※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

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14-14☆.宝物庫

通路を抜け、宝物が散りばめられた広大な部屋に足を踏み入れた瞬間、オレたちの目に飛び込んできたのは、金色に輝く無数の宝物たちだった。

 

【挿絵表示】

 

その中でも、特にオレの目を引いたのは、金細工の装飾が施されたブラジャー。その美しさと独特の輝きは、まるでこのピラミッドの神秘を象徴しているかのようだった。そして、絶対にらんまに似合う。そう確信していた。

 

「らんま、これを見てくれ。すごくないか?」

 

「何がすごいって、それただのブラジャーじゃないか。それに金製だぞ?実用的じゃない」

 

「でも、これはただのブラジャーじゃない。見てこの細工。古代の工芸技術の粋を集めた芸術品だよ。一度でいいから、らんまに着けてほしいんだ」

 

オレは少し照れながらも、本心からの願いを伝えた。

 

らんまは驚きの表情を浮かべ、しばらくの沈黙の後、困惑した声で答える。

 

「達也、冗談はそのくらいにしておけ。なんで、オレがブラジャーなんか……、イヤだね、絶対、イヤ」

 

「こんな機会、二度とないかもしれないじゃないか。冒険の記念に、ほら、あの宝石と同じで、価値ある体験だよ」

 

オレはらんまの手を取り、目をじっと見つめた。

 

しかし、らんまは首を横に振り続ける。

 

「……だから、絶対に着けないぞ……」

 

「さっき、オレのいうことをひとつなんでも聞くって約束したよな?」

 

「したけどさ、それとこれは話が別だ!なんで、オレがそんな金ピカブラジャーなんか……、着けないったら、着けねえんだ!」

 

 

仕方ない。ここは、無理やりにでも……。

 

 

オレは、ブラジャーを片手にらんまを追いかけた。広大な部屋の中で繰り広げられる追いかけっこ。

 

「逃げられないぞ、らんま!」

 

オレは息を切らしながら叫ぶ。金のブラジャーを手に、らんまの後を追い続ける。しかし、らんまはまるで風のように身軽で、オレの手の届かないところを巧みに舞い続ける。

 

通路を駆け巡り、宝物の山をよけながら、二人の間で展開される追いかけっこ。

 

追いかけっこは、宝物で満たされた広大な部屋の中で続いた。金色に輝く宝物が散らばる中、らんまは巧みにオレの追撃をかわし続ける。オレはブラジャーを手に、捕まえようと必死だったが、らんまはピラミッドの迷宮を操るかのように、一瞬一瞬で方向を変え、オレの手の届かないところを巧みに舞い続けた。

 

「らんま、観念しろぉおー!!往生際悪いぞ」

 

「達也、こんなことしてる場合じゃないだろ!」

 

追いかけっこが続く中、突然のことが起こった。床に落ちていた小さな石にらんまの足が引っかかり、らんまがつまづいた。オレはその一瞬の隙を逃さなかった。

 

ついに、オレはらんまに追いついた。つまずいた一瞬を逃さず、金のブラジャーを背後から無理やり、装着させる。

 

「装着ーっ!」

 

 

「ぐええええっ。」

 

 

らんまが叫び声を上げた。驚きと苦痛が混じる声。

 

 

「やめろぉ~~~っ、胸がつぶれるーーっ」

 

 

「こ、このらんまの苦しみよう、これはまさか。身につけた者をしめ殺す呪いのブラジャー?!」

 

オレは心底から恐れた。このピラミッドの秘宝に、何か恐ろしい呪いがかけられているのではないかと。絶対にらんまに似合うと思っていたブラジャーだったが、これは呪いのアイテムだと……。

 

「んぐえぇ、た、ただ、小さいだけだ、早く、早く外してくれぇえーーっ?!胸がつぶれるぅうーー、ぐえぇええ」

 

しかし、その心配はすぐに杞憂であることがわかった。単純にこのブラジャーは、らんまの胸に対して、小さすぎるだけだったのだ。

 

オレは慌てて、らんまからブラジャーを外した。

 

「わかった!ご、ごめん、らんま!大丈夫か?!」

 

らんまは少し息を切らしながら、半ば呆れながらも安堵の表情を見せた。

 

「はぁはぁ、まじで死ぬかと思ったぜ……わかったよ、そんなにこの金のブラジャーがいいなら、持ち帰って、防具屋とかでサイズを変えてもらうよ、んで、それを着ければいいんだろ?」

 

「らんま……」

 

オレは感謝の気持ちを込めて、らんまを見つめた。

 

「本当にありがとう、らんま。お前がそうしてくれるなら、それでいい。」

 

らんまは苦笑いを浮かべながら、再び周囲の宝物に目を向けた。

 

「でもな、こんな場所に来て、まさかブラジャーでこんな騒ぎになるとはな。」

 

「あはは、本当だよ。でも、これも一つの冒険だろ?」

 

しかし、そのときだった。らんまの後ろにいた石像が斧を振り降ろしてきたのは。

 

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