女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
朝日が目覚めを告げる頃、オレたちはルーイ・キャシー船長と待ち合わせた場所へ戻った。
丘から見えるエルフェアルの小港には、第三商船シルバームーンがすでに着いていた。
船長はオレたちを見つけると、にっこり笑って手を振った。
「おお、待ってたよ。良かった、無事で、さあ、早速出発しようじゃないか!」
オレたちは船長に太古の巨人のことを話し、ウェスティリアへの急ぎの帰還をお願いした。船長は驚きながらも、真剣な表情でうなずいた。
「分かりました。急ぎますよ。グランゼンの巨人を放置しておくわけにはいかないからね。」
ウェスティリアに着くと、オレたちはすぐにウェスティリア王に報告に行った。王はオレたちの報告を聞き、深刻そうな顔で頷いた。
「達也よ、らんまよ、ご苦労だった。太古の巨人が復活したとは…。これは早急に対策を練らねばならないな」
「ただ、まだ、グランゼンのコントロールできる状態ではなさそうでしたので、すぐに、こちらへ攻めてくることもないかと……」
「ふむ。しかし、対策は持っておくしかならないな」
オレは王の言葉に疑問を感じた。こうやって、国家同士の争いが起こるのだろう。
そして、王は兵士らに席を外させた後、オレたちに新たな任務を命じた。
「達也よ、らんまよ、お前たちには水の神殿へ行って、水神の盾をとってきてくれないか?これはウェスティリアの安全を守るため、そしてあの巨人を倒すための重要な任務だ。ただし、ウェスティリアの兵士には、水の神殿の様子を見に行くとだけ言ってくれ。神殿の奥に祀られている水神の盾は、この布に隠して、ここまで持ってきてほしい。どうだ?お願いできるか?」
オレたちに感謝の言葉をかけた後、王は水の神殿へ行くよう命じた。
王宮を出ると、らんまはふてくされた様子で言った。
「またお使いかよ…。まったく、オレたちにばっかり任せるんだからさ。」
たしかにらんまの言うようにお使いばかりだ。でも、ウェスティリアで戦闘もこなせて、自由に動き回れるのはオレたちしかいない。そもそも、こういう役目を担うために召集されたのだろう。
なので、オレはらんまに説得して水の神殿へ行くことにした。
「らんま、水の神殿には巨人を倒すヒントがあるかもしれない。それに、水神の盾があれば、戦いが有利に進むかも。だから、行こう。」
らんまはオレの言葉にうなずいた。
「分かったよ、達也。じゃあ、水の神殿に行くぞ。どんな困難が待ち受けていようと、オレたちなら乗り越えられるさ。」