※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

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4-5☆.幻惑の煙

 

【挿絵表示】

 

 洞窟の最深部にジャマールはいた。間違いない。

 

 オレとらんまは、まだ、ジャマールに気づかれないように消え、彼の様子を伺った。

 

 ジャマールは、図鑑で見るよりも小さなモンスターだった。二つの長く伸びた耳を持っていた。魔力を持ったウサギと表現するのがもっとも正しそうだ。瞳は深紫で、まるで宝石のような光を放っていた。その身体は、蒼青の毛で覆われ、とても美しく見えた。

 

「いたな、レアモンスター。間違いなさそうだぜ」

「やったな、見つけたな。いたぜ、ジャマール!」

「らんま、声が大きいぞ。気づかれないように奇襲で捕まえよう。でも、身体の大きさに比べて魔力が高そうだから、気をつけよう。」

 

 オレたちは、静かに近づいていく。ジャマールは、何かに夢中になっているようで、周りの様子に全く気づかない。

 

「おとなしく捕まりやがれ!」

 

 らんまが先行したジャマールに飛びついた。ジャマールは、急にオレたちが現れたことに驚き、慌てて逃げたが、その方向ではオレが待ち伏せていた。

 

 オレたちはジャマールを取り囲んだ。

 

「さぁ、逃がさねーぞ」

 

「おとなしくてしててな。レアモンスターのジャマールちゃん」

 

 ジャマールの紫の瞳が輝きを強めると突進してきた。

 

 オレたちは、ジャマールの突進に気をつけながら、捕まえようとする。ジャマールは、なかなか手強く、魔力を使ってオレたちを攻撃してくる。

 

「これは大変だな……。どうすればいいんだ?」

 

 必死にジャマールを抑え込もうとするが、ジャマールは魔力でオレたちを吹き飛ばす。そして、逃げ出そうとする。

 

「待て! 逃がすわけにはいかない!」

 

 ジャマールが駆けて逃げると、オレとらんまは追いかけた。ジャマールは非常に素早く走っていたが、追いかけ、魔法を使ってジャマールを攻撃した。

 

「逃げるな! 捕まえるぞ!」

 

 オレたちは何度もジャマールを取り巻き、らんまが捕まえた瞬間、ジャマールは怒り狂い、魔力を吹き飛ばしてらんまを振り払った。

 

 らんまの身体が壁に打ち付けられる。

 

「痛ててて、あのチビうさぎ、やりやがったな……!」

 

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「らんま、大丈夫か?! あの小さな体から、こんなにも魔力を出せるとは……!」

 

 驚愕しながらも、再び、追いかけた。 

 

 そして、ついに、ジャマールを端へと追い詰めた。

 

 オレたちはジャマールを取り囲み、彼を再び捕まえた。彼は今度は、魔法を使って私たちを攻撃するのではなく、ただじっとしていた。

 

「なんだ、こいつ。落ち着いてるぞ……」

 

 しかし、それは落ちついているのではなく、幻惑の魔法を詠唱しはじめていたのだった。

 

 ジャマールが幻惑の魔法を使い始めたとき、オレたちはまったくの混乱状態に陥った。彼の目が赤く輝き、オレたちを見つめると、オレたちは自分たちの目の前にあるものが現実なのか、それとも幻想なのか判断することができなくなった。

 

 ピンク色の煙に包まれていく。

 

 一面が甘い匂いに覆われていく。視界がゆらゆらと揺れていく。

 

 オレは懸命にピンク色の煙の中を彷徨った。半径4、5メートルのはずの場所にいたはずなのに、まるで体育館くらいの広さを彷徨った。

 

 ジャマールがオレの目の前に現れた。ジャマールは赤い盾を持っていた。オレはジャマールから、赤い盾を取り上げた。

 

 そして、オレは両手でジャマールを捕まえた。掌ではありあまるほどの大きさのウサギ。

 

 しかし、まるでスライムのように、ジャマールの身体は柔らかかった。その見た目とは違い、ふさふさした手触りはなく、まるで人肌のようでもあった。

 

 オレは、ジャマールをグニグニと揉んでしまった。

 まるで、らんまのおっぱいのような柔らかさ。

 

 思わず、頬ずりをしてしまった。

 

 そのとき、オレの頰が赤く燃えた。

 

 バシンッ!バシンッ!バシッバシ、バシンッ!!

 

 ピンク色の煙が晴れていくと、床にはビキニアーマーのブラ部分が落ちていて、目の前では、鬼の形相となったらんまがいた。

 

 幻惑の煙を吸ったオレはジャマールと勘違いして、らんまの乳に頬ずりしてしまっていたのだった。

 

「こんのぉお、ドスケベ野郎!! いつまで触ってやがる! さっさと、ジャマールを捕まえやがれぇ!!」

 

【挿絵表示】

 

「うわぁああ、らんま、ごめえええん!」

 

 その様子を遠くにいたジャマールは、表情はないが、嘲笑っているかのように見えた。

 

 ビキニアーマーを着なおしたらんまはジャマールを狙って飛びかかったが、オレは、らんまを救うために魔法を使い、ジャマールを攻撃したが、すばやく反応して、オレの魔法を避けた。

 

「手強いな!でも、オレたちは負けないからな、最強の冒険者夫婦なんだ!」

 

 オレが怒鳴りつけると、ジャマールは一瞬、驚きの表情を見せた。しかし、ジャマールの目はまだ赤く輝いており、幻惑の魔法を続けていた。

 

「何があっても、ジャマールを止めるんだ!」

 

 オレたちは再びジャマールを攻撃したが、ジャマールは攻撃を避けて回り続けた。幻惑の魔法がオレたちの思考を乱し、ジャマール自身の攻撃がますます強力になっていった。

 

 どうすればいいのか、と頭を悩ませていた。しかし、らんまがオレに向かって「達也、あれを攻撃してくれ!」と言ったとき、オレはらんま女の意図を理解した。

 

 オレはジャマールの幻惑の魔法に対抗するために、魔法で空気を震わせ、らんまがジャマールを一気に攻撃する瞬間を作り出した。そして、らんまがジャマールに飛びかかる瞬間、私はジャマールの足を魔法で縛り付けた。

 

 ジャマールは逃げ出そうとしたが、らんまの攻撃によって、その場に倒れた。

 

「よし、捕まえたぞ!」

 

 らんまが言うと、ジャマールは観念したようで、霊魂石へと姿を変えていった。

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