※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

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4-6☆.水浴び

なんとか、無事に?ジャマールの捕獲に成功し、ジャマールの霊魂石を入手したオレたちだった。

 ジャマールの霊魂石はジャマールからの入手後、すぐに回復の泉で清める必要があると、街の商人から聞いていたため、洞窟内を探索しはじめるのであった。

 

 さっき、すばしっこいジャマールと追いかけっこを続けて、なおかつ、洞窟内は蒸し暑いので衣服が汗で張り付いている。らんまも額や汗から、ずいぶんとびっしょり濡れていた。

 

「こりゃ、回復の泉を見つけたら、水浴びしないといけないよな」

「あぁ、そうだな……」

 

 蒸し暑い洞窟内を進むにつれ、どんどん狭くなっていく道に苦労しながらも、やがてオレたちは回復の泉の存在を感じることができた。

 なぜなら、ジャマールという洞窟内の主を失ったダンジョンからは魔物が消え、静かになったからだ。

 魔物たちの騒ぎも聞こえなくなった洞窟内。水の音が聞こえるようになってきたため、オレたちはその方向へ進んだ。

 足を進めると、やがて、透き通った水が流れる回復の泉が現れた。水面に映る幻想的な青色の光景に、オレは息を呑んだ。

 その泉は、幻想的な青い光で照らされ、透き通るような水が流れていた。

 

 らんまも、水面に顔を近づけながら、驚きを隠せなかった。

 

「すごい、これはまた、ずいぶんと綺麗な回復の泉だ……」

「本当だ。これは、神秘的な場所だぜ」

 

 オレがその楽園的な美しさに見入っていると、らんまが一気にマントとビキニアーマーを脱ぎ捨てて、ジャマールの霊魂石を片手に泉に飛び込んでいった。

 

 ばっしゃーんと、らんまの裸体が飛び込むと、泉は大きな水飛沫をあげた。

 

 そして、泉に潜り、再び、顔を見せ、はしゃぐらんま。満面の笑みでオレを手招きしてきた。

 

「達也ぁー、最高に気持ちいいぜえー、この水風呂。オマエもはやく入れよ」

 

 らんまの手の中で輝きをますばかりの霊魂石。それを確認し、オレも服を脱ぎ、剣をその場に置き、回復の泉へと入浴していった。

 

「ちょ、らんま。待てよー、今、行くからさ!」

 

 水温はひんやりと冷たく、汗ばんだ身体を冷ましてくれた。冷たい水が身体を包み込み、汗や疲れが流れ落ちていくのを感じた。

 冷水特有の肌に突き刺すようなピリピリ感がなく、柔らかな水が身体をやさしく包んでくれる、そんな感覚だった。

 しかし、ただの水風呂ではない、ひんやりと冷たいのに泉が持つ、神秘なる力のせいか、温泉のようにウォータースモークが出ている。その湯けむりの中、オレはらんまの姿を探した。

 

【挿絵表示】

 

 ずいぶんと奥のほうへ行ったらんまの姿を見つけた。まさに、楽園で水浴びをする女神がいた。黙っていれば、本当にらんまの姿は美しい。黙っていれば……

 

「達也ぁあーー、ホント、最高だぜ、ここの泉! ひんやりしてて気持ちぃいー!」

 

 その楽園の女神は何度も素潜りを繰り返していた。らんまの裸体に輝く水が滴っている。肌の汚れは落ち、玉のように美しい肌となっていた。

 

(絶対にチンコ、擦りつけたら、気持ちいいだろうな、あの肌に……)

 

 でも、たしかにらんまの言い分も、もっともだ。この泉は最高に気持ちがいい。

 

 「ははは、だな。でも、この泉はただの水ではなく、回復の効果があるって言うから、しっかりと体力を回復させないとだよな」

 

 オレたちは、しばらく水に浸かりながら、力を取り戻すことに専念した。水の流れや水の音が静かで、何もかもが穏やかな雰囲気の中、身体と心を癒していった。

 

 やがて、身体の疲れが癒えたオレたちは、泉から上がった。水を払い、武器や服が置いてある場所へ戻ったが、武器も服もその場から消えていた。

 

 辺りを見回すがない。さすがに、数十分前に置いた場所だ。見間違うはずがなかった。

 

「おい、らんま、服も武器もなくなってるぞ」

「なんだって!? 服も武器も……どういうことだ?」

 

 らんまと一緒に周囲を探索するが、何も手がかりは見つからなかった。

 

 仕方なしに泉に戻り、策を練った。

 

 まさか、素っ裸でアッサラーム の街へ帰るわけにはいかないし。

 洞窟内の宝箱から衣服や防具を探しても、あの剣や槍はとても貴重な品だ。

 

 「やっぱり、魔物が盗んだとか?」

 「でも、こんなにすばやく物を盗むことができる魔物はいないはずだよな」

 

 そのときだった。

 

 洞窟内に入ったときのミイラ男3人組がオレたちの前に姿を現した。

 手にはオレたちの剣や槍を持っていた。

 

 オレたちの剣や槍を持っていたミイラ男3人組が目の前に現れた。ミイラ男のリーダーがオレたちを見るなり、喋りはじめた。

 

 ボスモンスターならともかく、雑魚モンスターは喋ることはないのにだ。

 

「悪かったな、旅の者。オマエたちは、ここで死んでもらう」

 

「ん、この声、どこかで聞いたことあるような……」

 

 らんまが呟いた。たしかに、この癖のある訛り声。

 オレは記憶を探った。

 

「もしかして、オマエはあのときの、武器防具屋の店主……?」

 

「ふふふ、まさか、ジャマールの捕獲に成功するとはな。おとなしく、その霊魂石を渡すだけで命を助けてやろうとも言わない。ここで死んでもらい、このダンジョンは危険なところだろいう噂が広まれば、武器防具が高く売れるからなー!」

 

 左右に立っているミイラ男たちが、一斉に動くと、剣や槍がガチッとオレたちに向けられた。

 

「なるほどな、武器防具がぼったくり価格になってたのは、こういう仕組みだったのか」

 

 顔に巻きつけた包帯を取り、ミイラ男の顔を捨てた店主が喋りはじめる。

 

「そうだ。この世界は勇者様が魔王を倒したおかげで、ずいぶんと平和になっちまってな。アッサラームの街へ来るのは、レアモンスター狩りの冒険者くらいだ。雑魚モンスターもずいぶんと弱体化してしまっている。だから、我々アッサラームの商人組合が結託して、冒険者たちを倒して装備品や霊魂石を奪い取ることで、商売を繁盛させているんだよ」

 

 たしかに、この店主は今までこうやって冒険者たちを追い詰め、丸裸で油断している冒険者らを倒しては、装備を奪い取り、さらには貴重な霊魂石まで手に入れて、金と装備を永遠に循環させていたのだろう。

 

「ほら、どうしたんだ?さっさと命乞いするがいい!『助けてください』と泣き叫ぶが良い。まぁ、助けてやるつもりはないけどな。それにそこの巨乳のおさげ娘は、裸では戦うなんてできっこないだろう。ほら、どうしたんだ?」

 

 しかし、相手が悪かったな。アッサラームの商人組合ども。オレのらんまが裸では戦えないと思ったか。羞恥心のないらんまなら、裸でも戦えるんだよ。




次話は
3月13日・19時に更新予定です
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