※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

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5-10.空間転移、決断の瞬間

しかし、オレたちの連携も虚しく、巨人の皮膚はどんな攻撃もはじき返し、その力は圧倒的だった。

 

「達也!」

 

らんまは、オレが突き飛ばされる度に、オレを助けようと駆け寄ってくれた。しかし、巨人はそれを察知し、らんまにも攻撃を仕掛けた。

 

「らんまっ!」

 

オレは叫んだが、らんまは巨人の手に捕まってしまった。

 

「らんまを離せ!」

 

オレは剣を振るい、らんまを救おうとしたが、巨人の攻撃によってオレも倒れてしまった。

 

「達也っ!大丈夫か!? くっそ、よくもぉ……!」

 

らんまは槍を振りかざし、巨人に立ち向かっていた。しかし、巨人は簡単に槍を躱し、らんまに迫った。らんまは必死に巨人の腕を引きはがして逃げようとしたが、巨人は力強くらんまを掴んで、そのマントを引き裂いた。

 

それでもらんまは立ち向かい続けた。槍を持つ右手は、傷ついた肩を抱えていたが、巨人に立ち向かい続けた。巨人は、ボロボロとなったらんまを嘲笑うかのように、何度も襲いかかってきた。

 

らんまは、己の身体を巨人の攻撃から守りながら、自分の技を駆使して巨人に反撃を仕掛けた。らんまの身体は、巨人の熱気に包まれながら、勇敢に戦い続けていた。しかし、巨人の攻撃は激しさを増すばかり。らんまは徐々に疲れていった。

 

「あああっ!くそっ…っ!」

 

らんまは、熱を感じる巨人の拳に弾き飛ばされた。巨人の攻撃を受けたことで、床に打ち付けられ、意識を失ってしまった。

 

オレは、らんまが倒された瞬間、胸が締め付けられるような思いを抱えた。らんまを助けることができなかった自分自身に対して、深い自責の念を感じながら、悔しさを覚えた。

 

「らんま……!」

オレは、力なくらんまの名を呼びかけた。らんまは倒れたまま動かなくなっていた。

 

「くそっ……!ダメだ、このままじゃ、勝てねぇ…強すぎる……」

 

【挿絵表示】

 

ギリギリに声だけが微かに聞こえた。しかし、その声から、らんまは戦意を失っていた。

 

「らんま……、ここにいても、やられる。逃げるぞ」と決意を固め、オレは緊急避難用の呪文を唱えた。

 

「セダリクツヲショバゲニ、イタケスタヲマ、ンラルスイア!」

 

唱えた呪文によって、オレたち二人は瞬時に空間転移して、巨人の攻撃から逃れた。オレたちは、エルフェアルの森に配置しておいた魔法陣へとワープし、戦いから一時撤退したのだ。

 

「らんま、大丈夫か?」

 

オレはらんまを抱きしめ、状態を確認した。らんまは意識を取り戻していたが、体力は底をついて、動けなくなっていた。

 

「悪いな……」

 

らんまは、苦しそうに答えた。しかし、その表情は、その言葉とは裏腹に、明らかに痛みを感じていた。

 

オレは、らんまを抱きかかえて、治療用の魔法を唱えた。彼の身体の傷は、少しずつ元通りになっていく。

 

「……ありがとう、達也」

 

「気にするな。お前が無事でいてくれるだけで、十分だ」と言って、らんまの髪を撫でた。

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