女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
魔道士へと化けていたゼノリスとガーディアン・ランサーとの戦いを制したオレたちは、この冒険の本当に最後の目的地へと辿り着いた。主人である魔王が不在だというのに暗黒の魔力に包まれた部屋に足を踏み入れる。薄気味悪い王室。中央には玉座まで敷かれた赤い絨毯があり、埃一つ付いていない。天井には豪華に飾り付けられたシャンデリアが吊り下がり、部屋全体は赤や紫色でデザインされている。
一段あがった場所に魔王が座る玉座がある。丁度人間が座れそうな大きさ。この事から考えると、魔王はひとがたの姿だったのだろうか。玉座には剣が突き刺さっている。聖剣エクスカリバーだろうか。これで、オレが知る限りの伝説の武器、すべてを見た。神斧ラブリュス、神獣の爪、八宝斎が持っていたゴッドロッド、そして、今、らんまが手にしているロンギヌスの槍。
「ここまで来たけど、封印の仕方がわからないな…」
「ま、行ってみようぜ」
静まりかえった玉座へと近づいてゆくと、七つの穴が玉座に開いているのが見えた。ここに宝玉をハメこむのかもしれない。大きさと形が一致している。布袋から取り出すと七つの宝玉の光が強く反応している。
「ようやく、ここまで来たな」
「なぁ、達也……魔王の力ってどんな力なんだろう?」
「そんなのわからないよ、強大な魔力、モンスターを統率する力、不老不死に人間の心を操ったりとか?」
「オレたちが魔王になればさ、この世界を平和にできるんじゃないか?それに永遠に若い身体を手にいれれば、永遠にセックスも楽しめるんじゃない?」
「永遠に若い身体……永遠のセックス」
らんまの言葉に心が奪われる。たしかに魔王の力を手にいれれば、不老不死になる事もあるかもしれない。なんせ、人間の勇者は死んでいるが、こうして魔王はまた復活させられようとしていたのだから、らんまと二人で手分けして玉座に七つの宝玉をはめこんでいる。5個の宝玉をはめ終えた、残りは2個だ。赤色と青色。オレたちが最初に手にした宝玉。
「やっぱり、封印するのはやめよう、オレたちが魔王を復活させ、力を得よう」
「なに言ってるんだよ……らんま、魔王の力を封印するためにここまで来たんだろ?」
「ま、ひっかからないと思ったよ、頑張って口調は真似したんだけどね……うふふ」
そのとき、ドスンっと大きな音が身体に響いた。らんまがオレの急所をついたのだ。腹を抱えてうずくまるオレ。鎧の上からでも深い衝撃だった。
「んぐぅ……てめえ、らんまじゃねえな」
「ホント、あなたって不注意よね…でも、そんなところ嫌いじゃないわ」
倒れていく中、らんまの中から黒い妖気が出ていく。らんまもオレと同じように玉座の前で倒れた。気を失っているようだ。
黒い妖気は醜い姿となり、2つの宝玉を握りしめた。
「てめぇ……サキュバスだな…」
「うふふ、ピンポーン」
黒い妖気は醜い姿となり、2つの宝玉を握りしめ、玉座にはめていた。
「ほんと、この娘の身体は入りやすいったら、ありゃしない。入りやすい娘の身体ってどんな身体か教えてあげようかしら、それは淫乱で男受けする身体。ま、今日はそんな事どーでもいーの、ついに私が妖魔サキュバスから魔王サキュバスになる記念すべき日なんだからね、うふふ」
サキュバスが2つの宝玉をはめ終えた。雷鳴が鳴り響いた、外では大雨、大嵐が一層、強くなっていく。窓を強い雨や風が叩く。剣は暗黒に染まり、玉座からは紫色の魔障がサキュバスの身体へと入り込んでいった。サキュバスの姿が変わっていく。
前胸部周りを強調した服装に変わった。上半身部分が胸を含め大きくはだけており、胸下はハートマークを象った穴が空き、肌が露出されている。下半身はスーパーハイレグ状の黒いレオタードに、コウモリの模様があしらわれた網タイツがふくらはぎを引き締め、足元はヒールの効いたハーフブーツだ。サキュバスの象徴ともいうべき、コウモリ状の羽根が背部に生えている。
—そして、顔や体型はらんま、そのもの。
サキュバスはおさげ髪をほどき、赤いロングヘアをなびかせた。
オレの目の前に二人のらんまがいる。魔王の力を手にしたサキュバスらんま。そして、横で気絶しているらんま。
「この娘の姿で、魔王として君臨しようかしら…、うふふふ」
「てめぇ!サキュバス、人の嫁の姿を勝手に使いやがって」
「あなたのその鎧は邪魔ね」
サキュバスがオレに暗黒の妖気を吹きかけると鎧が溶けはじめた。由緒ただしき勇者の鎧がまるでゼリーのように溶けていく。オレは下着もなくなり、裸とされた。サキュバスらんまに蹴飛ばされ、玉座の絨毯の上で仰向けにされる。
「達也、あなたって本当に変態よね、よくもこんな状況で勃起していられるわね……それとも私が魅力的すぎるのかしらぁ??うふふふふ♡」
交えた事をオレの身体が覚えているのだろう、サキュバスが言うとおり、オレのペニスはこんな状況にも関わらず太く硬くなっている。サキュバスに見下されて、ヒールで腹のあたりを踏まれている。
「ほらほら、変態。ドスケベチンポ、なにか言ったらどう?」
「…………。」
オレは生まれてはじめての最大恐怖に怯えている。魔王の力を手にいれたサキュバスに怯えている。これまで戦ってきたどんなやつよりも強い魔力、桁違いの魔力を放っているからだ。
サキュバスが手招きするとオレの身体は宙に浮かび上がった。まるで重力を感じないどころか、手足がまったく動かないのに、サキュバスに乳首を触れられると、性欲がこみあがってしまう。
「いいわね、その顔、期待している顔、好きよ〜♡これまで殺してきた男もそんな顔してた。でも、あなたが一番、いい顔してるわね、ふふふ」
サキュバスがパチンっと指を鳴らすとらんまが起き上がった。
「らんま……!」
オレは名前を呼んだが、反応がない。目が虚ろだ。操られている表情。
「さ、らんまちゃん、あなたもこっちに来なさい」
「はい、サキュバス様……仰せの通りに」
虚ろな表情のらんまもオレと同じように空中に浮遊させられる。
「サキュバス、てめえなにする気だ……らんまを巻き込むな」
「なにするって〜?教えてあげるわ、3Pよ♡」
「は?」
—オレは耳を疑った。今かららんまの姿をしたサキュバスは、本物のらんまを含めて、3Pをするのだという。
オレの理性と本能がぶつかり合う。魔王サキュバスの言いなりになってはいけない気持ちとイケナイことをしたい気持ちとぶつかり合う。
「やめてくれ……やめてくれ……やめてくれ……やめてくれ……」
「どうしてぇ?身体は素直に反応してるわよ、あなたの大好きならんまちゃん2人との3P、夢のようでしょ?ねぇ、らんま」
「はい、サキュバス様……わたしも達也にご奉仕したいです」
本物らんまはサキュバスに操られ、従順ならんまになっている。
この二人に犯されたら、オレはもう……オレはもう……オレはもう……オレはもう……。