女らんまと異世界冒険記 ※AIイラスト挿絵920枚付き 作:RNOVEL
翌朝、オレは店を休む事にした。気分も晴れる事を期待してもいないが、久しぶりに港町ソイツェストを散歩してみた。勇者でもなんでもない男の彷徨。
らんまとはじめてセックスをした宿屋の前を通りかかる。海に面した最高級のホテルだ。ここのホテルには結婚後も何回も泊まった。泊まった夜は、憧れのらんまと楽しくふざけたりしてセックスした。でも、今はそんな思い出を振り返ってもオレの股間は元気なくおとなしいままだ。
ソイツェストにあるレストランでひとりで早めの昼食を済ませ、外に出ると、街の人らが騒いでいる。騒ぎの原因は傷だらけの冒険者らが、街の診療所に運ばれていったからだったようだ。あれは、以前に海辺の街付近で冒険者のクエストの報酬を横取りするハイエナ業をやっていたアードウルフ一味だ。
オレはサングラスをかけ、運ばれてるアードウルフ一味を追いかけた。
街の人らが傷だらけのアードウルフたちに話かける。
「おい、すごい傷じゃねえか、どうしたんだ」
「ダンジョンで……黒い剣を持ったシャドーにやられた」
黒い剣を持ったシャドー……オレの力を吸い取ったやつか。
それから、すぐにアードウルフ一味の噂は広がり、ソイツェスト近くの洞窟ダンジョンのシャドー討伐依頼には高額の報酬がかけられ、冒険者ギルドに並んだ。
シャドーの討伐依頼がギルドに並んでから、数日。腕利きの冒険者たちもシャドー討伐依頼にダンジョンに挑むが、アードウルフたちと同じように傷だらけで運ばれてきた。その数が増えるたびにシャドー討伐に名乗りをあげる冒険者はいなくなった。
一方、オレは喫茶店の営業を無難にこなしながら毎日を過ごしていた。
◆◇◆◇
らんまと自宅のリビングで夕食を向かい合って食べている。シャドーのことも話しておくべきだと思ったので話しておいた
「らんまは危ないからさ、シャドーのところへは行くなよ」
「…………でも、オレたちがなんとかしないといけないだろ?」
「じゃあ、どうやって、なんとかするんだよ」
「それを必死に考えているんだろ、なんで達也、オマエはいつも、そうやって、腑抜けになるんだよ、必死に考えろよ。アホ! 意気地なし! 根性なし! それを一緒に考えようと言ってんだよ、何度も言わせるな」
オレは食事を進める手を止め、バン!と机を叩いた。
「だったら、教えてほしいね。どうすればいいかをさ。だいたい、力を失っただけじゃなくて、こんなインポにもなってんだ、こっちは」
立ち上がって、らんまの胸元をばっと無理やり開こうとしたが、力が入らず開けない。それを見越して、らんまは胸元を開き、ノーブラの乳房にオレの顔を埋めさせた。
それでもオレの股間が元気さを取り戻す事はできない。
「大丈夫……達也のチンポはオレがまた、ビンビンにさせてやるから、安心しろ、安心してくれ」
オレはらんまの胸に顔を埋めたまま、泣く事しかできなかった。