女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
「ああ……そう言えば、このビキニアーマーくれた武器屋が気になること教えてくれたよ」
らんまがブラの肩ヒモを直しながら言った。引っ張るたびにらんまのデカい乳がゆさゆさ揺れる。
「何だって?」
オレはその光景に視線が釘付けになって、ほとんど上の空で聞き返した。
「なんでこいつがただなのかって……いくら何でも気前よすぎだろ?」
らんまが左右の肩ヒモを引っ張り上げて離す。『ぱん』と音がして左右の乳が上下に揺れる。
「ああ……」
『武器屋のオヤジもらんまの半裸が見たかった』とか一瞬考えたけど、あまり説得力がない。モンスターを倒したりダンジョンで宝箱を見つけてゲットしたアイテムではないのだ。ゲームの中で店がただでアイテムをくれるのは、何かクエストがある時だ。
「なんか、交換条件付きか?」
「あったりぃ~」
らんまが、にこにこ笑いながら言った。
「
「うん」
らんまが手脚をひょいひょい動かすたびに、胸とお尻がぷるんと揺れる。そっちが気になって、オレは話の内容が全然頭に入ってこない。それに、服の下で勃起しているのをらんまに気付かれたくなかった。
「これのもう片っぽがね、西の岩山にある砦の跡に残ってるはずなんだって」
「ふーん……え?」
まさか……じゃなく、間違いなくらんまはそこへ行くつもりだ。
「砦の、跡?」
聞いただけで何か不吉な予感がする。『格闘技の達人』であるらんまと一緒だから何とか無事にいられるが、オレのレベルはまだまだ初心者なのだ。まだ平地と森林しか攻略できていないのに、山の砦跡なんてどんなレベルのモンスターが出現するのかわからない。
「洞窟とかじゃないから、昼間なら特別な装備はいらねーだろ。行こうぜ!」
そんなわけで。こん棒とナイフしか武器を持っていないオレとビキニアーマー姿のらんまの二人パーティで町を出ることになった。砦がある岩山に着くのはたぶん夕方、適当な場所で夜を明かして翌朝に探索を開始。ここへ帰ってくるのは早くて3日後だ。
らんまはどこからか薄汚れたマントを都合してきた。食糧と水はぎりぎり4日分、それで今日まで細々と稼いで貯めてきたなけなしのゴールドはほぼなくなった。
「心配すんなよ。たぶん初級のダンジョンで、たいしたことないって! 稼ぐチャンスだぜ」
らんまは身軽にひょいひょいと歩いて行くけど、オレの足取りはひどく重い。
「なあ……らんま」
休憩で少しだけ水を飲みながら、オレは疑問に感じていたことを聞いてみた。節約のために、食事は朝と夜の二回だけだ。
「んー?」
らんまは腰を下ろしても油断なく周囲を見張っている。
「その……残りのパーツを見つけて、それで終わりなのか?」
「へ?」
らんまが振り返ってオレを見た。その反動で、露出面積の方が多い乳が『ぶるん』と揺れる。
「終わりって?」
「だから……」
疑問をどう説明して良いのか、オレはちょっと考えた。
「砦の跡で……タダで貰ったビキニアーマーの、残りパーツを発見して。それだけか?」
「いや、他にもあるよ。言わなかったっけ?」
「聞いてないぞ」
「そうだっけ?」
絶対に聞いていない。と思う。オレはあのとき勃起してしまって、ソレをらんまに気付かれないように必死だったからあまり自信はないけど。
「んーっと……」
らんまはちょっと考えた。嫌な予感がする。
「砦の見張り塔に、今でも守備隊の旗が残ってるんだってさ。砦で守備隊が全滅したのはもう10年以上前らしいんだけどよ、今でも旗は残ってて、それがすっげー謎なんだって」
嫌な予感が、もの凄く強くなった。
「まさか……その、謎の旗を……」
「旗を持って帰ってきたら、砦の中でゲットしたアイテムもゴールドも全部俺たちのモノってわけ」
「ちょっと待て!らんま」
そんなのは初級冒険者が挑むクエストじゃない。オレもいくつかモンスターを退治したけど、ルールなしで人間じゃないものを相手にするのは試合と全然勝手が違う。ルールなし判定なし反則なしで、敵モンスターがなにをやってくるか仕掛けてくるまでわからないのだ。
「町へ帰ろう。帰って、そのビキニアーマー返そうよ」
「えー?けっこう気に入っているのに」
らんまが大きな声を出した。しかも、気に入っているのか。
「だってもう、宿代だって残ってないぜ。食糧買うのにぜんぶ使っちゃっただろ」
そうだった。思い出してオレは頭を抱えた。この世界で貯金0で始まったオレたちの生活は常に金銭問題がつきまとっている。仕方ないので、オレはらんまについてとぼとぼと移動を続けた。
◇◇◇◇◇
陽がだいぶ傾いた頃に、オレとらんまは並んで『西の岩山』を見上げていた。
「あれ……そうかな?」
「ひゃ〜、でっけぇ山だな」
岩を積み上げただけのような人工物が山の上に見える。でもここからじゃ旗は見えない。
「ここで夜明かしして、日が出たら登山だな」
らんまが言って、オレたちは野営の場所を探し始めた。大きな岩の陰で、らんまが手頃な岩を手で叩き割って炉を組んだ。小さなたき火で干し肉を炙り、塩味の固パンをかじる。明日も明後日も、旅の間のメシはこれだけだ。
「なぁ、達也、おにぎり食べたくならない?」
少しずつ水を飲みながららんまが言う。水だって補給のあてがないからやたらには飲めない。
「オレは牛丼、紅ショウガどっさり乗せたの食べたいな……」
元の世界のいくつもあるチェーン店の牛丼が脳内に浮かぶ。
らんまと一緒ならこの世界も悪くはないが、飯だけは最悪だ。
そのまま二人並んで、岩によりかかって眠った。らんまが寝息を立てはじめると、オレは横かららんまの乳を覗き見て、息を殺してオナニーした。
――ホント、すっげぇ胸……しかもこんな格好して
「うっ……」
乾いた土に飛び散った精液を、オレはみじめな気持ちで埋めて隠す。そしてオレは明日のことを考えないようにして目を閉じた。