女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
パンスト太郎は攻撃が空を切る度に、一層苛立ちを募らせていた。一方、オレたちはその巨体から放たれる一撃一撃をかいくぐりつつ、動きを見極めていた。そう、彼の巨体は強大な力を持っているが、その動きは大きく、予測しやすい。それが、オレたちが生き残る唯一の糸口だった。
「おい、らんま。チャンスだ。反撃の時だぜ!」
オレは息を切らしながら、らんまに合図を送った。
「ああ、わかってる。でも、攻撃する武器がないじゃないか。あいつの皮膚は厚い。素手じゃどうしようもないぜ」
らんまはそう言いつつも、腰を低くしてパンスト太郎の次の攻撃を待っていた。
そのときだ。パンスト太郎が次の攻撃に出る際、軽く足をすべらせた。それは小さな瞬間だったが、猛者であるらんまはそれを見逃さなかった。
「今だ、達也!」
らんまの叫びとともに、オレたちは一斉に動いた。
パンスト太郎の巨体が不安定になった一瞬を逃さず、オレはらんまに合わせてダッシュし、巨体に飛び乗る。オレたちは体重をかけて巨体を地面に押し倒すことに成功した。
「重いぜ、この手錠!」
らんまが吼えながら、手錠で繋がった腕を振り上げた。そして、それを垂直に落とし、パンスト太郎の顔面を手錠で殴りつけた。金属が肉を打つ音が響き、パンスト太郎は苦痛に牛顔を歪める。
オレたちは、まるでゲームのボスキャラをスタンさせ、テイクダウンを取った後のチャンスタイムのように、何度も何度も、手錠で殴りつけた。
パンスト太郎の巨大な顔面が、オレたちの連続する手錠での打撃を受けるたび、苦悶の表情を浮かべる。毎回、手錠が肉にめり込む音が響き渡り、そのたびにパンスト太郎が激しく震えた。痛みで目は涙で潤み、牛顔は痛みで歪んでいく。巨体に似つかわしくない、痛みに満ちた呻き声が、再びアリーナを埋め尽くす。それは、彼の耐えがたい苦痛を物語っていた。
「ぶもおおおおお!ぶもおおおおお!ぶもおおおおお!」
しかし、このチャンスタイムも長くは続かなかった。パンスト太郎は苦痛に身をよじりながらも、その巨大な力を振り絞った。一瞬のうちに、オレたちの攻撃から自身を解放し、強烈な一撃でオレとらんまを払いのけた。その力は想像を絶し、オレたちはそのまま、アリーナの壁に向かって高速で投げ飛ばされる。
「うわああっ!」
「どわぁあーーっ!」
叫び声が空中を切り裂き、瞬間、背中が石造りの壁に激突した。その衝撃は凄まじく、オレたちの体からコロッセオの岩壁へと波が広がる。『重力の手枷』の重さがさらにその痛みを増幅させた。
同じく壁に叩きつけられたらんまは痛みをこらえながらも、すぐに立ち上がろうとする。しかし、『重力の手枷』がその動きを妨げ、立ち上がるのも一苦労だ。
「ちいっ、まだまだだ…!」
らんまが歯を食いしばりながら言った。負けん気の強いらんまらしい表情。
乳首もツンッと尖っている。
パンスト太郎は怒りと痛みに満ちた唸り声をあげながら、再びオレたちに向かって、猛牛のように突進してくる。その巨体が動くたびに、アリーナの地面が揺れる。
「ぶも、ぶも、ぶもおおおおおお!!!!」
「くそっ、来るぞ、らんま!」
オレは立ち上がり、何とかして再び、突進を避けようとしたが、『重力の手枷』の重さと痛みにより、すぐに反応できない。
「達也、避けるしかねえか…!」
らんまの声が耳に届く。オレたちは互いに目を見交わし、共に動くことを誓った。しかし、パンスト太郎の次の攻撃は、想像以上に速く、力強いものだった。
巨体が一気に距離を詰め、オレたちに迫る。その瞬間、オレとらんまは必死に身をよじって攻撃をかわそうとしたが、パンスト太郎の腕が二人の体を捕らえ、強い力でコロッセオの地面に向かって投げつけた。まるで、先ほどの仕返しかのように。
「ぐえああぁあああっ!」
固い地面に激突する衝撃は、先ほどよりもさらに強烈だった。全身に衝撃が走り、息を呑むような痛みに襲われる。
アリーナを埋め尽くした観客たちは、オレたちの苦戦に興奮し、期待に満ちた声を上げていた。その中には、オレたちを応援する声などなく、敗北を期待する声で埋め尽くされている。
「さあ、どうなる?勇者とその仲間は!」とアナウンサーが煽ると、観客たちは、さらにエキサイトした。
「もっと見せてくれよ!お前たちの戦い方を!」一人の観客が叫ぶ。
「勝てるわけないだろ、見てろよ!」と別の観客が笑いながら言った。
「やれやれ、どうせ最後は負けるんだから、さっさと終われ!」と焦れる声が飛ぶ。
観客たちの中には、裸の状態で戦わざるを得ないオレたちの姿に注目し、下品なコメントを投げかける者もいた。
「ほれほれ、もっともっとデカパイ揺らしながら戦え、彼氏のチンポも萎えてるぞ」という声や、「高い金払ってんだ、もっともっと裸の冒険者が苦しむ姿を見せてくれ」と楽しむ声も聞こえてくる。
「てめぇらぁ……」と、らんまが小さく声を振るわせた。
痛みに身を震わせながらも、なんとか立ち上がるオレとらんま。観客たちの卑猥で下品な声援は耳に入ってくるものの、それらを意識する余裕などなかった。オレたちの目の前には、怒りに満ちたパンスト太郎が再び突進の態勢を取っている。
「くぅっ、また、来やがるぞ…!あいつ、オレたちを殺す気満々だ」
らんまの言葉に背中を押され、オレたちは再びパンスト太郎の猛攻をかわすべく動き出した。
「ぶもぉお!ぶもおおおおおおん!!!!」
これで決めてやると言わんばかりの全力の突進だ。
地面が揺れ、パンスト太郎の巨体が猛スピードで迫ってくる。その一撃一撃は、まるで山をも動かすかのような力だったが、オレたちは必死に身をよじってそれを避けた。一度、二度と、彼の攻撃が空を切り、オレたちはその巨大な腕から何とか逃れる。
しかし、『重力の手枷』が動きを遅らせている。その重さに押し潰されそうになりながらも、オレたちは何とか踏みとどまり、次の攻撃を予測しようと必死だった。もう、体力も限界だ。立ちあがろうにも脚に力が入らない。
「くそっ、こんなんじゃ…!」
オレは歯を食いしばる。逆転のチャンスを探そうにも、パンスト太郎の圧倒的な力と、手枷の重さがそれを許さない。感じる暇さえ与えてくれない。万事休す。
「何か方法はないのかよ……!」