女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
触手の描写やイラストが苦手な方はご注意ください。
もしくは、35話からお読みください。飛ばし読みでも問題ありません。
〜これまでのあらすじ〜
かつて現代日本に住んでいた達也は、憧れの早乙女らんまと、ある日、異世界ファンタジーの世界へと転移する。らんまは、呪溺泉という呪いの泉に落ちた結果、水で女性に、お湯で元の男性に戻るという呪いを受けた。転移してきたときに女の姿だったため、この世界で男に戻ることはないが、元来の男らしい性格は抜け切れていない。
普通の男子学生だった達也は剣と魔法の異世界での冒険の過程で勇者やバーサーカーの力を手にする。そして、魔王討伐後にらんまと結婚した。
結婚し、夫婦となった二人はウェゥティリアの王から招集を受け、サラトバの地へと降り立った。サラトバは中世ヨーロッパを思わせる文化と技術水準を持ち、人類、獣人、エルフ、小人など多種多様な種族と、ゴブリンやドラゴンといった魔物たちが共存しており、清浄なる水の国「ウェスティリア」、以外にも、森と共に生きる国「エルフェアル」、火と鉄の国「グランゼン」、そして世界の食糧庫である「レスランド」といった国がある。
達也とらんまは、ウェスティリア王の命により、敵対するグランゼンに潜入するも、グランゼンが復活させた神・太古の巨人に敗れてしまう。
しかし、達也とらんまは諦めず、レスランドの神・ロプトの知恵を借りて、再び、太古の巨人に挑む旅に出るのであった。
■登場人物
達也
この物語の主人公。サラトバの戦乱を収めた勇者だが、現在はその過去を隠し、らんまとウェスティリアの街で穏な暮らしを送っている。時折スケベな一面を見せるが、らんまへの一途な愛情が真の力を引き出し、困難な状況でもらんまを守ってきた。
勇者としての特殊な魔法を使いこなし、剣技にも優れて、さらに、バーサーカー状態になると、驚異的な腕力を発揮し、敵に立ち向かう勇猛さを見せる。達也の持つ多彩な能力や作戦面は、物語の中で様々な冒険や困難に対処する力となってきた。
らんま
この物語のヒロイン。
この異世界へ来る前は、お湯をかぶると男に、水をかぶると女になる体質だったが、異世界へ来たときは、女の姿だったので、お湯をかぶっても男に戻らなっている。達也と一緒に冒険をするうちに、達也のことが大好きになり、今は女として暮らしてる。
美しく魅力的で、ナルシストな一面も持ち合わせている。しかし、表面上では達也のスケベさを馬鹿にする事もあるが、らんまも心の中では時折秘かな欲望が芽生えることがある。街の人気者でもあり、気さくな性格が特徴で、元男な口調や仕草はまだ抜け切れていない。達也とは深い信頼関係を築いており、支え合い、助け合っている。
槍や鞭といった武器を巧みに操り、蹴りなどの近接攻撃にも長けている。無差別格闘早乙女流の拳法に加え、達也から受けた魔法を拳に宿した技も見事に使いこなす。
オレとらんまは、古代の神殿を後にして、狭い洞窟を抜けて帰ろうとしていた。帰り道はモンスターの出現もなく、順調だった。
迷宮のような洞窟で来た道を帰るだけだったが、どうも景色が違う。
気のせいかもしれないが、洞窟内の構造が行きと帰りで違っているようにも思えた。
「らんま、なんか、行きと帰りで雰囲気、違くないか?」
「んー? たしかにそうかもしれねーな。でも、気のせいだろ?」
「だと、言いんだけどな……」
次第に、なんか、洞窟内の空気が重くなってきた。
なんとなく空気が重く感じられるのは、オレだけではないはずだ。らんまも背中をぞわっと震わせて言った。
「なんだ、この気配… なんか悪寒がするぜ」
オレも同じような感覚があって、首筋に寒気が走った。
「おかしいよな、ここに何かいるのか?」
「いや、行きのときは、ここには、どのモンスターもいなかったはずだけど……?!うわっ!」
それと同時に、洞窟の壁から触手のようなものが現れた。その瞬間、オレたちの疑問が現実に変わった。触手モンスターだ。
「うわ、なんだ、これぇえ〜?! ヌメヌメしてて気持ち悪ぃ ここにまでモンスターがいるなんて!」
狭い洞窟の中で、触手が襲いかかってきた。らんまは素早く鞭を振るって攻撃したが、触手モンスターにはまったくダメージが入らなかった。
「やれやれ、これは厄介だぜ。鞭じゃ効かないみたいだ」
「じゃあ、オレも試してみるよ」
オレは目の前に立ちはだかる触手モンスターに向かって手を掲げ、呪文を詠唱した。
「雷よ、我が呼び声に応えよ! ライトニングボルト!」
強烈な雷のエネルギーを触手モンスターに向かって放ったが、しかし、触手モンスターは自分の触手から液体を放出してきた。
雷の魔法は、触手が放出した液体によって反射され、周囲の空間に煌めく光が散った。オレとらんまは、反射された魔法が自分自身に跳ね返ってくるのを避けるため、素早く防御した。
「危ねっ!達也、アホ!気をつけろ! 何か他に方法を考えないと…」
「うっ…すまん、らんま。でも、他にどんな方法があるんだ?」
次第に、触手が二人の身体の自由を奪い始めた。オレとらんまは抵抗したが、触手はますます絡みついてきた。
「くそっ、このままじゃ…!」
手足の自由を奪われ、触手が身体にまとわりつくなか、らんまのバニーガールの衣装や、オレの防具は溶けていった。それでもなお、オレたちは何とか逃れようと躍起になっていた。
「達也、どうすればいいんだ!? こんなところで終われるか!」
「分かるかよ! でも、何とかしないとマズいぜ!」