女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
「と、とにかく! 分岐点まで逃げるしかねえ」
記憶の中の分岐点は、先ほど、1時間前に辿り着いた箇所だったはずだ。そこまで全力で走っても、20分はかかるだろう。つまりは、このまま、20分、巨大石に追いつかれずに済むかどうかということだ。
それまで、オレたちの体力が持つかどうか。
らんまとオレが横並びとなり、全速力で逃げる。
全速力で疾走するオレたちの背後で、巨大な石の転がる音が轟く。その音は恐怖を煽り、迫りくる危機感を増幅させるばかりだった。オレとらんまと肩を並べ、懸命に足を動かす。通路は幾度となく曲がりくねっている、石は削られ小さくなることもなく、なおも、勢いよくオレたちを潰そうと追いかけ続けている。オレたちの疲労は極限に達していたが、立ち止まるわけにはいかない。
「はぁはぁ、くそっ、まだか!」
らんまが息を切らしながら叫ぶ。その声には、恐怖と怒り、そしてわずかに不安が混じっていた。オレも同じ感情でいっぱいだったが、らんまに弱音を見せるわけにはいかない。
「いちかばちか、あの石を崩せば……」
「でも、どうやって……、あれだけの巨大なやつを」
息は荒く、肺は炎のように熱い。それでも、オレたちは互いに励まし合いながら、一足、一足、前進し続けた。このダンジョンの罠に打ち勝つためには、この試練を乗り越えるしかないのだろう。
石の轟音は増すばかりで、その各回ごとにオレたちの心を強く揺さぶる。しかし、その恐怖を感じる余裕さえもなく、ただひたすらに走り続けた。
走り続ける間に、らんまとの相合傘を刻んだ箇所へと近づいていた。
「はぁはぁ、はぁはぁ、らんま、オレに考えがある!」
オレは息を切らしながら、横にいるらんまに伝えた。
「いい考え……?なんだ、はやく教えてくれ」
「今から、一度、全力でダッシュだ、その後、オレが合図したら、石に向かって、振り返ってくれ!」
「わ、わかった……!やってみるぜ、うおぉおおーーっ!」
らんまが先にスピードを上げ、全力前進で走りはじめた。
オレも必死に、石との距離を引き離そうとダッシュする。
オレたちは息を合わせて、さらに加速した。通路の壁がぼんやりとした影を投げかけながら過ぎ去り、足音と息遣いだけが響く。あの巨大な石の轟音は、まるで迫り来る運命のようであった。
取れるだけの距離を取り、オレは合図を送った。
「今だ、らんま!」
「おう!」
らんまが振り返った。
せっかくのバニースーツだけど、しょうがねえ……、ここは一気に……!
「破壊呪文・ディストラクション・スペル!」
オレは狙ったものをピンポイントに破壊する呪文をとなえた。
一瞬にして、バニースーツは頼りない布切れとなり、そのすべてが破壊された。
そして、ひん剥かれ全裸となったらんまのおっぱいを掴み、握りしめた。
「ん゛?!」
「らんま!動くなよ!」
「達也……、なにか作戦が……?!」
オレは返事もせずに、らんまの乳房を強く揉みしだいた。
「のわぁあ?!」