女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
オレたちは太古の巨人を復活させようとしているグランゼン軍を阻止するためにタウンゼン=フューゲン火山麓の洞窟に来ていた。ウェスティリアの王から直々の任務だ。
しかしながら、洞窟内の気温は高く、二人は汗まみれになりながら、グランゼン軍に見つからないように最深部へと向かって進んでいった。
「だぁ……、なんという暑さだ……。これじゃ、まるでサウナ状態じゃねえか……」
オレとらんまは、火山麓の洞窟を進んでいく中、熱気と煙に包まれ、汗が滲み出るほどの高温に苦しめられていた。
らんまも全身、汗だくで、豊満なバストの谷間に汗が滑り込んでいた。
「ずいぶんと歩いたはずだから、あと、もうちょっとなはずだけど……、さすがに深いな」
らんまも同じように、息を荒くしながら、熱を感じる床を踏みしめて進んでいった。
「でもさ、もしも、すでに巨人が復活してたら、どうするんだよ? やっぱ、戦うのか?」
「おい、らんま、縁起でもないこと言うなよ。オマエがそういう風にいうと、そのとおりになるんだからさ。ま、でも、戦うしかないよな……」
このサラバト地方の神々の一人であるグランゼンの太古の巨人。
復活されれば、そのとおりの強さを誇るであろう。
もしも、戦うとなれば、絶対に倒さなければいけない。
果たして、オレの勇者の力がグランゼンの神に叶うのだろうか。
そう考えると、オレは剣の鞘を力強く握りしめた。
らんまは、オレの気持ちを察して、「達也、大丈夫だ。オレたちなら、きっと勝てるさ、今までだって、どんな強敵も倒してきたろ?」と力強く言った。
オレはらんまの言葉に勇気づけられ、改めて前を見つめた。
「ありがとう、らんま。オマエの言うとおりだ。オレたちなら、絶対に勝てる。」
とうとう、洞窟の最深部に到着したオレたちは、目の前に広がる光景に息を飲んだ。そこには、巨大な太古の巨人が立っていた。
「これが、グランゼンの太古の巨人か……」オレはその圧倒的な存在感に圧倒されながらも、勇気を振り絞って言った。
しかし、眠っているようにも見えるが、すでにその巨体から離れている動きは封印されているというよりも。
「もしかして、復活し終えてるんじゃねえのか?」
注意深く、岩の陰から、様子を伺うと、数十名のグランゼンの兵士が、赤と黒のローブの魔法使いを囲んでいた。なにやら、魔法使いは、巨人に向かって、呪術を唱えていた。
魔法使いは、巨人に向かって呪術を唱え続け、その指を巨人に向けていた。一方、グランゼンの兵士たちは、魔法使いを護衛するように固まっていた。
「あともう少しで復活させられるはずだ。この太古の巨人が、我らグランゼン軍に力を貸してくれる!」魔法使いは、自信に満ちた声で兵士たちに告げた。
兵士たちは、その言葉に興奮し、顔に笑みを浮かべていた。「サラバトを我らグランゼンが支配する!」と、勝ち誇った表情で話していた。
しかし、その時、らんまはオレにうなずき、ロンギヌスの槍を手に取り、慎重に魔法使いたちに近づいていった。
オレも剣を構え、らんまの後ろを追いかけた。このままでは、太古の巨人が完全に復活してしまう。それを阻止するためにも、魔法使いを倒さなければならない。
「行くぞ、達也!」とらんまが声を上げ、ロンギヌスの槍を魔法使いに向けて投げた。槍は、風を切って魔法使いの方へ飛んでいった。
オレも剣を振り上げ、兵士たちに突撃を開始した。その瞬間、洞窟内は激しい戦闘の渦に包まれた。
兵士たちは驚きと恐怖に取り憑かれたが、すぐに反撃を開始した。オレたちは、数の不利をものともせず、剣と槍を振るいながら、敵を次々と倒していった。
その間も、らんまは槍を使って魔法使いに迫り続けた。槍が魔法使いの衣を引っかき、その呪術の唱える声が途切れた瞬間、轟音を立て、太古の巨人がマグマの中から動き出した。
挿絵:眠れる巨人を起こす
制作:びとびと様 ※お借りしております