ようこそゲスな元古文教師がパワハラする教室へ 作:たゆにまなはゆ
高円寺の胸ぐらを掴んだ俺だったが、えぐい握力で高円寺に胸ぐらを掴んだ左手を掴まれてしまった。
「私は命令されるのが嫌いでねぇ…ピッグフェイスボーイ…離してくれないかな。」
なんだこいつ…これがかっこいいと思っているのか…?
とりあえず俺の左手を掴んだ高円寺の右手を俺の右手で強引に離した。力は少し高円寺のが強いか…
あれ?俺って最強チート貰った主人公だよね?高円寺のがなんで強いんだ…?
「なるほど…なかなか力はあるようだねぇ…だが私のが上かなぁ…?」高円寺があたかも余裕そうな口調で行ってくる。が、こいつも余裕なわけは無いはずだ。何故ならば俺はチート主人公…負けるはずはない。
「アメリカ野郎、バスの中で喧嘩するのもあれだ…バスを降りたら学校に入るまでに白黒つけようじゃないか」
この勝負だが俺が当然勝つ、何故ならば俺はチート主人公…負けるはずがないのだから。
「いいだろう、その発想嫌いではないね」
こうして俺たちはバスを降りたあと喧嘩で白黒つけることになった。ドン引きしてるお婆さんとOL、苦笑いする櫛田。ヤバいやつと関わりたくないオーラを出すバス内、ちょっと引いた目線で見てる綾小路。この雰囲気どうしてくれるんだ高円寺……
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バスを降りたあと、学園の中にあった場所で喧嘩をすることにした。ちょうどいい公園があったのでそこにした。
さて、なぜ俺がチートで勝てると言ったのか種明かしをしよう。実は貰ったチートの中にシステマと極真空手という格闘技があったので、まず勝てるのだ。
それでは…さようなら…高円寺…
「くらぇぇぇぇぇ!アメリカ野郎!!」
まず俺は拳を全力で振りかぶった。狙うは高円寺の鳩尾である。当然避けられる。だが高円寺はわかっていなかった。
システマというのは相手の呼吸を読み、力を入っていないところに入れ適格に急所を着いたり痛みを消すのが得意であり、極真空手は拳の1発が強く、チートな体がそれを何発も高速で打つことを可能にしている。
つまり、威力の高い拳を急所に何発も打てるというわけだ。
「オラオラオラァ!さっきまでの威勢はどうしたアメリカ野郎!ヒャッハー!!」右、左、右、左最初は避けていた高円寺も、次第に受けに回る数が増えてきた。
だがシステマは受けを破壊する…
「終わりだアメリカ野郎!」俺は、1歩引いた高円寺に高速で詰め寄り…右ストレートを顔面を目掛けて殴った。
高円寺は両手は鳩尾をガードしており、避ける余裕もない。これで終わりだ…そして、俺はコケた。誰かが捨てた缶につまづいてコケた。誰だよ捨てたやつ。
そこを見逃すほど高円寺は甘くなかった。俺の拳は空を切り、そして、俺の首に高円寺の手刀が当たる。
「大したものだよ…一瞬危うかった…だが私の勝ちのようだな…また会おう…ゴリラボーイ!」
薄れゆく意識の中、俺は思った。
俺…チート主人公なのに…なんで負けるんだよ…
俺の疑問は空を切りながら、俺の意識は途切れた…あっ入学式…