女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
「楽太郎ぉおーーーっ!」
らんまが叫びながら攻撃を仕掛ける。しかし、楽太郎はそれを簡単に避け、反撃として更なる雷の一撃を放つ。その速さに反応することもできず、らんまは大きく吹き飛ばされた。雨は激しく降り続き、らんまの体が地面に打ちつけられると同時に水しぶきが上がった。
「ぐぁあっ!」
「らんま!」
オレはらんまは、もとへ駆け寄り、支えようとするが、その隙を楽太郎につかれ、背後から墨の網がオレたちを捕らえる。
「ははは、どうだ、これが我が雷神猛筆拳の力だ。愛だけでは生きていけない、現実を見るがいい」
楽太郎の言葉に怒りがこみ上げるが、体は墨の網に縛られ、動けない。動こうとすればするほど、網は密着して締め付けてくる。
オレは魔法を唱え、必死に墨の網をほどく。
「雷の王よ、我が呼び声に応えて、縛りを解き放て!ストーム・ブレイク・リリース!」
オレは力の限りに詠唱し、周囲の空気が一瞬で振動し始めた。身体中に流れるエネルギーが一点に集中し、墨の網が覆っていたオレたちの周りで電気が火花を散らす。
楽太郎は一瞬その場を凝視した。その瞬間、オレの放った雷撃が墨の網に打ち込まれ、それを焼き切る。網が一瞬で炭化し、パラパラと灰になって崩れ落ちた。
「よし、自由だ!」
らんまもその隙に立ち上がり、力強く頷く。二人で再び戦闘態勢を取り、楽太郎に向けて進み出た。今度は、オレたちが攻める番だ。
しかし、走りはじめたらんまの足がもつれ、その場で倒れ込んでしまった。尻餅をついた瞬間、泥と雨水が飛び散り、らんまの体をさらに濡らした。激しい雨は彼女の赤い髪をしっとりと濡らし、裸の肌に冷たい雨粒が打ち付ける。らんまはそのままの姿勢で痛みに顔をしかめ、怒りの表情を浮かべながら前方を見つめていた。
「くっそ、楽太郎の野郎め……」
らんまが倒れたのを見て、オレはすぐさま、らんまの元に駆け寄る。
「らんま、大丈夫か?」
「ちっ、ちょっと足が…」
その一瞬の隙をつかれ、楽太郎は再び筆を振るい、嘲笑しながら墨の波を巻き起こした。
「油断するなよ若いの!」
しかし今回は直接攻撃ではなく、地面に複雑な模様を描いている。
「くそ、これは…」
墨の模様が地面から立ち上がり、巨大な墨の壁となってオレたちの動きを完全に封じ込めようとしていた。
「達也、逃げるぞ!」
らんまは痛みを抑えながらも、立ち上がり、オレの手を引いて壁をよけようとした。だが、足の負傷が深刻で、速度が上がらない。
壁が迫る中、オレは急いで魔法を唱える。
「砕け散れ、暗黒の壁!ライトニング・ブレイク!」
叫びながら、オレの手から強烈な雷撃が放たれた。雷撃が墨の壁に衝突し、大きな音と共に壁を粉砕した。
「ふぅ……あぶなかった……今のはやばかった」
粉々になった墨の壁からの隙間を縫って、オレたちは何とか逃げ出す。寺院の裏側へと必死に向かう。ここは、敵前大逆走で逃げるしかない。
しかし、楽太郎はそれに怒り、さらに強力な攻撃を準備している。
「もう終わりにしよう、この子供遊びを!」
楽太郎が叫ぶと、その筆から放たれる墨はまるで嵐のように激しさを増していった。オレとらんまは、必死になってそれを避け続けたが、次第に追い詰められていく。
「達也、もうダメかもしれない…」
その台詞をつぶやいたらんまを見て、オレはニヤっと笑った。らんまも同時に笑い返す。
「らんま、そろそろ、いいだろう。もう、アレックスもナディアを連れて脱出したところだ」
「あぁ、そうだな。へっへへ、ひっかかったな、楽太郎」
オレとらんまの雰囲気が突然、変わりはじめ、それを見た楽太郎が目を丸くしはじめる。
「らんま、ほら、乳揉ませてくれよ」