女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
そう、オレとらんまが出した結論は明快。
最初から抱きしめあっていればいいのだ。
らんまを駅弁スタイルで抱きかかえる。この状態で戦えばいい。オレの手はらんまの身体を抱きかかえているので、剣はらんまが持つスタイルとなった。
これなら、あの花粉モンスターを倒すことができる。オレはそう確信していた。
しかし、問題は体力だ。駅弁は、そのスタイルから、動き回るのは、プロのマッチョAV男優でもかなりの体力を使う。果たして、オレにそれができるかどうかだ。
オレはらんまを駅弁スタイルで抱きかかえたまま、深呼吸をして気持ちを落ち着けた。らんまの手にはオレの剣が握られていて、互いの体が密着しているせいで心臓の鼓動が感じられる。
「よし、これでいけるはずだ。らんま、しっかり捕まっててくれよ」
「わかってるさ、達也。オレも絶対に離さねえ」
らんまの声が耳元で響く。オレたちは互いに力を合わせることで、この花粉の悪影響を乗り越える決意を固めた。オレたちは一斉に動き出し、巨木の心臓部に向かって突進する。
「せーのっ!」
オレの掛け声と同時に、らんまは剣を振り下ろし、オレは全力で駆け抜ける。巨木の怪物は再び花粉を撒き散らしてきたが、オレたちは鼻を覆ってそれを防ぎながら突進を続けた。
「へっくしょん!」またしてもくしゃみが出たが、らんまと抱き合ったまま進むことで、影響を最小限に抑えた。
「大丈夫か、達也?!」
「ああ、大丈夫だ。らんまがしっかり剣を振ってくれてるおかげで、なんとかなる!」
オレたちは巨木の怪物の攻撃を避けながら、心臓部に近づいていく。花粉が舞い上がるたびにくしゃみをするが、抱き合っていることで耐えることができた。
「達也、もう少しだ!心臓部が見えてきたぞ!」
「おう、今度こそ決める!」
オレはらんまをしっかり抱きかかえながら、心臓部に向かって全力で突進する。らんまも剣を振り上げ、全力で一撃を放つ準備を整えた。
「これで終わりだ!らんま、行くぞ!」
「おう、達也!」
オレたちは同時に心臓部に向かって剣を突き立てた。らんまの剣が深々と刺さり、巨木の怪物は震えながら倒れ込んだ。
「やったか……?」
オレは息を切らしながら、らんまとともに怪物の動きを見守った。巨木の怪物はゆっくりと崩れ落ち、その場に倒れ込んだ。
「やったな、達也!これで終わりだ!」
「おう、らんま。オレたちの勝ちだ!」
オレたちはお互いに笑顔を交わしながら、勝利の喜びを分かち合った。花粉の悪影響も消え去り、オレたちはようやく安堵の息をつくことができた。