女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
翌朝、オレたちはウェスティリア王が手配した船でエルフェアルへと向かっていた。
らんまがエルフェアルの姫となり、魔皇軍に誘拐され、そして、そこで本拠地の情報を入手する。なおかつ、可能ならば、魔皇軍にさらわれた娘たちを救出するという任務のためにエルフェアルへと向かっていたのだった。
しかし、オレは、この作戦に大きなメリットを感じていた。それは……。
「おい、達也。これから、危険な任務だっていうのにずいぶんと楽しそうじゃねえか?」
船の甲板にいたオレにらんまが話しかけてきた。
オレはつい、ドキマギしてしまう。
「えっ?あ?いや、なんでもないよ。いやー、今回の任務はホント、危険だな。気を引き締めないとな。魔皇軍強いし……!気合い、気合い!」
「ふーん、その顔は、なんか隠し事しているって感じだな。怒らないから、なに考えているか教えてくれ」
「ホントに……?」
「あぁ、怒らないよ、絶対に。ほら、はやく教えろよ」
「いや、今回、そのオレは親指程度の小ささになって、らんまに隠れるって話じゃん?」
「あぁ、そうだな。そのために、エルフェアルに向かっているんだしな」
エルフェアルには妖精の粉というアイテムがあるそうだ。それを振りかけると、半日程度、体が親指程度のサイズになるらしい。それを使って、オレがらんまに隠れて、魔皇軍へと潜入することになっていたのだ。
そう、オレが親指程度のサイズになり、らんまに隠れるといえば……。
「そりゃ、さらわれるとき、らんまのおっぱいの間に隠れられるって思ったら、つい、ニヤニヤが止まらなくてさ」
「はぁああーー?! オマエ、バカか! んなこと、させるわけないだろーが、アホ!」
瞬間湯沸かし器よりも、さらに速い沸騰スピードで、らんまが頭から湯気を出しながら、起こり始めた。
「さ、さ、さっき、怒らないから、なに考えているか話せって言ったのはらんまじゃないかよ。べつにいいだろー、どこに隠れたった」
「んなの、ポケットとか布の袋とか、そんなところでいいだろ。このドスケベ!変態!おっぱい好き野郎!」
オレは少し反省して、口元を押さえながら苦笑いを浮かべた。らんまの怒りが収まるのを待って、改めて話を続けた。
「ごめん、ごめん。ちょっと冗談が過ぎたかな。でも、そんなことより大事なのは、作戦が成功することだよね。オレたちがしっかりと魔皇軍の情報を手に入れて、さらわれた娘たちを救出できるよう、全力で頑張ろう!」
らんまはまだ怒り顔だったが、少し考えはじめた様子だった。
「まあ、そうだな。成功することが一番大事だ。冗談は置いておいて、しっかりやろうぜ」
オレたちは握手を交わし、改めて決意を固めた。
(へへへ……。絶対に小さな身体になって、らんまのおっぱいの感触を味わってやる。それにおっぱいだけじゃなくて、あっちのほうにも……。)
そうして、オレは、また、胸をドキドキと高鳴らせるのだった。