※この作品はR-18です。

女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き   作:RNOVEL

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16-5☆.暗器使い

セラルディは一歩前に踏み出し、突然の動きで小さな手裏剣を放つ。しかし、らんまはそれを見事に避けると、間髪入れずに接近し、攻撃の機会をうかがった。セラルディの戦い方は、これまでの挑戦者とは明らかに異なり、彼の動き一つ一つが計算され尽くしている。

 

「さすがは暗器使い、予想通りの手段だな。だが、それだけではオレは捕まらん!」

 

らんまが叫びながら、更に距離を詰めていく。セラルディは冷静にそれに応じ、次の手裏剣を構えながら言葉を返す。

 

「その速さ、確かに見事です。しかし、私の暗器はまだまだ序の口に過ぎません」

 

彼の次の一撃はさらに狡猾で、手裏剣が数個、不規則な軌道で飛んでくる。らんまはそれをかわしながらも、一瞬の隙を突かれると、衣装の端が破かれた。観客は息を呑み、戦いの行方に目を奪われた。

 

「なかなかやるじゃねーか……、だが、ここからが本当の勝負だぜ!」

 

セラルディの狡猾な攻撃に対して、らんまは一瞬の隙を見せたものの、すぐに立て直す。彼の表情には、戦いの熱が見える。らんまは距離を詰め、両者は接近戦に入る。

 

「いいでしょう、こちらも本気ださせてもらおうか」

 

瞳が怪しく光り、短刀を素早く抜き、斬りかかるセラルディ。その動きは鮮やかで、観客たちは息を呑んだ。しかし、らんまはさらに素早く体を低くして回避し、反撃の一撃をセラルディの腹部に放つ。

 

「うぅっくっ……はぁ!」

 

セラルディが少し後退するが、すぐに構えを取り直した。

 

「なかなかやるな。しかし、まだまだだ」

 

冷静だったセラルディの雰囲気が少し変わったようにもオレは見えた。

 

セラルディは一呼吸置いてから、次の攻撃に移る。両手には、獰猛な鍵爪が装着されており、それが冷たい光を放っている。瞬間、セラルディの体勢が低くなり、獣のような敏捷性でらんまに襲い掛かった。

 

「シャドウ・クロウズ!」

 

セラルディは怒涛のごとく連続攻撃を繰り出す。その一振り一振りが、ビッ、ビッと空気を切り裂く音を響かせる。らんまはそれに対して驚異的な反応速度で対応し、一撃一撃をかわし続ける。

 

しかし、セラルディの攻撃は激しく、そのいくつかがらんまの衣装に触れるたびに、生地が裂け、破れていく。

 

「ち、避けきれないか……!こっ、この野郎、強い」

 

観客からは驚きの声が上がる。セラルディの技の激しさと、らんまの軽やかな動きが、舞台上で織りなす光景は、まさに息を飲むほどの迫力だ。どんどん破かれていくらんまの衣装。

 

「こらこら、そろそろ真剣にならなきゃ、服が全部なくなっちゃうぜ!」

 

挑発的なセラルディの言葉。

 

ギャラリーからも、らんまをひん剥く期待の歓声があがる。

 

「す、すごい技だ。触れてもいないのに……」

 

「どんどん衣装がはがれていくっ!!」

 

客の中にはじーんと、このバトルに感動する者もいる。

 

「生きていてよかった!」

 

「おれも心底、そう思う!!」

 

セラルディの攻撃がさらに激しくなるにつれて、らんまの衣装は着々とその機能を失っていった。すでに裂け目は多く、観客の中には息を呑む者、声援を送る者が混在し、劇場は興奮の渦に包まれていた。セラルディはまたしても新たな攻撃を仕掛ける。

 

「終わりだ、らんま!ストーム・フューリー!」

 

手からは無数の小さな手裏剣が放たれ、その一つ一つが精密に狙いを定めているように見えた。らんまはこれまで通り敏速にそれらを避け続けたが、少しずつ疲れが見え始めていた。

 

「くっ……」

 

「もうちょっとで全部見えちゃうよ、らんまさん!」

 

セラルディの声に観客からは歓声とともにどよめきが上がる。らんまはその声を聞きつつも、集中を切らさずに応戦を続ける。

 

「どどめだ!」

 

最後の一枚が破かれ、らんまが全裸になると、観戦者らから、今日一番の大きな声があがった。

 

観客の興奮が頂点に達した瞬間、セラルディの飛び蹴りが繰り出された。らんまはすばやくカウンターを試み、蹴りを放つ。

 

「クロスカウンターキック!」

 

しかし、らんまの足はセラルディの距離に届かず、空を切ってしまう。

 

「んふふふ、とどきませんよ、わたしには」

 

「なっ!」

 

一瞬の驚きを見せたらんまの隙を逃さず、セラルディの蹴りがらんまの胸元に直撃。その強烈な一撃により、らんまは後ろに大きく吹き飛ばされ、重く床に叩きつけられた。会場は一瞬、静まり返る。そして、らんまが地に倒れたことにより、再びどよめきが起こった。

 

「らんまが倒れた!」「信じられない、セラルディがらんまをダウンさせた!」

 

セラルディは勝利を確信したかのように、傲慢な笑みを浮かべつつ、観客にアピールする。しかし、彼はまだ油断はしていない。らんまがどんな状況からも立ち上がることを知っているようだ。

 

一方、床に倒れていたらんまは、じわりと身体を起こし始める。表情には激痛が見て取れたが、それを乗り越える強い意志も同時に見える。

 

「まだだ……まだ負けたわけじゃねえ……」

 

声はかすれていたが、その目には未だ闘志が宿っていた。観客はその姿を見て再び熱狂し、励ましの声を送る。

 

「らんま!立ち上がれ!やれる、お前ならできる!」

 

らんまはゆっくりと立ち上がり、セラルディを睨みつける。裸のままではあったが、戦う姿勢は何も変わっていなかった。それどころか、敗れそうになったことで、さらに闘志が燃え上がる。

 

「セラルディ、まだお前に勝つ!さあ、きやがれ」

 

らんまは再び戦闘態勢を取る。セラルディもそれに応えるように構えを固めた。

 

「いいでしょう、気の強い女戦士は好きだ、来い!」

 

観戦者たちは再び戦いが再開されると、その緊張感に呑み込まれた。セラルディは明らかに優勢で、戦いを支配していた。らんまの動きは次第に鈍くなり、セラルディの攻撃に対する反応も遅れがちになる。

 

「ふぅん、やはり限界か?こんなものだったのか」

 

セラルディの挑発的な言葉が舞台上に響き渡る。彼は一連の攻撃を続け、らんまに一瞬の休む間も与えない。次から次へと放たれる攻撃が、らんまを徐々に追い詰めていく。

 

「うっ……ああぁ」

 

らんまがまた一撃を受け、ついには膝をついてしまう。観戦者の中には、これまでの熱狂が一転して、心配の声もあがる。しかし、このまま、セラルディが勝利してしまえば、舞台上でらんまが犯されてしまう。

 

オレはこの光景を見て無力感に苛まれる。らんまの苦闘を目の当たりにし、何か手を貸したくても、この戦いに介入することはできない。内心は葛藤と焦燥でいっぱいだった。

 

「いったい、どうすれば」

 

なにか、らんまに一発逆転のアドバイスを送れば良いのだろうが、そんなものはない。

 

セラルディは一切の容赦なく、続けて攻撃を仕掛け続けていた。その長い手足から放たれる一撃一撃が、見るも無残にらんまを追い込んでいく。

 

「これで終わりだ!」

 

セラルディの決定的な一撃がらんまに向けて放たれた瞬間、観戦者たちは息をのむ。

 

「こうなりゃ、仕方ねぇ……!らんまがあんなやつに犯されるなんて、ごめんだ」

 

オレは反則かもしれないが、ある行動にでた。

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