに来たときにはいなくて、突然現れて、盗賊たちが帰るときにも消えていたよ」
「ビンゴだ」
らんまと顔を見合わせる。盗賊団は大型の幻獣を使役している。少年にその幻獣の特徴を聞いたところ、大きくて黒くて翼が生えていて、魚とか蛇のような面をしていたとのこと。
おそらく、RPG系ゲームの定番の最強モンスターであるバハムート(漆黒龍)とかだろう。
「これはかなりまずい展開になってきたな、らんま」
「……。」
さすがのらんまもオレがバハムートという単語を出せば、言葉を失った。この世界での獰猛なモンスターたちに人間のオレたちが勝ち目がないという事はよくわかっている。でも、行かないと。
少なくとも、このような村を焼き尽くす盗賊団が使役していて良いわけがない。
「その盗賊団たちは、そもそも、今、どこにいるんだ?」
「オイラ、わかるよ。」
少年に案内されて村の横を流れる川沿いを歩いていった。運河の手前に大きめの入り口が見えた。盗賊の子分らしき男が二人、待機している。
「なるほどな、あそこが盗賊団のアジトか…」
幻獣を使役している盗賊団に真っ向勝負を挑んでも勝ち目はない。なんとか、アジトに潜入して、おそらく親玉が持つ幻獣を閉じ込めた瓶か、それに似たアイテムを奪うしかない。
そこで数十分、アジトの様子を遠目に探っていたが、盗賊の子分らが交代するばかりで潜入するのは困難だとわかった。
「こりゃ、真夜中に行くしかねえな」
「あぁ、そうだな…、らんまの言うとおりだ」
オレたちは焼け跡となった村へと戻った。少年がひとりで暮らしている様子が痛々しかった。盗賊たちの顔を見たから、より一層、オレにも怒りがこみあげてくる。
「いつまでも、オマエがここにいるのは危険だ。子供がいて良い場所じゃない」
「だって、ここはママやパパや村の人との思い出が…」
「うるせぇっ!オマエまで危ない目にあったら、どうするんだ」
らんまが声を荒げる。少年は泣き出しそうな顔を拭いながら、らんまの忠告を聞き入れる。
「よし、オマエは湯太郎の背中に乗って、フレイヤ様のところにいてくれ。あそこなら絶対に安全だ」
「湯太郎?フレイヤ様?」
らんまが説明を端折ったものだから、少年の頭に?マークが飛び出している。
「あー、フレイヤ様はここから、あっちへ行ったところの湖に住んでいる方で信頼できる方だよ」
オレがフォローを入れながら、説明をする。
「それじゃ、湯太郎。出ておいで。」
らんまが小瓶の蓋を開けると湯太郎(幻獣・アーヴァンク)が飛び出てきた。
少年はおどろき、ふためいたが、湯太郎を優しく撫でれば、少年も湯太郎を見て、平静を取り戻した。
「あは、湯太郎ってば、大丈夫だって心配するな。盗賊たちをこらしめたらさ、ちゃんとフレイヤ様のところへ迎えに行くから」
湯太郎はらんまと別れるのが寂しいのか、悲しい目をしたが、少年をフレイヤ様のところへ送り届ける事が役目だとわかれば、少年を背中に乗せて、フレイヤ様の湖のほうへと向かっていった。
そして、オレたちは眠らずに夜になるのを村で待った。
月と星が浮かぶ空を見上げて、横にいるらんまに向かってオレはつぶやいた。
「なぁ…、らんま。オマエさ、怖くないのか?相手は最強の幻獣を持っているかもしれないんだぞ」
「そりゃ、怖いさ…、でも、やるしかねーだろ。あの子のあんな表情を見て、知りませんでしたってできないのは達也も同じだろ」
「……そうだな」
「でも、達也と一緒なら、できそうな気がする」
オレはらんまの顔を覗き込み、顔を近づけた。
「らんま…、オレもさ、今までの旅のお礼ってやつをさ、らんまにしてもいいかな?」
「えっ…、なに言うんだすだよ、いきなり…!」
「…らんま、目を閉じて」
「んっ…、う、こうか…?」
らんまが目を閉じて、月の光がらんまの唇を照らした。
オレは顔を近づけるふりをしてから…、一瞬で両手をらんまのビキニと乳の間に滑り込ませた。
オレの手はらんまの巨乳を容赦なく揉みまわす。
モミモミモミ…グニグニ…グニュリグニュリ...!
らんまのおっぱいを正面から堂々と鷲掴みして、10秒以上、揉み回した。
モミモミモミ…グニグニ…グニグニ…グニュリグニュリ...モミモミモミ…モミモミモミ!
「にゃぁ〜」
らんまは悲鳴をあげて驚く。すぐに表情は鬼の形相になって。
「こらぁ!達也、てめえ、なにしてんだ!人の心を持て遊びやがって、こら!待ちやがれ」
「はははー、たまには意地悪してみたくなったんだよ」
焼けた村でらんまに追いかけられるオレ。ってか、スケルトンの剣を持って、追いかけ回してくるのは危険だぞ、らんま。
今は、まだ、キスはお預けだ。らんま、無事に帰ってきたら、そのときは正式に気持ちを伝えよう。
「さぁ、いっちょ、片付けてくるか!行こうぜ、相棒」
らんまと盗賊のアジトへと足を進めた。