※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

321 / 480
第十一部・『湯けむり温泉合宿編』
11-1.格闘旅行


「ひぃ。ひぃ。達也、その温泉格闘場はまだかっ?」

 

「あと、もう少しだと思うんだが……」

 

二人乗りの自転車を漕いでいる達也とらんま。自転車の後ろに取り付けられた荷台には食料や衣類、寝具や武器、防具らも乗せてある。

 

数ヶ月前に魔皇軍を倒し、サラトバの平和を取り戻したオレとらんま。今回の冒険は、サラトバのグランゼンとエルフェアルの山間にある温泉格闘施設へ向かうことになった。ちょうど、タウンゼン=フューゲン火山とは逆に位置する場所にあるらしい。その場所は、男女の格闘家が集まり、武器や魔法を使わずにトレーニングをするための場所だと噂されていた。

 

オレは汗だくで自転車を漕ぎながら、遠くに見える山の頂上に目を向けた。空はどんよりと曇り、時折遠雷が聞こえる。いつ降り出してもおかしくないような雰囲気だ。

 

「頼むぞ、天候よ。せめて温泉につくまで雨を降らせるな……」と、オレは心の中で祈った。

 

らんまはその様子を見て、笑いをこらえながら言った。

 

「達也、心配しすぎだぜ。たまには冒険も楽しんでいこうぜ。」

 

「確かにな。でも、この荷物は重いし、雨が降ると自転車が滑りやすくなるからな。ちょっと心配だ。」

 

荷物がたくさん積まれた自転車をこぎ続けるのは大変だが、らんまと一緒に旅をしているのは楽しい。風が遠くから吹いてきて、オレたちの髪を揺らす。自然に囲まれた道は美しく、鳥のさえずりや、木々のざわめきが聞こえてくる。幾つもの山々が連なり、時折、陽光が差し込む。

 

「こういうのも、悪くないよな。自然に囲まれて、新しい場所を訪れるのって、すごくリフレッシュできるし、何か新しい発見があるたびに、わくわくするよな。」

 

「そうだな。こんな旅もたまにはいいぜ。いつも戦いとか、そういった冒険のためだったしな。こんな風な旅もいいよな。うっし、もっとスピードあげようぜ」

 

その後も、オレたちは山道を進んでいった。道の両脇には、さまざまな草木が生い茂っていて、色とりどりの花が咲いている。それに混ざって、たまに珍しい動植物が目に入ることもある。

 

途中、ふとらんまが後ろからオレの肩に手を置いて言った。

 

「達也、あそこに何か見えるぞ。」

 

オレはその方向を見て、遠くにぼんやりとした建物が見えるのに気づいた。

 

「ああ、あれが目指す温泉格闘場かもしれないな。」

 

「ようやくだぜ。」

 

らんまは嬉しそうに言った。

 

オレたちはとうとう温泉格闘場に到着した。建物は古びた木造で、その周りには湯気が立ち上る温泉が点在している。オレたちが期待していたにぎやかな雰囲気とは程遠い、静かで荒れた場所だった。

 

「……おいおい、ここがあの有名な温泉格闘場か? なんか寂れてるぜ。」

 

らんまが、少し肩を落として言った。オレも同じ気持ちだ。

 

「確かに、期待してたのとは違うな。まあ、せっかく来たんだ。ちょっと中を見てみようか。」

 

オレたちは自転車を建物の近くに寄せて、温泉格闘場の中へと足を踏み入れた。中はさらに荒れた様子で、埃が舞い、古ぼけた畳や壁が目に付いた。しかし、どこか懐かしい雰囲気も漂っていた。

 

荷物を置いて、いざ温泉施設へ入ろうとすると、古風な看板が見えた。そこには長々と効能が書かれていた。

 

そして、最後に書かれていた効能は……。

 

「"愛情を育む霊泉、二人の心を永遠に結ぶ聖なる湯。湯に浸かれば、さらに愛が深まる相愛の湯である"……って書かれてるぞ、らんま」

 

「まさかこんな効能があるなんて、どうせ客寄せの話だろう。こんな効果が本当にあるわけないだろ。」

 

【挿絵表示】

 

「そうだよな。オレたちだってもう十分愛し合ってるし、こんな湯に浸かっても変わらないだろうさ。」

 

オレたちは脱衣所へと向かい、その扉を開けた瞬間、昔ながらの雰囲気に包まれる感覚がした。脱衣所は木造で、木のぬくもりが心地よく感じられる空間が広がっていた。古いけれども清潔感があり、足元には畳が敷かれていた。

 

部屋の隅には、鏡と洗面台が設置されていて、顔を洗ったり、身だしなみを整えるのに適した場所だった。窓からは、温泉地特有の湯気が立ち上る景色が見え、外の自然とも繋がっている感じがした。

 

「ふーん、中はこんなになってるんだな。受付もいないな」

 

「ま、セルフってことだろ?勝手に使わせてもらおうぜ?場所はここで間違いないんだしさ」

 

オレたちが脱衣所を見渡すと、確かに受付らしき場所は見当たらなかった。どこか留守中のような静けさが漂っているが、温泉自体はきちんと維持されている様子だった。

 

「そうだな、セルフサービスって感じか。まあ、誰もいないし、気兼ねなく使えるってことでいいんじゃない?」

 

「んじゃ、さっさと修行はじめようぜ?」

 

らんまがオレよりも先にマントを外し、軽装備なビキニアーマーを脱ぎ始めた。その動作は慣れたもので、すぐに装備を脱ぎ終えた。

 

「準備、よしっと♪」

 

【挿絵表示】

 

元男であることも理由の一つだろうが、らんまがあっさりと、ためらいもなく、すぐさま全裸になるその様子は、オレにとって魅力的だ。

 

オレもらんまに続いて、旅人の服を脱いで、全裸となった。

 

「この古びた温泉格闘場で修行するって、なんだかワクワクするよな。こんな場所で新しい技を習得できたら、さらに強くなれる気がするな?達也。」

 

「そうだね。それに、この場所の雰囲気も独特だし、普段とは違う刺激があっていいかもしれない。」

 

服を脱ぎ終えたオレたちは、互いに裸の姿を見合わせながら、温泉格闘場に入っていくことにした。一瞬のためらいがあったが、お互い夫婦であり、何度もセックスをしているので、恥ずかしさは感じなかった。

 

それでも、やはり、オレはらんまの裸を見ると、あそこがビンビンに勃起してしまう。

 

この温泉格闘場で修行も、もちろんするが、らんまとセックスもするつもりだ。

 

オレは、深い決意とともに、自身の心に誓った。オレが目指すのは、二つ。それは、この荒温泉格闘場での修行をしながら、らんまとの愛情深い時間を過ごすことだった。

 

オレの視線は、美しい裸体をさらけ出したらんまに向けられ、その確信を再確認させていた。修行はもちろん、らんまとのセックスもまた、オレたちの絆を深めるための重要な一部であるとオレは信じている。これは、単なる身体的な欲望だけでなく、心から愛し合う二人が結ばれる特別な時間を指している。

 

その修行の結果、オレたちは新たな力を手に入れることだろう。しかしそれ以上に、オレたちは互いをさらに深く理解し、愛情を深める時間を手に入れることになるだろう。その愛情は、一緒に修行をすること、そして一緒に過ごす時間、そしてらんまとセックスをすることから生まれるものであるとオレは確信していた。




本日より、全21話にて濃厚な『温泉合宿編』にて連載を再開します!
今夜は22時に更新しておりますが、明日からは毎日、19時更新になります。
らんま1/2といえば、温泉!という事で、かなり濃密な温泉格闘とセックスシーンを楽しんでもらえれば幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。