※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

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12-3☆.多額の入浴費

その時、大浴場の入口が開き、受付をしていた店主のトラムスが入ってきた。トラムスはオレたちに向かって「まだ、料金を受け取っていなかったんだよな?」と言った。

 

「え?」とらんまが驚いて彼を見た。

 

「後払いって聞いたはずでしたが」

 

「いや、今、払ってもらおうか……。入浴料二人合わせて、2万ゴールドだ。」

 

らんまとオレはその値段を聞いて驚愕した。2万ゴールドは、我々が払える範囲を遥かに超えていた。

 

「いくらなんでも、高すぎるだろーが」

 

「そうだよ。この温泉、特別なんだ。」店主は嬉しそうに言った。

 

「それは無理だよ。そんな金、今、持ってないさ。」オレが言うと、店主トラムスはにっこりと笑った。

 

「それなら、身体で払ってもらおうか?」と、トラムスは迫ってきた。

 

その言葉に、オレは困惑した。「え、何を言ってるんだ?」

 

らんまの反応に一瞬時間が止まった。らんまの表情は何も語っておらず、どんな思考が頭の中を駆け巡っているのかオレにも読み取れなかった。そして、その無表情な顔から突如として決意の光が閃き、らんまはゆっくりと立ち上がった。らんまの視線は固く、店主トラムスを突き刺すように見つめていた。

 

その間に、オレは一体何をすべきかと深く悩んでいた。あの絶対的な値段、2万ゴールドは、オレたちが考え得る範囲をはるかに超えていた。オレの脳裏を駆け巡る唯一の選択肢は、恐らくはこの場から逃げることだけだった。しかし、そんな選択肢が現実的なのかどうかすら、オレには分からなかった。

 

らんまが何かを言い始める前に、オレはらんまの視線を捉え、迷いが見て取れた。だがその迷いもすぐに消え、らんまの瞳には冷静な決意が灯った。それを見て、オレは何かがらんまの中で確定したことを感じ取った。オレの心は緊張と期待で高鳴り、らんまが次に何を言い出すのかを待ち続けた。

 

そして、らんまはゆっくりと、店主トラムスに向かって言った。

 

「それなら、オレと達也のセックスを見せるから、それで手を打ってくれないか?」

 

「ほほー、それは面白い。だが、見るのはワシだけではなく、ここの常連客も含めてでかまわないかな?」

 

「あぁ、わかった……いいぜ」

 

【挿絵表示】

 

「ちょっとらんま……」

 

その言葉に、店主は驚いた表情を見せた。しかし、その表情はすぐに笑顔に変わり、彼はにっこりと笑った。

 

「それなら、見てみたいね。どんなものか見せてもらおうか。」

 

らんまはにっこりと笑い、湯船から出て、オレの方に歩いてきた。

 

オレはらんまを見つめ、しっかりと頷いた。

 

「いいよ、らんま。それで手を打つなら、そうしてみよう」

 

湯船からゆっくりと上がったオレたちは、身体から湯気を立てていた。水分で濡れている身体を、すぐに近くにあった大きな白いタオルで丁寧に拭き始めた。タオルは滑らかで柔らかく、身体の湿った部分を優しく包み込んで水分を吸収してくれた。それぞれが自分の身体を拭いている間、周りには微妙な緊張感が漂っていた。

 

タオルで身体を拭き終えたら、トラムスに指示され、オレたちは壁にかかっていた白色のバスローブを羽織った。それは綿のように柔らかく、身体に吸収されなかった水分をさらに吸い上げてくれた。バスローブの柔らかさと暖かさが、肌に心地良い感触を与え、少しだけ緊張が和らいだ。

 

その間、全員が静かに行進していた。誰もが何が起こるのかを予想し、心の中でさまざまなシナリオを描いていたことだろう。店主トラムスは先頭を歩き、オレたちを案内していた。彼の背中は堂々としており、何の迷いも見せていなかった。一方、常連客たちはオレたちの後ろを歩いていた。彼らの視線はオレたちの背中に釘付けで、一体何が起こるのか興味津々で待っている様子だった。

 

オレたちはその先頭をゆっくりと歩き、大広間へと進んでいった。

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