※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

364 / 480
14-8☆.達也の奇策

「と、とにかく! 分岐点まで逃げるしかねえ」

 

記憶の中の分岐点は、先ほど、1時間前に辿り着いた箇所だったはずだ。そこまで全力で走っても、20分はかかるだろう。つまりは、このまま、20分、巨大石に追いつかれずに済むかどうかということだ。

それまで、オレたちの体力が持つかどうか。

 

らんまとオレが横並びとなり、全速力で逃げる。

 

全速力で疾走するオレたちの背後で、巨大な石の転がる音が轟く。その音は恐怖を煽り、迫りくる危機感を増幅させるばかりだった。オレとらんまと肩を並べ、懸命に足を動かす。通路は幾度となく曲がりくねっている、石は削られ小さくなることもなく、なおも、勢いよくオレたちを潰そうと追いかけ続けている。オレたちの疲労は極限に達していたが、立ち止まるわけにはいかない。

 

「はぁはぁ、くそっ、まだか!」

 

【挿絵表示】

 

らんまが息を切らしながら叫ぶ。その声には、恐怖と怒り、そしてわずかに不安が混じっていた。オレも同じ感情でいっぱいだったが、らんまに弱音を見せるわけにはいかない。

 

「いちかばちか、あの石を崩せば……」

 

「でも、どうやって……、あれだけの巨大なやつを」

 

息は荒く、肺は炎のように熱い。それでも、オレたちは互いに励まし合いながら、一足、一足、前進し続けた。このダンジョンの罠に打ち勝つためには、この試練を乗り越えるしかないのだろう。

 

石の轟音は増すばかりで、その各回ごとにオレたちの心を強く揺さぶる。しかし、その恐怖を感じる余裕さえもなく、ただひたすらに走り続けた。

 

走り続ける間に、らんまとの相合傘を刻んだ箇所へと近づいていた。

 

「はぁはぁ、はぁはぁ、らんま、オレに考えがある!」

 

オレは息を切らしながら、横にいるらんまに伝えた。

 

「いい考え……?なんだ、はやく教えてくれ」

 

「今から、一度、全力でダッシュだ、その後、オレが合図したら、石に向かって、振り返ってくれ!」

 

「わ、わかった……!やってみるぜ、うおぉおおーーっ!」

 

らんまが先にスピードを上げ、全力前進で走りはじめた。

 

オレも必死に、石との距離を引き離そうとダッシュする。

 

オレたちは息を合わせて、さらに加速した。通路の壁がぼんやりとした影を投げかけながら過ぎ去り、足音と息遣いだけが響く。あの巨大な石の轟音は、まるで迫り来る運命のようであった。

 

取れるだけの距離を取り、オレは合図を送った。

 

「今だ、らんま!」

 

「おう!」

 

らんまが振り返った。

 

せっかくのバニースーツだけど、しょうがねえ……、ここは一気に……!

 

「破壊呪文・ディストラクション・スペル!」

 

オレは狙ったものをピンポイントに破壊する呪文をとなえた。

 

一瞬にして、バニースーツは頼りない布切れとなり、そのすべてが破壊された。

 

そして、ひん剥かれ全裸となったらんまのおっぱいを掴み、握りしめた。

 

「ん゛?!」

 

「らんま!動くなよ!」

 

「達也……、なにか作戦が……?!」

 

オレは返事もせずに、らんまの乳房を強く揉みしだいた。

 

「のわぁあ?!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。