※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

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〜これまでのあらすじ〜
二人は異世界で冒険し、結婚後にウェスティリア王から任務を受け、サラトバへやってきた。サラトバの様々な国々を巡り、敵対国グランゼンの巨人に神々の力を借りて勝利を収め、サラトバの平和を取り戻した。現在はウェスティリアでパフェ専門の喫茶店を営んでいた。しかし、男の時の乱馬の姿をした魔皇軍の手先に襲われる。達也たちは魔皇軍の手先を倒したが、らんまの男としての自我を封印しなければ再度蘇ることを危惧し、試練の塔へ行き、らんまの自我を封印することに成功したのだった。

■登場人物
達也
この物語の主人公。サラトバの戦乱を収めた勇者。時折スケベな一面を見せるが、らんまへの一途な愛情が真の力を引き出し、困難な状況でもらんまを守ってきた。
勇者としての特殊な魔法を使いこなし、剣技にも優れて、さらに、バーサーカー状態になると、驚異的な腕力を発揮し、敵に立ち向かう勇猛さを見せる。達也の持つ多彩な能力や作戦面は、物語の中で様々な冒険や困難に対処する力となってきた。

らんま
この物語のヒロインであり、達也の嫁。
この異世界へ来る前は、お湯をかぶると男に、水をかぶると女になる体質だったが、試練の塔で男としての自我を封印する事に成功した。しかし、性格や口調はあまり変わっていない。
バストも大きくスタイル抜群で、ナルシストな一面も持ち合わせている。表面上では達也のスケベさを馬鹿にする事もあるが、らんまも心の中では時折秘かな欲望が芽生えることも多い。街の人気者でもあり、気さくな性格の持ち主。達也とは深い信頼関係を築いており、支え合い、助け合っている。
槍や鞭といった武器を巧みに操り、蹴りなどの近接攻撃にも長けている。無差別格闘早乙女流の拳法に加え、達也から受けた魔法を拳に宿した技も見事に使いこなす。


第八部・短編『クレオの願望?!』
8-1☆.魔法の下着が盗まれた


 

【挿絵表示】

 

オレは試練の塔で、らんまの男としての自我を封印し、レスランドの神ロプトに報告したんだけど、まだ魔皇軍の動きは見えないらしい。

 

そして、魔法のTバックに続いて、ロプトから、魔法のブラジャーももらった。

これも、Tバックと同様に着用すると、らんまのすばやさを大幅にあげるものだそうだ。

 

ウェスティリアの自宅に帰る途中、久しぶりに近所の少年クレオに出会った。彼はいつも元気で、イタズラ好きな笑顔が印象的だ。

 

【挿絵表示】

 

「おっ、達也兄ちゃん、らんま姉ちゃん、お帰りなさい!久しぶりだね!どこに行ってたの?」

 

「ああ、ちょっと遠くの街に用事があってね。でも、もう戻ってきたから、安心してくれ。」

 

らんまもクレオに声をかけた。

 

「クレオ、元気そうで何よりだな。お前も、ちゃんと学校とか行ってるのか?」

 

「もちろんだよ!宿題もちゃんとやってるし、達也兄ちゃんたちがいない間も、ちゃんと自分でやってるんだからね!」

 

オレたちはクレオの成長を喜んで、彼にエールを送った。

 

「よく頑張ってるじゃないか。これからもその調子で頑張ってくれよ。」

 

「うん、ありがとう!達也兄ちゃんもらんま姉ちゃんも、これからもよろしくね!」

 

そんな会話を交わしながら、オレとらんまはウェスティリアの自宅へと戻っていった。クレオとの再会に、心が温かくなり、久しぶりに自宅で過ごす時間が、ますます楽しみになった。

 

家に戻ってから、オレとらんまはリビングでくつろいでいた。だけど、心のどこかで魔皇軍に対する警戒心は消えなかった。

 

「らんま、魔皇軍に対して、どうしたらいいと思う?ウェスティリアに待機して様子を見るか、それとも各地をパトロールして情報を集めるか…」

 

らんまはしばらく考え込んでから、男口調で答えた。

 

「うーん、オレも悩んでるんだよな。ウェスティリアにいると、もし何かあったときにすぐに対応できるけど、他の地域で魔皇軍の動きがあったら分からないし…」

 

オレはうなずいて、自分の意見を述べた。

 

「確かにそうだよね。でも、ウェスティリアだけじゃなくて、他の地域にも危険が及ばないように、何か対策を考えないといけない気がする。」

 

らんまも同意してくれた。

 

「オレもそう思う。だけど、仲間はいないし、この話をすると各地が軍備を強化し始めて、また、四カ国同士に争いが起きるかもしれないから、秘密にしないといけないんだよな。」

 

オレは考え込んで、提案を出した。

 

「じゃあ、こうしよう。オレたち二人で、交代でウェスティリアと他の地域をパトロールしよう。そして、定期的に情報交換をして、魔皇軍の動きが分かったら、すぐに動けるようにしよう。」

 

らんまはオレの提案に賛成できないようだった。

 

「うーん、達也と離れるのは、ちと寂しいっていうか、なにか別の方法はないか?」

 

オレたちはウェスティリアで待機しながら、二人が離れることなく魔皇軍の動きに目を光らせる方法を考えた。そして、情報屋を雇うことにした。

 

「じゃあ、情報屋を雇って、魔物たちに何か動きがないかをチェックしてもらおう。もし、活発化したらすぐに教えてもらえるようにしておこう。」

 

らんまもオレの意見に賛成してくれた。

 

「いいね、それならオレたちも安心してウェスティリアにいられる。情報屋に頼むときは、信頼できる人を選ばないといけないけどな。」

 

オレは頷いて、らんまに同意した。

 

「そうだね。信頼できる情報屋を見つけるのが大切だ。それに、その情報屋にも秘密にしてもらわないといけないから、選ぶのには慎重にならないとね。」

 

オレたちは信頼できる情報屋を明日から探し出すことにして、眠りについた。

 

◆◇◆◇

 

翌朝、起きたオレは、路地裏のベランダに昨夜から干しておいた洗濯物を取り込んでいた。朝日が差し込み、静かな街並みが緑豊かな景色を描いていた。

 

「えっ……?」

 

しかし、そこに干したはずのらんまの下着がないことに気づいた。らんまの魔法のTバックとブラジャーは副作用があるものの、らんまが着用することで、すばやさを大幅にあげる装備品だ。とても貴重なものなのだ。

 

──たしかに、ここに干しておいたはずなのに……。これはまずい。盗まれたか?

 

 

慌ててオレはベランダから家の中に入り、タンスの中や装備品らをしまっている布袋の中を探した。しかし、タンスの中にも、持ち歩いてた布の袋の中にもなかった。

 

オレは騒ぎながら寝室へ行き、まだ寝ているらんまを叩き起こして事態を説明した。

 

 

 

「おい、らんま!大変だ、魔法のTバックとブラジャーがなくなってるんだけど!」

 

 

 

「えっ、なに? まだ寝てるんだから静かにしてくれよ…」とらんまは眠そうな顔で言った。

 

 

 

寝ぼけながらベッドの上で起きるらんま。

 

そこでオレは思いついたように両手をぽんっと重ねた

 

「なんだよ、らんま。そんなにあの下着、気に入ってたのかよ。こっそり着用しちゃっているのか?ここか?ここか?」

 

オレはパジャマ姿のらんまの胸元にすりすりと頬ずりをして確かめた。

 

「ここか?ここか?」

 

──すりすり、すりすり。

 

「おいらんま、ここに魔法のブラジャーがあるんだろ?ちょっと確かめさせてくれ。」

 

──すりすり、すりすり。

 

「らんま、そんなにその下着がお気に入りなの?こっそり着けてるのか?ここにあるのか?」

 

──すりすり、すりすり。

 

「ったく、らんま、水くさいぞ、一言言ってくれればいいのに」

 

──すりすり、すりすり。

 

「大丈夫、らんまの女装趣味は二人だけの秘密にしておくからさ♪」

 

──すりすり、すりすり。

 

何度、すりすりしても、そこに魔法のブラジャーはなかった。

なぜなら、頬をすりすりと擦った感触は下着の具合ではなく、らんまの胸の柔らかさがオレの頰に伝わってくるからだ。

 

つまり、らんまはノーブラだっていうこと。

 

「ノーブラだったか。すまない、らんま。ちょっと俺、勘違いしてたみたいだ。」

 

その瞬間、オレはらんまの柔らかい感触に気づいた。その温かさと、肌の質感がオレの頬に伝わってくる。つまり、それは残念ながら、そこに魔法のブラジャーはないということだ。らんまはノーブラだった。

 

しかし、ぴしっと怒りがこみ上げたらんまは、オレにアッパーパンチをかまし、ドガシャーンと吹っ飛ばした。

 

「達也、何やってんだ!こんな朝早くに!」

 

「だって、魔法の下着がないんだよ! だから、らんまが着用しているかと思って」

 

「アホ。わざわざ、着用してるわけないだろ。ほれ」

 

【挿絵表示】

 

 

それから、二人でくまなく家の中を探したが、魔法のTバックは見つからなかった。家具を動かしたり、押し入れを漁ったり、まさに石の下も返す勢いで捜索を続けた。まさか、下着泥棒に盗まれたかと考えはじめる二人。オレは路地裏という場所に干しておいたのが悪かったと謝った。

 

「ごめん、らんま。こういう場所に干しておくんじゃなかったよ。」

 

しかし、らんまは「はやく見つけださないと」と言う。

 

「達也、くよくよしてる暇はない。早く見つけださないと、大変なことになるぞ。」

 

【挿絵表示】

 

「そうだよね。じゃあ、どうしようか? まずは近所を調べるか?」

 

「うん、それがいい。近所の人たちに聞いてみたり、不審な動きがなかったか探ってみよう。」

 

こうして、達也とらんまの下着泥棒探しが始まった。二人は近所を歩き回り、ご近所さんたちに声をかけた。

 

「おばあちゃん、昨日の夜、なにか怪しい人を見かけた?」

 

「いいえ、達也ちゃん。私は何も見てないわよ。でも、こんなことが起こるなんてね…」

 

次に、昨日会ったクレオにも話を聞いてみることにした。

 

「クレオ、昨日の夜、この辺りで変な人とか見かけなかった?」

 

「うーん、僕は見てないけど、僕の友達が変な影を見たって言ってたよ。」

 

「変な影か……うーん。ありがとうな。なにかわかったら、また教えてくれ」

 

そんな話を聞いて、オレたちはさらに調査を進めた。路地裏や公園、ウェスティリアの街を回り、昨日の夜の様子を探っていった。街の景色は、緑が多く、活気に満ちていた。子供たちの声や鳥のさえずりが、風に乗って聞こえてくる。

 

「まったく見つからないな……、いったい、どうやって探せばいいんだ」

 

こんなとき、刑事ドラマでも思い出してみた。

 

犯人は現場にまた現れる。

 

「よし、らんま、囮だ! 今夜も下着を干してみようぜ。それを徹夜で見張るんだ」

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