女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
洞窟の最深部にジャマールはいた。間違いない。
オレとらんまは、まだ、ジャマールに気づかれないように消え、彼の様子を伺った。
ジャマールは、図鑑で見るよりも小さなモンスターだった。二つの長く伸びた耳を持っていた。魔力を持ったウサギと表現するのがもっとも正しそうだ。瞳は深紫で、まるで宝石のような光を放っていた。その身体は、蒼青の毛で覆われ、とても美しく見えた。
「いたな、レアモンスター。間違いなさそうだぜ」
「やったな、見つけたな。いたぜ、ジャマール!」
「らんま、声が大きいぞ。気づかれないように奇襲で捕まえよう。でも、身体の大きさに比べて魔力が高そうだから、気をつけよう。」
オレたちは、静かに近づいていく。ジャマールは、何かに夢中になっているようで、周りの様子に全く気づかない。
「おとなしく捕まりやがれ!」
らんまが先行したジャマールに飛びついた。ジャマールは、急にオレたちが現れたことに驚き、慌てて逃げたが、その方向ではオレが待ち伏せていた。
オレたちはジャマールを取り囲んだ。
「さぁ、逃がさねーぞ」
「おとなしくてしててな。レアモンスターのジャマールちゃん」
ジャマールの紫の瞳が輝きを強めると突進してきた。
オレたちは、ジャマールの突進に気をつけながら、捕まえようとする。ジャマールは、なかなか手強く、魔力を使ってオレたちを攻撃してくる。
「これは大変だな……。どうすればいいんだ?」
必死にジャマールを抑え込もうとするが、ジャマールは魔力でオレたちを吹き飛ばす。そして、逃げ出そうとする。
「待て! 逃がすわけにはいかない!」
ジャマールが駆けて逃げると、オレとらんまは追いかけた。ジャマールは非常に素早く走っていたが、追いかけ、魔法を使ってジャマールを攻撃した。
「逃げるな! 捕まえるぞ!」
オレたちは何度もジャマールを取り巻き、らんまが捕まえた瞬間、ジャマールは怒り狂い、魔力を吹き飛ばしてらんまを振り払った。
らんまの身体が壁に打ち付けられる。
「痛ててて、あのチビうさぎ、やりやがったな……!」
「らんま、大丈夫か?! あの小さな体から、こんなにも魔力を出せるとは……!」
驚愕しながらも、再び、追いかけた。
そして、ついに、ジャマールを端へと追い詰めた。
オレたちはジャマールを取り囲み、彼を再び捕まえた。彼は今度は、魔法を使って私たちを攻撃するのではなく、ただじっとしていた。
「なんだ、こいつ。落ち着いてるぞ……」
しかし、それは落ちついているのではなく、幻惑の魔法を詠唱しはじめていたのだった。
ジャマールが幻惑の魔法を使い始めたとき、オレたちはまったくの混乱状態に陥った。彼の目が赤く輝き、オレたちを見つめると、オレたちは自分たちの目の前にあるものが現実なのか、それとも幻想なのか判断することができなくなった。
ピンク色の煙に包まれていく。
一面が甘い匂いに覆われていく。視界がゆらゆらと揺れていく。
オレは懸命にピンク色の煙の中を彷徨った。半径4、5メートルのはずの場所にいたはずなのに、まるで体育館くらいの広さを彷徨った。
ジャマールがオレの目の前に現れた。ジャマールは赤い盾を持っていた。オレはジャマールから、赤い盾を取り上げた。
そして、オレは両手でジャマールを捕まえた。掌ではありあまるほどの大きさのウサギ。
しかし、まるでスライムのように、ジャマールの身体は柔らかかった。その見た目とは違い、ふさふさした手触りはなく、まるで人肌のようでもあった。
オレは、ジャマールをグニグニと揉んでしまった。
まるで、らんまのおっぱいのような柔らかさ。
思わず、頬ずりをしてしまった。
そのとき、オレの頰が赤く燃えた。
バシンッ!バシンッ!バシッバシ、バシンッ!!
ピンク色の煙が晴れていくと、床にはビキニアーマーのブラ部分が落ちていて、目の前では、鬼の形相となったらんまがいた。
幻惑の煙を吸ったオレはジャマールと勘違いして、らんまの乳に頬ずりしてしまっていたのだった。
「こんのぉお、ドスケベ野郎!! いつまで触ってやがる! さっさと、ジャマールを捕まえやがれぇ!!」
「うわぁああ、らんま、ごめえええん!」
その様子を遠くにいたジャマールは、表情はないが、嘲笑っているかのように見えた。
ビキニアーマーを着なおしたらんまはジャマールを狙って飛びかかったが、オレは、らんまを救うために魔法を使い、ジャマールを攻撃したが、すばやく反応して、オレの魔法を避けた。
「手強いな!でも、オレたちは負けないからな、最強の冒険者夫婦なんだ!」
オレが怒鳴りつけると、ジャマールは一瞬、驚きの表情を見せた。しかし、ジャマールの目はまだ赤く輝いており、幻惑の魔法を続けていた。
「何があっても、ジャマールを止めるんだ!」
オレたちは再びジャマールを攻撃したが、ジャマールは攻撃を避けて回り続けた。幻惑の魔法がオレたちの思考を乱し、ジャマール自身の攻撃がますます強力になっていった。
どうすればいいのか、と頭を悩ませていた。しかし、らんまがオレに向かって「達也、あれを攻撃してくれ!」と言ったとき、オレはらんま女の意図を理解した。
オレはジャマールの幻惑の魔法に対抗するために、魔法で空気を震わせ、らんまがジャマールを一気に攻撃する瞬間を作り出した。そして、らんまがジャマールに飛びかかる瞬間、私はジャマールの足を魔法で縛り付けた。
ジャマールは逃げ出そうとしたが、らんまの攻撃によって、その場に倒れた。
「よし、捕まえたぞ!」
らんまが言うと、ジャマールは観念したようで、霊魂石へと姿を変えていった。