女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
オレとらんまは、カジノの中から突如として聞こえてきた大きな騒ぎに驚き、モンスター格闘場へと駆けつけた。そこには、大きな鉤爪が特徴的な一つ目のモンスター「クロウタロン」が暴れていた。対戦相手のモンスターは完膚なきまでに切り裂かれ、格闘場の警備員たちも手に負えず、その攻撃を振り払われていた。
クロウタロンは他の出場モンスターとは違い、圧倒的な魔力を放出しており、その恐ろしい姿にカジノの客たちは逃げ惑っていた。
「おかしいな、ここの格闘場は魔力を封じる結界を張っているから、あんなに凶暴かするわけがないのだけど……」
「じゃ、なんで、あいつ、暴れるんだよ」
正義感の強いらんまは、すぐにでも、この騒ぎを止めたいようだった。
「んなの、わからねぇよ、でも、オレたちが出ていくしかないよな……」
もちろん、このカジノは武器も入り口のクロークに預けなければならない。オレはボーイの格好のまま、らんまはバニーガールの格好のままで、格闘場へと飛び降りた。
「おいおい、待って待って! 二人とも、こんな格好で出てくるのは危ないぞ!」
警備員がオレたちに言った。彼の顔には心配と驚きが入り混じっていた。
「だって、お前らも手に負えないだろ?」
らんまは言い放ち、警備員に向かって突っ立っていた。その目は真剣そのものだった。
警備員は困ったような顔をして、「そうだが……だが、君たちは無防備すぎる。特に君、バニーガールの格好では戦いにならん!」とらんまに言った。
らんまは「オレには関係ねぇ。オレはこんな格好でも戦える」と言い放ち、クロウタロンに挑む構えを見せた。警備員は困り果てていたが、オレとらんまの覚悟に感じ入っていたのか、しぶしぶ後退して、オレたちに場を譲った。
「ホントにどうなっても知らないぞ……」
オレはらんまに目配せし、「準備はいいか?」と尋ねた。
「ああ、行くぞ達也!」
らんまは力強く言った。そして、クロウタロンに立ち向かっていくのだった。
戦いが始まると、カジノの客たちも驚きながらも、オレたちの戦いに目を釘付けになっていた。
武器を持たずにクロウタロンと戦うのは難しいことは明らかであり、らんまは手刀や蹴りを駆使して応戦するも、クロウタロンのするどい爪が厄介だった。状況は次第に不利になり、場は緊張感に包まれる。
しかも、この場所では、魔法も使えないし、剣もない。オレがバーサーカー化すれば、また、大事になってしまう。なんせ、このカジノはレスランド以外の国からの旅行客も多いはずだ。
らんまがクロウタロンに対して苦戦していた。クロウタロンは猛烈な勢いで爪を振り回し、らんまのバニーガールの衣装をどんどん剥ぎ取っていった。その爪の動きは瞬時に変わり、らんまもかわすのが精一杯だった。
「くそっ、あの爪が厄介だぜ、まるでムースみたいだ……」
オレはらんまが苦しんでいる姿を見て、焦りを覚えた。魔力を使えず、武器もない状況で、クロウタロンを倒す方法はないだろうかと考えていた。
らんまのバニーガール衣装は、クロウタロンの鋭い爪によって剥ぎ取られ、彼女の素肌が晒されていくのだった。カジノの客たちも、驚きと興奮でざわついていた。
「おい、らんま! このままじゃヤバイぞ!」
オレはらんまに言った。しかし、らんまは決して諦めることなく、クロウタロンに立ち向かっていた。
「んわ! てめえ、これ弁償しろよなー? オレたち、カジノで大負けして金欠なんだからさ!」
カジノの客たちの中には、らんまの露出が増すことに興奮し、さらに大声で応援する者もいた。
「おお! バニーガール、頑張れ! もっと見せてくれ!」
「すごいな、こんな状況で戦い続けるなんて!」
一方で、女性客の中にはらんまの状況に憤りを感じる者もいた。
「なんだこの客たち! バニーガールさんが大変なのに、いい加減にしろ!」
「本当にひどいわね。こんな目に遭わせておいて、見世物扱いだなんて…」
そして、なぜかクロウタロンを応援する男性客も現れた。
「クロウタロン、やれ! その勢いでぶっ倒せ!」
オレとらんまは、戦い続けることで場の空気を変えていくことができるかもしれないと思った。そして、クロウタロンを倒す方法を見つけようと必死で考え続けていた。
らんまは、その勢いでクロウタロンに立ち向かい続けたが、衣装の破れ具合が悪化し、ますます客たちの注目を集めていた。それでも彼女は諦めず、自分の強さを信じて戦い続けた。
「達也、なんか、良い方法はないのか?あいつをぶっ倒す方法」
衣装が切り裂かれていく中で、勝利への執念をけっした絶やさないらんまだった。
オレはいちかばちか、提案してみた。
「よし、この場の魔力を封じている結界を壊す。つまり、アンチ・マジックバリアを詠唱する。詠唱には時間かかるから、らんま、それまで頼む!」
らんまはオレの提案に同意し、「分かった、達也! 頼むぞ!」と力強く言った。