女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
オレ達はその日の夜は支配人達から下にもおかぬもてなしを受けた。用意されていたご馳走の量に面食らった。
「うっまそー!」
「おい、らんま!いきなりがっつくな!」
腹ペコのらんまは並べられた色とりどりの料理に目を輝かせ、今にもヨダレを垂らさんばかりだ。オレだって今すぐ飛びつきたいところだが、ゾレム市の料理屋でのことを思い返すと目の前で輝いているうまそうな食べ物に途端に薄気味悪さを覚える。もしも、また睡眠薬を盛られていたりしたら・・・?次に無事でいられる保証など無いのだ。
「達也様が警戒なさるのも無理はありません」
傍らで心配そうになりゆきを見守っていた支配人が頭を下げる。
「この食事が安全であることは私たちが保証します。ゾレム市の不届きものがご迷惑をお掛けいたしました」
「ウソをついているようには見えないが・・・」
「な!?大丈夫だってさ、見ろよ、他のみんなも食べてるじゃねぇか!」
なるほど、バイキング形式の大皿から他の客も思い思いに好きなものを食べている。身体には何ともなさそうだ。この状況でオレ達だけに毒を盛ろうというのは不可能だろう。
「いっただっきま~す!」
らんまはでかい豚肉の塊にかぶりついた。
「うめーぞコレ!達也も食えよな!」
夢中で空きっ腹を満たしていくらんま。
「このたびは大変失礼いたしました。どうか、ゾレム市で出来うる限り1番のおもてなしをいたしますのでどうぞお許しいただければ・・・」
モゴモゴと独白する支配人の話を聞きながら、オレは燻製ハムを口に運ぶ。なるほど、異国風のスパイスが実に美味だ。睡眠薬を盛られた料理屋の食事も、味自体は実にうまかったもんな。
「安心しろよ、オレもらんまもそんな小さなこと気にしてねーぜ。ほら、見ろよオレの妻を」
らんまは実に満足げに蟹味噌を啜っているところだった。もうらんまの頭には、地下牢で呪われた手枷を嵌められて屈辱を受けたことなんてまるで無い。細かいことにとらわれない大らかな性格はらんまの魅力的な長所だ。今まで数多の苦難を乗り越えてきたオレ達にとっては、今回のピンチも乗り越えてしまえば良い思い出でしか無い。
その日の晩はゾレム市で最高級の宿屋のスイートルームに案内された。高級そうな調度品、柔らかで清潔なシーツ、ゆきとどいた空調。地下牢にブチ込まれていた時とはえらい違いだ。
「わあぁ!いいのかよ、こんなたっかそうな部屋に泊まっちまって!」
「もちろんです」
支配人は頷く。
「達也様とらんま様を命の危険に晒してしまったのはわたくしどもなのですから・・・。これくらいは当然です」
ごゆっくりお休みください、と告げて支配人が去った後、オレは早速らんまをベッドの上に押し倒した。シャワーを浴びたせいか、らんまからは良い匂いがしていた。
「へへっ、なんだか新婚みたいで照れるぜっ・・・」
照れ笑いをするらんまもかわいい。
「オレは何年経ったってらんまと初めて結ばれた時のこと忘れてないぜ」
「ハハッ、真昼間にアリーナでヘンタイなセックスしやがった男がよく言うぜっ」
「らんまも興奮してあんなに潮を噴いてたじゃないか」
オレはらんまのおっぱいに顔を埋める。一度は窒息死しかけたらんまのおっぱいだ。今は観客どもの歓声に邪魔されず、落ち着いて堪能できる。やっぱり、らんまのぱふぱふは最高だ!どんな状況でもらんまのぱふぱふは最高だけど、とりわけ命の危険の無いぱふぱふは何よりも最高だ!らんまのおっぱいをムニュムニュと揉みしだくと、柔らかならんまの乳房はオレの手のひらの中で餅のように形を変えた。
「あんっ、達也は本当にオレのおっぱいが好きだなっ」
困ったように笑うらんまはオレの頭を優しく撫でてくれた。
三回戦まで終わってようやく満足したオレ達は、やはり人並みはずれた体力オバケなのかもしれない。
「小さな身体で強力な魔力を持つ老人、か・・・」
「やっぱり達也も気になるのか?」
とっくに眠りに落ちたのかと思いきや、隣に横たわるらんまがオレの独り言に反応する。
「アイツしかいねーだろう」
「アイツしかいないだろうな」
「「八宝斎!!!」」
オレとらんまの声が重なる。
「でも、八宝斎はどこにいるんだろうか……」
「ま、あのじじぃを誘き寄せるなんて、朝飯前だぜ」
「本当か……?」
「ああ、オレに任せておけって」