女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
セイレーン族のヒーランサーサは姿を変え、女神像となった。オレたちはその女神像を飾った船を「セイレーン号」と名付けた。所持していたゴールドの半分以上を使って食糧を購入し、ノードヴェスト大陸(北西の大陸)へと向かう長い航海が始まった。今いる大陸からノードヴェスト大陸へ行って戻ってきた人もいるが、簡単な航海ではないことは想像できた。北に進むため、防具屋で厚手のマントを購入しようとしたが、止められた。
「ノードヴェスト大陸は、こちらよりも気温も湿度も高いとの噂だ。防寒具は必要ない」
「本当に二人だけで大丈夫か?」
オレたちが世話になった屋敷の使用人が見送りに来てくれた。後ろにはメイドや主人もいる。ドワーフの4人組も来てくれた。
「はい、大丈夫です。見つけたいものが見つかった後に戻ってくるかもしれませんが」
神斧ラブリュエルを入手した後のことは、そのとき考えればいい。もう、この世界での生活が当たり前になっており、オレたちの会話にも元の世界に帰る方法を探すことは話題にも上がらなくなっていた。
「それでは皆さん、お世話になりました」
「じゃあ、行ってくるぞ、湯太郎!」
らんまが使役している幻獣・アーバンクの湯太郎が元気よく海中から顔を出した。湯太郎と船を繋ぐ特製の鎖はドワーフの4人組が作ってくれた。湯太郎に引っ張られ、船は北西に向かって進み始めた。オレたちが見送りに来てくれた人たちが見えなくなるまで手を振った。
「さて、地図から見ると、二晩くらいかかるようだ」
「ひゃー、長いね」
〜二晩が過ぎ、らんまと船上での生活が続いた。〜
湯太郎が引っ張りながら航海を進めるオレたちの船「セイレーン号」は、もうすぐノードヴェスト大陸に到着するだろう。しかし、海上なのに暑い。オレは鉄の鎧ではなく、涼し気な麻の服を着ていた。
一方、らんまはというと…
甲板の上で、太陽が炎天下の空から容赦なく熱を降り注ぐ中、らんまは暑さに耐えるために必死の姿をさらけ出していた。タオルを首からぶら下げ、胸を隠すことなく自然体でいた。足でスイカを持ち上げ、左手では団扇で涼をとっているらんまの姿は、まるで溶けたアイスのようにだらしなかった。
顔はうっすらと紅潮しており、汗がたくさん流れていた。たまらず「ふぅ、暑い、暑い」と小さな声でつぶやくその姿は、何ともいえずエロかった。
しかし、その恥ずかしい姿を見た私は、心の中で彼女に注意を促すことに決めた。
「らんま、せめて上着くらい着ておけよ。いつまでも胸出してると揉むぞ」
「だって、暑いんだから、仕方ねぇじゃねーか。ふぅ、暑い、暑い。溶けちまうっていうか、もう溶けてる……」
これからノードヴェスト大陸へ着こうというのに、全く気合が入っていない様子。それでも、らんまはらんまだ。
「せめて上着くらい着ておけよ、らんま。いつまでも胸出してると揉むぞ」
—もみもみもみ…!むにゅむにゅ!もにゅ!むぎゅぅぅぅう!
「にゃぁあああ!?言う前に揉んでるじゃないか、にゃぁああ?」
オレがらんまの胸をこれでもかというくらいに揉みまわしてやった。
「もうすぐ到着だろう。ほら、あそこに見えてきた」
「おお、本当だ、見えてきた」
オレとらんまが揃って身を乗り出し船の先を見ると、船首越しにノードヴェスト大陸が見えてきた。緑が豊かな大陸だった。
支度を整え、らんまはいつものビキニアーマー、オレは鉄の鎧の胸当てと腰当てだけにした軽鎧スタイルで上陸した。船を海岸に付け、湯太郎をドワーフ製の鎖から外す。
「湯太郎、長旅ありがとう」
「本当に助かった。オレからも感謝させてくれ。ありがとう」
ビーバーは「ヤナギの木」が好物だと調べておいたので、たくさんのヤナギの木を湯太郎に食べさせてあげた。湯太郎が食べ終わった後、小瓶に戻す。
「さあ、進もうか」
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