女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
昨日は本当にやばかった。らんまが触手に犯されるところを見てしまった…いやいや、違う。
八宝斎と楽太郎とのバトルだ。奴らがらんまの乳拓を巡って仲間割れをしたから良かったものの、それがなければ、完全にやられていた。らんまの貞操だけではなく、オレの命までも。
でも、そのバトルの結果、これだけの物が手に入ってしまった。オレは昨日の戦利品を並べる。まずは宝玉たち。
橙色の宝玉。これは八宝斎がベリーヌの屋敷から盗んだものだ。八宝斎が盗んだ事でオレたちが冒険の最初の頃に盗人の濡れ衣を着せられ、お尋ね者になってしまったキッカケの宝玉だ。
次に黄色の宝玉。ミノタウロスを倒したときに八宝斎に横取りされた宝玉。同様に八宝斎に先を越されたゴーレムの緑。サキュバスが所持していた紫の宝玉。
最後に青色の宝玉。オレがサハギンから受け取ったものだ。リスク分散のためにベリーヌ に預けておいたときに、楽太郎(楽京斎)に盗まれてしまったが、取り返すことに成功した。
現在、らんまに渡しておいた宝玉と合わせて、橙・黄・青・緑・赤・紫の6つがオレたちの手にある。全部で7種類だから、残り1つだ。
まぁ、金髪いけ好かない野郎ことベリーヌが盗まれたものを取り返したのだから、大威張りでベリーヌの元へ帰る事ができる。どうせなら、ベリーヌ騎士団・特命係という隊名を返上させてもらうとするかな。返上した後の新しい隊名は考えておこう。
戦利品はまだある。ローパーとピンクスライムだ。両者とも幻獣であり、この世界のルールである小瓶に入れて持ち歩けば、小瓶から出した後には主人のペットとして意のままに動いてくれる。はやい話がポケモンってことだ。ローパーは円錐形をした岩に一つ目と巨大な口が開いており、ロープ状の複数の触手がついた魔物。ピンクスライムは相手の動きを封じ込め、なおかつ、相手のエネルギーを体内に閉じ込める事ができる薄ピンク色のゼリー状のモンスターだ。鎧や衣服を溶かす事もできるだろう。スケベ妖怪の八宝斎たちが持っていただけあって、どちらもエロゲー御用達の拷問モンスターだ。ホント、すごい幻獣らを手に入れてしまったものだ。
らんまの湯太郎(幻獣・アーヴァンク)と蛍代わりの幻獣ピクシーと合わせるとオレたちは4種類の幻獣を使役している事になる。八宝斎が呼んでいた名前と同じように触手幻獣のほうはローパー君と呼ぼう。ピンクスライムは、そうだな……ま、ピンクスライムのままでいいか。
あとは楽太郎が所持していた秘伝の墨『錦の蝶』これは七色に輝く乳拓を取る事ができる。ってか、らんまに乳拓を取らせてくれなんて言ったら、ぶっ飛ばされるかもしれないな。でも、オレもらんまの乳拓は正直、すごく欲しい。それが本音だ。
あれだけ、顔も変形するくらいにらんまの双竜昇天波を入れたとはいえ、不死身の妖怪じじぃどもだ。またいつ、盗みにくるかわからない。七つ揃えて、過去に勇者様がしたように再度、封印するまでは油断できない。オレは懐の布袋に宝玉を大事にしまい込んだ。
小瓶も懐にしまおうと手に取ると、よからぬ妄想がオレの頭をよぎる。らんまのことをオレも触手やスライムで責めてみたい!と……。宝玉を揃えて、この世界の平和のために行動しているにも関わらず、オレの本心といえば、魔王と変わらない。らんまと二人で勇者的な行いをしてはいるものの、やはり、根はドスケベな男子学生なのだ。べ、べつにカップルがエッチのときにバイブやピンクローターを使うようなもんだよな?この世界で使役したペットをセックスのときに使うなんてものは。いやいや、幻獣をそんな淫らな事に使うのはエロゲーマニアか妖怪スケベじじいと同じだ。オレの中で天使と悪魔が葛藤して、悶えているとらんまが帰ってきた。残りの宝玉について、なにか街の人が知っている事がないかという聞き込みから帰ってきた。
「なーに、ひとりで悶えてんだよ、変なやつ。宝玉についての情報はなにもなかったぜー、別に変な事件もないし、平和そのものだ。」
「そっかそっか、聞き込み、ご苦労様。街のカフェで茶でもするか?」
「はは、呑気なやつだな。でも、宝玉は七つ揃わないと魔王とやらを復活させられないなら、このまま、オレたちが持ったまま、守り抜けばいいんじゃないのか?」
「それもそうだよな……集めるってのはゲームの定番だけど、集めないという選択肢もアリだよな。」
考えられるのは七つ揃えてゲームクリア。もしくは途中で七つが敵に渡り、魔王が出現してしまって、それを倒してゲームクリア。どっちにしろ、ゲームクリアをするためのアイテムなのだろう。もしかするとゲームクリア状態になると元の世界に帰れるようになるかもしれない。でも、果たして元の世界にオレは帰りたいと思っているのだろうか、らんまのほうはどう思っているんだろうか。オレの意思よりもらんまの意思が優先だな。元の世界に帰りたいっていうなら、そうするしかない。その場合は元の世界でも、こっちの世界と同じような関係を維持できるのだろうか。怖くて聞けないなら、宝珠集めは先延ばしでもいいように思えてきた。
「こっちが触手に、こっちがスライムか」
まだ仕まっていなかった小瓶をらんまが手にとり、中にいる小さなローパーとピンクスライムを観察した後に一言。
「まったく、八宝斎と楽太郎め、こいつらを使ってオレにあんなエッチなことしやがって…」
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らんまの反応から使役した触手とスライムをピンクローターやバイブ代わりに使ってみたいだなんて、ますます言えなくなったオレだった。