女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
オレはカジノでの大負けを悔やんでいた。らんまと一緒に借金を重ねてしまい、どうにも払えず困り果てていた。そんな時、カジノの支配人がオレたちのもとにやってきて、意外な提案をしてくれた。
「お二人さん、お支払いが難しいと聞きましたが、こちらのカジノで働いてもらえばいかがでしょうか?」
らんまは可愛らしくてスタイルも抜群だったから、支配人は彼女にバニーガールとして働いてもらいたいと言ってきた。らんまは当然、断りたかったが、どうやらその選択肢はなさそうだった。オレは、安い賃金ながらも、ボーイ役として働きはじめることになったのだ。
それから数日間、オレとらんまは泊まり込みでカジノで働くことになった。
「ったく、なんでオレが好き好んでバニーガールの格好して、酒やジュースを運ばなきゃいけないんだよ」とらんまがぼやく声が聞こえた。
しかし、らんまのスタイルの良さは否定できず、客の入りも増え、支配人も大喜びだった。
一方のオレも、ボーイとして順調に働いていた。
夜も更け、カジノは賑わいを見せていた。らんまはバニーガールの姿で客たちに囲まれ、笑顔で接客していたが、時折、疲れた表情を見せていた。
「ふあーあ、あー、疲れた、疲れ」と休憩中に、らんまがオレの元へやってきた。着くなり、ぼやきが止まらない。
「あと何日、働けばいいんだよ。そもそも、太古の巨人も復活しちまってるし、ここだって、そのうちグランゼンが攻めてくるんじゃないのか? そんなときなのにさ、呑気なことだよな、ここの連中は」
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「まぁ、そういうなって。あと少しの辛抱さ」とオレは励ましてみた。
そのとき、らんまには指名が入った。
「らんまさーーん、17番テーブルにご指名です。すぐ行ってください」とスタッフが声をかける。
「はぁ〜い♡」と、らんまが、ぶりっこな声をあげると、オレは嫉妬心から、つい冷やかしてしまった。
「なにが、はぃ〜い♡だよ……、って、痛ぇえーっ!」
その瞬間、らんまがハイヒールでオレの足を踏んづけていたのだった。
「こら、らんま!」オレは苦笑いしながら怒りをこらえた。
17番テーブルへと向かおうと、らんまがオレから離れようとしたとき、モンスター格闘場のほうから悲鳴が聞こえた。
「きゃぁーー、モンスターが暴れはじめてるわ!どうなってるのよ、ここのカジノ」
「ああっ!モンスターが大暴れしてるじゃないか!どうなってるんだよ」
「助けてー!モンスターが暴れ出しちゃったよ!このカジノ、なんでこんなことになるの?」
客たちの間にパニックが広がり始めた。顔色が青ざめる者、椅子にしがみつく者、必死に逃げようとする者。カジノ内は一気に騒然となった。
恐怖に駆られた客たちが叫び声をあげるなか、警備員らは対処しようと、急いで向かっていった。
客たちの叫び声が響く中、カジノのスタッフたちも慌てふためいていた。何とか事態を収拾しようと奔走していたが、上手くいかない様子が続く。
「まさかこんなことになるなんて…モンスターがカジノを壊しちゃうわ!どうしてこんなことになったの?」
女性客が泣き叫びながら、友人にすがりついていた。彼女たちの目には恐怖が見て取れた。
カジノ内の混乱がピークに達していた。先ほどまでの和やかな雰囲気とは真逆に必死に安全な場所を求めていた。
オレとらんまは顔を見合わせた。
「どうやら、ご指名はあっちのほうみたいだぜ?」
「あぁ、そうだな。出番ってわけか♪」