女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
「達也、次の戦闘はチンポを勃起させるの禁止な?」
「えっ……え、ま、わかったよ。それに集中して戦った方がいいしな。」
らんまの言葉に、オレは一瞬言葉を失いつつも、頷くしかなかった。この奇妙な軽口は、らんまなりの緊張をほぐす方法かもしれない。いつもと変わらぬ口調に、オレは内心で反省しながらも、らんまのユーモアがどれほど救いになっているかを感じていた。たしかに、いくら裸での冒険とはいえ、らんまの裸体に見惚れていては、足元もすくわれる。
言葉のチョイスがどこまで冗談かはともかく、これがらんまのスタイルだ。常に自分らしく、ストレートで正直だ。その直球の言葉は時には無防備で、時には鋭く、オレの心を揺さぶる。それでも、らんまのその姿勢が、オレにはどこか安心感を与えてくれる。
オレたちは数々の戦いを共にくぐり抜けてきた。その中で、らんまの軽妙なジョークや突拍子もない発言が、どれほどオレの士気を高め、緊張を和らげてきたことか。戦場でのらんまの明るさがどれだけの意味を持つかを知っている。オレが真剣に悩んでいるとき、元気ならんまの一言でどれだけ気が楽になったか計り知れない。
思えば、らんまと初めて出会った時から、らんまのその独特で無防備なスタイルには驚かされっぱなしだった。強さと同時に、その率直さがオレの心を捉えた。戦いの中でらんまが見せる明るさと自信は、いつもオレを勇気づけてくれる。大好きならんまのその姿勢に、オレは何度も救われてきたのだ。
らんまのこのユーモアと強さがあるからこそ、オレはどんな困難にも立ち向かえる。らんまが隣にいる限り、オレたちはどんな敵にも負けない。そう確信している。
「まあ、冗談はともかくとして、次の相手がどんな奴かわからんからな。ちゃんと集中しろよ。」
「ああ、もちろんだ。でもな、らんま、その言い方はないだろ?ちょっとは遠慮してくれよ。」
「へっ、遠慮って、今更かよ。お互い裸で戦ってるんだぜ?もう何も隠すことなんてねえだろ。」
階段を下りながら、オレは少し照れくさくて苦笑いを浮かべる。らんまの言葉には常に直球で、そのストレートさが時にはオレを困らせるが、それがらんまの魅力の一つでもある。しかし、勃起をするなと言われると、ムズムズしてしまう。裸のらんまが隣にいるのだから、無理なミッションだ。
「なぁ、半立ちは、どうなんだ?セーフなのか?」
オレはバカなことをらんまに質問してみる。がしかし、本当の疑問だ。
「はぁ?何言ってんだ、達也。半立ちでもアウトだろ。そんな余計なこと考えてんじゃねぇよ」
らんまは呆れたように肩をすくめる。オレの冗談に付き合ってくれるところも、らんまの優しさの一つだ。
「ま、そうだよな。戦いに集中しろってのも分かってる。けど、やっぱり隣に裸のらんまがいると気が散るんだよ。」
「へっ、オレの裸がそんなに気になるか?だったら目をつぶって戦ってみろよ、どうせ何も見えなくて同じだろ?」
「それは無理だな。目をつぶったらもっと危険だ。」
オレは冗談交じりに返すが、らんまの言葉には一理ある。集中しないと、次のフロアで何が待ち受けているか分からないからな。
「でも、そういう話はもういいから、次のフロアに何がいるか、どんな戦略で行くかを真剣に考えようぜ。」
「了解だ。でもな、らんま。真剣な話、次に何か出てきたら、オレ、全力出すからな。」
「ああ、それはお互い様だ。全力で行こう。」
オレたちは次のフロアに進む準備を整える。不気味な静寂がダンジョン内を支配しているが、それも戦いの前の静けさだ。何が待ち受けているかは分からないが、オレたちは準備ができている。それがらんまと一緒にいる安心感だ。その存在は、オレにとって大きな支えであり、どんな状況でも一緒に戦い抜けるという自信をくれる。