女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
どれだけ走っただろう。突然、前方を走るらんまが立ち止まる。
「へへっ、八宝斎。ついに年貢の納めどきみてぇだな?」
勝ち誇った笑顔を浮かべ、自信満々のセリフを吐くらんま。八宝斎を追っかけまわした甲斐あって、八宝斎はゾレムの街のすみの城壁まで追い詰められていた。全裸のらんまを追いかけてきたギャラリーたちはまさに黒山の人だかり、人の壁を作って固唾をのんで成り行きを見守る。ネズミ1匹逃げる隙間無く、これでは流石の八宝斎も逃げられる訳が無い。
「ムゥゥ、らんま、ここまでワシを追い詰めるとはアッパレじゃのう」
八宝斎は悪びれた様子も無く、ふてぶてしい笑みを浮かべる。
「ここで会ったが100年目だぜ!八宝斎!覚悟しろよ!」
一触即発の両者の雰囲気にざわつく観客達。
「なんだなんだ?弱っちそうな老人じゃないか」
「よく見ろよ!あの気配、只者じゃなさそうだ」
「らんまー!コロッセオの試合は良かったぜ!また戦いを見せてくれよな!」
ゾレム市民には先の戦いを観戦して、らんまのファンになった者も多い。「らんま!頑張れー!すっかりらんまのファンだぜ!」「またあんな素晴らしいらんまのバトルが見れると思うと胸が熱くなるぜ!」という声援が飛び交い、「らんまー!またセックスしてイくとこ拝ませてくれー!」という野次まで飛んでいる。
「ずいぶんとまぁ人気じゃのう、らんま。すっかり女の姿が板につきおって」
「うるせー!オレはどんな姿だろうとオレだ!文句あっか!」
親指を立てて自らを指すらんま。その姿は激しい殺気を放っている。
「テメー何考えてんだ?なんのためにオレ達を殺そうとしたんだ?」
「ほっほっほ。人聞きの悪い、ワシがかわいい弟子を殺そうとしたなどと・・・」
「ケッ!よく言うぜ!」
らんまが身構える。
「オレは達也とオレを引き裂こうとしたテメーを許さねー!そっちが来ないなら、こっちから行くぜ!」
飛びかかるらんま。揺れるおっぱい。次々と繰り出されるらんまの足技を八宝斎はちょこまかと避けていく。
「テメー!卑怯者!避けてんじゃねぇ!!!」
らんまの連撃は一向に八宝斎にヒットしない。らんまが弱いのではない、八宝斎もまた高度な武術の使い手なのだ。らんまの師匠なだけはある。全裸のらんまの身を隠す野暮な布地は一切無い。らんまは美しい肢体を操って、所狭しと暴れまわる。はちきれんばかりのたわわな巨乳がぷるんぷるんと弾み、らんまが美脚を蹴り上げるたびに大事なところが見え隠れする。スケベな観客達は大興奮だ!
「ウオオ!最高だぜ、らんま!!!」
「こんないい女の全裸試合がまた見れるなんて!!!」
「八宝斎、こっちだ!もっと近くでらんまを見せてくれー!!!」
八宝斎は余裕綽々の表情だ。涼しい顔でニヤリと笑った。
「らんま、まだまだだのぅ」
おもむろに火薬を取り出す八宝斎。
「らんま、ガードだ!!!」
八宝斎の得意技、八宝大華輪が繰り出される!!!
「八宝大華輪!!!」
爆風が起こり、オレは思わず目を瞑る。らんまは大丈夫か!?
「なんの!!速攻黴黴撃退拳!!!」
どこからかカビ取り剤噴霧器を取り出して対抗するらんま。ここは異世界だというのに、一体どこであんなものを用意したというのか。もうもうと立ち込めた爆煙が消え去った後、八宝斎は忽然と姿を消していた。
「クソッ、逃げやがった!八宝斎、どこだ!?姿を現せ!!!」
「ほっほっほ!ここじゃ、ここじゃ~!!!」
キョロキョロ辺りを見回して吠えていたらんまは、上空から聞こえてくる声の方を見上げた。
「ここじゃよー!」
青空をバックに驚異的なジャンプ力で宙に飛び上がった八宝斎が声を張り上げていた。
「テメー!そんなところに・・・」
「ほっほっほ。まぁ聞け、らんま、皆の衆!!」
何事かと八宝斎を見上げるオレと観衆ども。八宝斎はゴソゴソと自分の服の中をまさぐると、何かを取り出した。あ、あれは・・・。
「らんまのパンティーじゃ!!!」
「な・・・な・・・!?」
みるみる顔を真っ赤にするらんま。全裸よりも下着を公開される方が恥ずかしいようだ。元男のらんまにとっては、複雑な感情があるのだろう。
「ほれほれ~出血大サービスじゃあ!!!」
八宝斎は色とりどりのパンティーをバラ撒いた!!!群衆は狂乱した。
「うおおおおお!!!どけどけどけ!!!オレのだ!!!」
「テメー!離せ!らんまのパンティーはオレのものだ!!!」
「せ、せめてパンティーの手触りだけでも・・・頼むから触らせてくれ~!!!」