※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

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〜これまでのあらすじ〜
どこにでもいる普通の男子高生だった達也は、憧れの早乙女らんまと、ある日、異世界ファンタジーの世界へと転移する。らんまは、呪溺泉という呪いの泉に落ちた結果、水で女性に、お湯で元の男性に戻るという呪いを受けた。転移してきたときに女の姿だったため、この世界で男に戻ることはないが、元来の男らしい性格は抜け切れていない。

二人は異世界で冒険し、結婚後にウェスティリア王から任務を受け、サラトバへとやってくる。サラトバの様々な国々を巡り、幾度の戦いを超え、ついに魔皇軍を打ち倒し、平和を取り戻した。

■登場人物
達也
この物語の主人公。サラトバの戦乱を収めた勇者だが、現在はその過去を隠し、らんまとウェスティリアの街で穏な暮らしを送っている。時折スケベな一面を見せるが、らんまへの一途な愛情が真の力を引き出し、困難な状況でもらんまを守ってきた。巨根で絶倫。
勇者としての特殊な魔法を使いこなし、剣技にも優れて、敵に立ち向かう勇猛さを見せる。達也の持つ多彩な能力や作戦面は、物語の中で様々な冒険や困難に対処する鍵を握っている。

らんま
この物語のヒロイン。達也の嫁。
この異世界へ来る前は、お湯をかぶると男に、水をかぶると女になる体質だったが、異世界へ来たときは、女の姿だったので、お湯をかぶっても男に戻らなっている。一緒に冒険をするうちに、達也のことが大好きになり、今は女として暮らしてる。
美しく魅力的で、ナルシストな一面も持ち合わせている。しかし、表面上では達也のスケベさを馬鹿にする事もあるが、らんまも心の中では時折秘かな欲望が芽生えることがある。街の人気者でもあり、気さくな性格が特徴で、元男な口調や仕草はまだ抜け切れていない。達也とは深い信頼関係を築いており、支え合い、助け合っている。
槍や鞭といった武器を巧みに操り、蹴りなどの近接攻撃にも長けている。


第十部・短編『炎の洞窟』
10-1.汗だく!炎の洞窟


「だぁ、この暑さは何だよ。もう全身から汗が噴き出すっていうのにさ。」

 

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らんまが不満げな声を漏らす。オレたちが足を踏み入れたのは、グランゼン王の命令を受けて調査を開始した溶岩洞窟、"炎の洞窟"だ。名前の通り、洞窟内部はほとんどが溶岩で覆われており、遠くからでも赤く熱を帯びた光が見えていた。溶岩の間から立ち上る熱気はまるで火炎が舞う炉の中にいるかのようだ。

 

「仕方ないだろ、らんま。我慢するかしない」と、オレはらんまのこめかみに冷たい布を当てる。らんまの顔には汗が浮き、頰が紅潮していた。オレたちがここへ来る前に用意していた冷却魔法で冷やした布だ。冷たさが少しでもらんまの体をクールダウンさせてくれればと願って用意したものだが、完全生ぬるい布だ。

 

「ったく……こういう面倒なことをオレたちに任せるなよな?」

 

たしかに、らんまの言うとおりだ。サラトバの地を魔皇軍から救った勇者であるオレたちへのクエストとしては、あまりにも待遇が悪い。むしろ、他の冒険者らが断ったものがオレたちに依頼されたかのようでもある。

 

不満を汗と一緒にタラタラと流すらんまを励ましながら、オレは洞窟の深部へと進んでいった。足元は熱く、頭上からは炎の粒が降り注いでいた。

太陽のような強烈な熱が全身を包み込む。空気は乾燥していて、息を吸うことさえ困難だ。溶岩の流れる音が耳をつんざくように響き渡る。しかし、我々は立ち止まることなく、一歩、また一歩と前に進んだ。

 

洞窟の壁からは高熱が放出されており、触れることさえもできない。足元の地面は固く、暖かい熱を感じる。汗が滝のように流れ落ち、それがすぐに蒸発してしまう。全身が熱で灼けるような痛みを感じ、どれだけ汗をかいてもその熱さは和らがない。

 

全身から衣服がぴったりと吸いついている。息をするたびに乾いた空気が肺に入り、その乾燥した感覚が体の奥深くまで伝わる。口の中はカラカラで、舌が口の天井に張り付いている。

 

「サラトバは今年、例年以上の真夏の暑さに見舞われている。人々は日々、その暑さに苦しんでおり、多くの人々がその熱さに倒れている。我々はその原因を調査せねばならない。そして、その答えがこの洞窟の中にあると考えられる。」

 

出発前の王の言葉がオレたちの胸に響いていた。だからこそ、どんなに暑くても、どんなに疲れても、オレたちは進むのだ。

 

だからこそ、らんまは「くそっ、こんなに暑いのに、何で進むんだろうな…」とつぶやきつつも、足を止めずに歩いていた。

 

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その答えは明確だ。それは我々が冒険者であるからだ。炎に照らされ、汗にまみれながらも、オレたちは最後まで進む。、一度、引き受けた依頼は全うするまで帰れないことを知っているからだ。

 

深紅の炎が照らし出す洞窟の中、らんまの体からは汗が休むことなく流れていた。その滴る汗の流れは、らんまの首筋から始まり、しっとりとした肌を伝って、豊満なバストの間に消えていった。それはまるで小川が体を這っているかのように見え、その様子は炎の揺らぎに照らし出され、何とも魅惑的な光景を描いていた。

 

首筋から始まるその汗の道筋は、マント下のしなやかな肩甲骨を流れ、滑らかな背中を下りていった。そこからは再び前へと向かい、胸元の谷間を通っていく。オレを誘惑してやまない景色だ。

 

この炎の洞窟の道のりは過酷だ。それでもらんまは前に進む。汗が流れ落ちるたびに、その決意と強さが感じられた。

 

「おいでなすったぜ?」

 

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「だな……。油断するなよ?達也」

 

「あぁ、もちろんだ!」

 

洞窟の奥へと進むにつれて、熱がさらに厳しくなってきた。そしてついに、そこから現れたのが、深紅の炎を纏った雑魚モンスター、"炎獣ヘルファイア"だった。それらはまるで炎が生きて動き回っているかのような異様な光景で、一瞬息を呑んだ。

 

らんまと達也の前に立ちはだかる炎獣ヘルファイアたちは、口から炎を噴き出しながら、獰猛な眼差しで二人を見つめていた。その数、なんと10体以上。その出現により、すでに高温だった洞窟内はさらに熱く、まるで焼き石を踏んでいるかのようだった。

 




本日から、毎話19時更新にて、短編・炎の洞窟編をお届けします。
全9話を予定しております。

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