女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
オレとらんまは、神殿へと続く石畳のダンジョンを進んでいた。周りはどんよりと暗く、足元には湿気がこびりついている。ここは水の神殿へ続く道だったが、空気は圧迫感に満ちていて、心臓が高鳴るのが伝わってくる。
「なんだか気味が悪いな、この場所」とらんまが言う。らんまは頼もしく槍を手にしていたが、やはり緊張は隠せないようだ。
「たしかに。神殿というよりはモンスターの巣窟って感じだな。まだ、神殿じゃなくて神殿へ続く道だからかもな」とオレは言って励ました。
「まぁ、そうかもな。よし、気を引き締めて進もう」
あぶない水着姿のらんまを先頭にオレたちは先を進んだ。
オレとらんまは、水の神殿に向かう途中で、最初にウォータースライムと遭遇した。透明で青みがかった水滴のような姿をしたモンスターたちが湧き出てきた。攻撃的な動きとは裏腹に、そのフォルムは、ぽよんっとしていてとても可愛らしい。
「出たな! 雑魚モンスター」
最初の敵にらんまが身構えた。
「あぁ、そうだな。雑魚モンスターだけど、油断はできないぞ」
ウォータースライムたちが、オレたちに向かって一斉に水の弾を放ってきた。しかし、スピードは遅く、簡単に避けることができた。
「これくらいなら楽勝だな!」
オレは剣を振りかざし、近くにいるウォータースライムを一掃した。その瞬間、ウォータースライムは水の精霊石や回復アイテムを落として消えた。
らんまも槍を構えて、次々とウォータースライムを倒していった。
「そうだな。槍で突いても、斬撃でも十分倒せるから問題ない」
オレたちは会話を交わしながら、次々とウォータースライムを倒していった。数が多いことが特徴のウォータースライムだが、オレたちの連携で短時間で全滅させることができた。
「さぁ、これでウォータースライムたちも片付けたし、水の神殿に向かおうぜ、らんま」
「うん、そうだな。さっさと進んで、水神の盾を手に入れよう」
それから、数分後、先へ歩き続けると、突然水の精霊、ウォーター・エレメンタルが現れた。その身体は流れる水でできており、水流を操り強力な水流でオレたちを攻撃してくる。
「気をつけろ、らんま!」
オレが叫んだ。
「任せろ!」
らんまは、槍でウォーター・エレメンタルに挑む。ウォーター・エレメンタルは自身が構成する水を操ることで、姿を消したり、身体を硬化させて防御力を高めたりすることができるはずだ。
「くそ、こいつ、姿が消えたぞ!」
「大丈夫、オレが見つけるから!」
オレは、ウォーター・エレメンタルの動きを目で追いかけ、見つけた隙をらんまに伝える。らんまはオレの指示に従い、槍でウォーター・エレメンタルを攻撃する。何度かの攻撃でウォーター・エレメンタルは倒れ、消え去っていった。
「よし、これで一匹倒せたぞ!」
「よくやった、らんま!」