女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
翌朝、目を覚ますと、らんまが血相を変えてオレの前に立っていた。即席ブラジャーを外し、上半身裸になっている。オレがまだ寝ぼけているのをよそに、らんまは急いで背中を見せてきた。
「ちょっと、これどういうことだ!説明しろ!」
らんまが怒り混じりに叫ぶと、オレは眼をこすりながら、向けられた背中を見た。そこには「スキ」という文字が日焼けでくっきりと残っていた。サンオイルを塗るときに、らんまに何も言わずにいたずら心からこんなことをしてしまったのだ。まさか、ここまでしっかりと、日焼け文字を作ることができるとは。
オレは状況を理解すると、思わずクスッと笑ってしまう。
「あー、ごめん、ごめん。昨日のいたずらがこんな形で残るとは思わなかったんだ。でもな、らんまのことが大好きだからさ、ちょっとしたサインを…」
クスッと小馬鹿にしたように笑ってしまったのは申し訳ないが、オレなりには、らんまに謝ったつもりだったのだが……。
らんまはオレの言葉を聞いてもなお、怒りの表情を隠せなかった。
「ぢくじょうぅ……本当に、達也ってやつは…!」
「ごめん、ごめんな、らんま!悪気はなかったんだってば!」
オレは急いで言葉を並べたが、らんまの怒りは収まる様子を見せない。らんまの顔は怒りで真っ赤になっており、その表情は冗談で済まされないほどだった。
「ふざけんじゃねぇ!この、バカ達也!」
らんまが叫びながら、櫓の端まで歩いてくる。まさに鬼の形相。オレはその勢いに少し怯えながらも、迅速に反応するしかなかった。
ほんの一瞬の判断で、櫓の端から飛び降りて、森の中へと逃げ込む。らんまはすぐにオレの後を追いかけてくる。
「待ちやがれぇええーーっ!!」
らんまの怒声が背後から聞こえる中、オレはなんとか、逃れようと必死に走る。
「勘弁してくれ、らんま!冗談だったんだからさ!」
オレは叫びながら走った。だが、らんまは聞く耳を持たず、森の中を縫うように機敏に動き、オレの後を追ってくる。朝の涼しい空気が二人の間を流れるが、らんまの怒りはまだ冷めやすそうにない。
足を踏み外さないように気をつけつつ、オレは根っこの出た地面を飛び越え、低く枝が張り出した木々をかわしながら走り続けた。らんまもそれに負けじと、素早くオレを追い続ける。太陽の光が木々の間からチラチラと見える中、らんまの怒声が森の中で響く。
「待て、待て、待てぇええーっ!!!こらぁ、達也ぁああーーっ!」
後ろを振り向くと、上半身裸のらんまが、爆乳をぶるんぶるんと豪快に揺らしながら、オレをおいかけてきていた。ぶるんぶるんと豪快に揺れる乳房を見た気持ちは山々だが、今、それをしていたら、すぐに捕まってしまう。オレは無心になり、必死に森の奥へと走り始めるのみだ。
らんまの怒りはまだ冷めておらず、その表情からは明らかに許す気はない。太陽の光が汗ばんだ肌を照らし出し、その姿はまさに鬼嫁。怒りで赤くなった顔と、激しく動くたびに揺れるおっぱいが、らんまの動きをさらに迫力あるものにしていた。
「はぁはぁ、まじでやばい……本気で怒らせちまった」
オレは心の中で慌てながらも、さらに速度を上げて森を駆け抜けた。枝が顔を打つが、それも気にせずにひたすらに逃げる。オレの背後で、らんまの怒声が木々に響き渡る。
「逃げるんじゃねえ、達也!男らしく、そこへなおれぇえーっ!」
らんまの声は怒りに満ちている。しかし、逆にそれがオレの足をさらに早く動かす原動力にもなっていた。 林を抜けたところで、小さな川が現れた。一瞬躊躇したが、後ろから迫るらんまの気配を感じ、迷わず川へと飛び込んだ。上流から下流方向へと向かって走る。
川の中を駆けながら、オレは頭の中で対策を考える。らんまの怒りを少しでも和らげるために、なんとかして距離を取る必要がある。ふと、オレの頭に一つのアイディアが閃いた。
魔法を使えば、らんまとの距離を広げられるかもしれない。
川の中で立ち止まり、オレは手を広げて詠唱を始めた。冷たい水が足元を流れる感覚に集中しながら、魔法の言葉を口にする。
「水の精霊よ、オレの力となり、壁となれ!水壁創造!」
魔法の言葉が響くと、川の水がオレの前で急速に立ち上がり、透明な壁を作り出す。オレはこの勢いに乗って、さらに詠唱を続ける。
「さらなる力を借りて、守りの壁を重ねよ!水壁創造!」
次々と水の壁がオレの前に立ち上がり、らんまとオレの間に障壁を作り出していく。オレは必死に詠唱を続け、3枚、5枚、10枚と次々に水の壁を作り出していった。
「これで少しは…!」
しかし、らんまは止まることなく、その怒りの力で水の壁を次々に打ち破ってくる。最初の壁が砕ける音が聞こえ、次いで二枚目、三枚目と破られていく。
「こらぁ、達也ぁああーーっ!逃がさねぇぞ!」
ずぶ濡れになりながらも、らんまはオレを追いかけ続けてくる。水の壁はまるで存在しないかのように次々と砕け、らんまの迫力ある姿がどんどん近づいてくる。
「うぉおー?! まじかよ…らんま、本気だな…」
オレはその勢いに圧倒されながらも、さらに逃げるために川を上流へと駆け上がった。水の壁はもう頼りにならない。オレはただひたすらに走るしかない。