女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
らんまもまた、隣で攻撃を避けながら、ほんのわずかな隙を見つけようと躍起になっていた。
しかし、パンスト太郎の攻撃は執拗で、オレたちに息をつく暇さえ与えてくれない。観客からの嘲笑や冷やかしの声が、アリーナに響き渡る中、オレたちはただひたすらに、生き延びるために貧力な裸体で避け続けるしかなかった。
「はぁはぁ、くっそ、このままじゃ、らちが明かないぜ……」
「動きは直線的だけど、こう、何度も突進されてばかりじゃ、こっちのスタミナも体力も削られていくだけだな……」
パンスト太郎の繰り出す一撃一撃は、雷鳴のようにアリーナを揺るがす。そのたびに、オレたちの体力は少しずつ削られていく。観客席からは、戦いをただの見世物としか見ていないかのような声が飛んでくる。
「まだやってんのか、さっさと終われよ!」
「もうおしまいにしろ!」
「ふたりとも、もう諦めたらどうだ?」
「なんだ、その動きは!もっと面白いことを見せてくれ!」
「力の差は明らかだ、無駄な抵抗をするな!」
「おい、女戦士!もう少し何かアクションを起こせよ!」
「勇者風情が、どうせ勝てるわけないだろ!」
「ほらほら、どうせ負けるんだから、もう少し楽しませろ!」
「そんなに逃げ回って、何が勇者だ!」
オレとらんまは、それらの声を必死にシャットアウトしようとしながらも、内心では焦りを感じていた。スタミナも限界に近づき、次第に動きも鈍くなっていく。それでも、諦めるわけにはいかない。
「達也、このままじゃまずい。なんとかしねーと…!」
「わかってるって、らんま!でも、この状況を打開する手立てが……」
パンスト太郎の怒りが頂点に達した瞬間、鶴の翼が生えた背中から巨大な触手が一斉に伸びてきた。その触手は、しなやかに動き、オレたちを目掛けて迅速に襲いかかる。もはや、逃れる余地はない。一瞬で絶望で満たされるオレたちの心。
「達也、気をつけろ!」
らんまの叫び声が耳に入ってきたが、もはや遅かった。触手は猛烈な勢いでオレたちを捕らえ、強力な力で巻き込んでいく。それは、もう逃すまいというパンスト太郎の強い意志を感じさせた。
オレたちの身体は触手に絡まれ、その力に抗うことができない。冷たく、しっとりとした触手が肌に触れる感触は、言葉では言い表せないほど不快だった。そして、触手はゆっくりと力を増していき、オレたちを握り潰そうとしてくる。
「うぐっ…!」
オレは息もできないほどの圧力に苦しむ。らんまも同じく、痛みに顔を歪めながら抵抗しようとしていたが、触手の力は圧倒的だった。
身体全体を触手に固く抱きしめられ、外に顔のみが出ている状態。その激しい苦しみに目を強く閉じ、顔をゆがめている様子がアリーナの観客たちの眼前にさらされる。
触手に捕らわれ、握り潰されそうになりながら、オレはらんまの身体に密着している。
「どうせ死ぬなら……せめて、らんまの胸に顔を挟まれながら……!!」
触手に締め付けられながら、オレは必死に身を捩り、わずかに空いた隙間を見つける。その狭い空間を利用して身体を下げ、欲望のまま、らんまの胸元に顔を密着させた。
「どうせ、どうせ、このまま、ここで死ぬなら……らんまの胸にぱふぱふされながら、オレは死にたい!」