女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
オレとらんまは、左右から八宝斎に迫る。らんまは素早い蹴りを繰り出し、オレは強力なパンチを放つ。しかし、八宝斎はまるで風のように身をかわし、反撃を狙ってくる。
「ふっ、この程度の攻撃では、この八宝斎にはかなわんぞ!二人とも、まだまだよのう。どれ、久しぶりに稽古をつけてやるとするか」
八宝斎が、オレとらんまの攻撃をキセルで促しながら、叩き返してくる。
こっちは、二人がかりだっていうのに、まるで歯が立たない。
せめて、魔法が使えれば、チャンスを掴めるのかもしれないが、ここだと、この旅館が燃えてしまう可能性もある。
次第に息が上がっていくオレたち。
「達也、何か考えがあるか?」
らんまの問いかけに、オレは瞬間的に考える。
「らんま、八宝斎の攻撃をかわすタイミングで、同時に蹴りを繰り出そう。その隙に、オレがパンチを決める!」
「いいぜ、やってみよう!」
オレとらんまは、再び八宝斎に挑む。八宝斎のキセルの攻撃が迫るが、オレたちは息を合わせてかわし、同時に蹴りを繰り出す。そして、その隙にオレの正拳突きが八宝斎に直撃する。
「ぐぬぅ…!」
八宝斎は、驚きの表情を浮かべながら、後退する。しかし、まだまだ闘志は消えていない。
「なかなかやりおる。だが、まだまだ甘いわ!」
再びキセルを振るい、オレとらんまに襲いかかる八宝斎。しかし、オレたちも闘志を燃やし、一歩も引かずに立ち向かっていく。
「これでも、喰らえ! 元祖無差別格闘流奥義・八宝大華輪じゃぁー!」
八宝斎お手製の花火爆弾をらんまに向かって、投げた。炎の魔法も上乗せしているのか、らんまの姿が炎風に包まれた。
「だぁああー、あちゃ、あちゃ、あちゃあああーー、水、水、水ぅう!」
オレは急いで、水の魔法を詠唱し、らんまを炎から救出した。
オレは、らんまが炎に包まれたのを見て、すぐに水の魔法を詠唱し始めた。焦る気持ちを抑え、集中して魔法の言葉を口にした。
「アクア・リブリウム!」
オレの言葉と共に、強力な水の流れが指先から飛び出し、らんまの周りの炎を一気に消し去った。炎が消えると、らんまは火傷を負った様子もなく、ただ驚いた顔をして立っていた。
「達也、助かったぜ…ありがとう」
らんまが感謝の言葉を言うと、オレは安堵の表情を見せた。
「大丈夫か、らんま?」
「ああ、大丈夫だ。お前のおかげで、火傷もないぜ」
「あたり前だ、らんまの素肌に傷つけられっかよ」
オレとらんまは、再び八宝斎に向き合った。炎を使った攻撃で、八宝斎も少し驚いた様子だったが、まだまだ闘志は消えていない。