女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
この日も、朝から、らんまと温泉格闘場で模擬試合を通して、トレーニングを積んでいた。
もちろん、お互い全裸だ。
何度も、らんまと戦ううちに、やはり、らんまのバランス感覚の良さがオレとの大きな違いだと思った。それは初日から気づいていたことではあるが、らんまはその名のとおり、グラマラスな身体つきをしていて、胸が非常に大きい。その大きな胸を揺らしながら戦っているのに、見事にバランスを保ち、全裸の状態でも戦えることだ。一方、オレのほうは、全裸で、なおかつ裸同士で戦っていると、ペニスがギンギンに勃起しきっていて、非常にバランスが取りづらく、身体の軸がブレてしまう。
動くたびに硬い肉棒が左右に振れ、非常に邪魔くさく感じていた。
オレは戦いを止め、正直に、らんまに全裸状態でもバランスを取りながら、戦うコツを聞くことにした。
らんまは少し考え込んだ後、答えた。
「うーん、特別なコツというわけじゃないけど、身体の中心を意識して、力を入れすぎないようにしてるかな。それに、身体の動きに合わせて、自然にバランスをとるように努めているんだ。あとは、やっぱり振り子かな?」
「振り子?」
あまり勉強が得意ではないらんまから出たのは以外に物理な言葉だった。
振り子は、重りが左右いずれかの位置にあるとき位置エネルギーを持つ。重力により下に引かれると加速し運動エネルギーとなり、一番下で最高速になる。反対側に揺れるとき減速しながら再度位置エネルギーとして蓄積され一旦停止する。以後これを繰り返す。
「あぁ、振り子だ。んじゃ、ちょっとやってみるから、ちょっと見てくれ」
そう言うと、らんまはオレの前で構えを取った。
まず、らんまはパンチの準備として腕を引き、身体の中心を後方にずらした。その際、大きな胸も遅ればせながら後ろに揺れ動いた。そして、パンチを放つ瞬間に乳房がブルンっと揺れる。それと同時に身体の重心が前方に移動した。これは間違いなく、振り子の原理を戦闘技法に組み込んだ動きだった。
「ほえ〜、ホントだ……」
「ま、口で言うよりも、実際に意識してやってみるのがいいだろ?ほら、達也もやってみろよ」
オレは今、目の前でらんまが実践してくれた振り子の動きを意識しながら、パンチを放ってみることにした。
まずは、身体を後ろに引きながら、拳を下げる。オレのペニスも同時に下がった。
そして、拳を前に突き出すと同時にペニスに振り子の動きを意識させるが……。
どうも、うまくいかない。
「あ、あれ……、難しいな」
らんまのように、この一連の動きがスムーズに連動し繋がらないため、バランスが崩れてしまうのだ。当然のように不恰好なパンチとなってしまった。
「はっはははは♪ 達也、けっこう不器用なんだな」
「……う、うるせぇよ……、まだ、慣れないだけだよ」
その後も、らんまの前で、何度もやってみるがうまくいかなかった。
「うーーん、上達はしているとおもうけど、やっぱ、なんか、重心移動が不恰好だな」
らんま先生が腕組みをしながら、オレに指導をしてくれている。
「んーーー、やっぱ、らんまの格闘センスには及ばないや。まさか、こんな風に体重移動も考えながら、一撃、一撃を繰り出しているなんて思ってもみなかった。でも、尊敬しちゃうな。だって、オレなんて、元の世界じゃ、別に拳法なんてできなかったしさ」
「なに言ってんだよ? こっちの世界に来てから、どれだけ達也にオレが助けられたと思ってるんだよ?」
「ほんとかよ?」
「あぁ、間違いない。達也はこれまでに何度もオレを助けてくれたし、オレも達也に感謝してる。だから、こんなことでめげるなよ。お互い助け合って、もっと強くなろうぜ」
らんまの言葉に、オレは勇気づけられた。
「そうだな、らんま。ありがとう。よし、んじゃ、もうちょっとやってみるよ」
「おう、その意気だ。この無差別格闘早乙女流早乙女らんまが、とことん教えてやるぜ♪」
そう言うと、らんまはオレの後ろ側から、ペニスを握りしめた。
「えっ……、ちょっとらんま……んうっ」
「ほら、こうやって、後ろに引いたときに、こう。んで、前に出すときは、こう」
らんまが後ろから密着しながら、オレのペニスを動かし、重心の移動をレクチャーしはじめた。
「達也、どうしたんだ? 急に顔が引きつってるぞ」
「あ、いや、何でもない。考え事をしてた。でも、その話は置いといて、もうちょっと練習させてくれよ」
「わかった、じゃあ続けよう。次は、踏み込みも意識してみようぜ」
らんまは、オレの興奮を気にせず、引き続き指導を続けた。オレも、らんまと過ごす時間を大切に思い、らんまから教わることに集中した。
それから、数時間、らんまにずっとペニスを握られたまま、オレの振り子拳法会得への特訓は続いた。
ずっと握られているから、オレのペニスはさらに硬く勃起してしまっている。
「ああうあ、やべえ、らんま、イっちゃう……イっちゃう」
「ほれ、これくらい我慢しろ」
さらに、らんまがオレのペニスへの握りを強くしてきた。
オレはなんとか拳を突き出すが、もう我慢の限界だった。
「あぁ……、もう、ダメ……らんま……っ」
どぴゅっ。
オレは、らんまに握られ、正拳突きをしたポーズのまま、射精してしまった。
「うわっ、達也、どうしたんだよ!?」
らんまが驚いた顔でオレを見つめる。オレは恥ずかしさで顔が真っ赤になってしまった。
「ご、ごめんなさい、らんま。我慢できなくて……」
「まぁ、こんなこともあるか。でも、次からはもう少し我慢してくれよ。さすがにこれじゃ、練習にならないだろう」
らんまは少し困ったような表情をしていたが、やがて笑顔になり、オレに励ましの言葉をかけた。
「だいじょうぶだよ、達也。これからも一緒に練習しよう。次こそは、しっかりと振り子の原理をマスターできるようになるさ」
オレは、らんまの言葉に感謝し、笑顔で頷いた。
「ありがとう、らんま。これからもよろしくね」
そのとき、らんまがゆっくりと顔を近づけてきた。オレは何も言わず、ただ目を見つめる。らんまの瞳が近づくにつれ、その瞳に反射するオレの姿がどんどん大きくなっていった。
らんまの吐息がオレの顔に触れる。その温かさが、オレの心をくすぐる。らんまの瞳には、いつもの強気さが消え、優しさが溢れていた。
オレは自分でも驚くほどの勇気を持って、らんまに顔を寄せた。その時、オレたちの距離はほんの数センチだけ。らんまは目を閉じて、ゆっくりと唇を寄せてきた。
その瞬間、時が止まったかのようだった。らんまの唇が、オレの頬に触れる。その柔らかさと、甘い香りに包まれる。そして、頬に唇が触れた瞬間、オレたちの心が通じ合った気がした。
「んちゅっ……、これは今日、頑張った達也へのご褒美だ」
らんまが、オレの頬から離れると、照れくさそうに笑って言った。オレは、今まで味わったことのない感情に包まれ、幸せな気持ちになった。