春輝達が任務で中国へ向かい、着いたちょうどその頃、夕食時の五車学園の廊下でゆきかぜは1人黄昏ていた。
大好きな兄である春輝が任務で中国へ行ってしまい、しばらく会えないからであり、構ってくれる相手がいない為に、若干というかだいぶ落ち込んでいるのだ。
「お兄ちゃん、中国に行っちゃったし、凜子先輩もいないし、きららも任務に出てるし……はぁ~~ぁ。」
「ゆきかぜ、大丈夫?」
「元気ないね、ゆきかぜ。」
「ニコニコ。」
「みんな。」
夕暮れ時の五車学園の廊下、そこで黄昏ているゆきかぜに話しかけてきたのが、秋山 達郎と桃色の髪をした少女“
桃色の髪をした少女は御堂 桃瑚。
桃瑚は名門“御堂家”の令嬢であり、一年でも頭一つ飛び抜けた天才少女。皆からは[桃(もも)]と呼ばれており、その可愛らしさから告白が絶えないが、彼女は達郎の事が好きであり、その告白を断っているが達郎にはその想いが届いておらず、片想いのままである。
「春輝先輩は確か中国に行ってるのよね?寂しいの?」
「それは……まぁ、寂しいって言えば寂しいかな。」
「ニコニコ。」
「あんたは何ニコニコしてんのよ?べ、別に私はブラコンじゃないんだから!!」
そう言ってゆきかぜが指差す相手は篠宮 胡榛。
篠宮 玲華と咲弥の妹であり、ある理由から感情や表情が動かない為、同級生から裏で“機械女”と陰口を叩かれているが、本人は余り気にしていない。
「それで?3人は何しに来たの?凜子先輩や篠宮先輩は?」
「2人とも鬼崎さん、八津教官の4人で任務に出てるんだ。僕たちはトレーニングが終わったから帰ろうと思って……ゆきかぜもどう?」
「偶にはみんなで帰りましょ?色々話もしたいし。」
「ニコニコ。」
「そうね。それもたまには良いかも。」
ゆきかぜがそう言って荷物を持ってきて帰ろうとした時、何かの書類を見ている真とばったり鉢合わせた。
「真さん?何してるんですか?」
「ゆきかぜ達か。今から帰るのか。」
「はい。たまにはみんなで帰るって事になって……真さんは何を?」
「あぁ、実は今調べ物をしていてな。」
「調べ物?何かあったんですか?」
桃瑚が尋ねると、真は調べ物の内容を話した。
「あぁ、アサギ様から指令を受けたんだ。任務の場所が“北海道”なんだが、そこで任務する際に下調べをしていたんだ。」
「どんな任務なんですか?」
「短期間の潜入任務だ。だが、これ以上は話せない。まぁ油断、予断を許さない任務ではあるということは確かだな。」
真の言葉に4人が頷く。すると、真は時計を見る。
「すまない。俺はそろそろ帰って準備をする……お前達も気を付けて帰るんだぞ。」
「「「はい!/コクッ。」」」
真の言葉に4人はそれぞれ返すと、真は去っていった。
「芳陰 真先輩……しっかりしてるね。流石名門“芳陰家”の出ですね。」
「それだけじゃないよ。実力もある……“砂爆”の真。攻撃よりも守備に重きを置いていて、大量の砂を操って多くの任務を熟してきたんだ……まさに実力者だよ。」
達郎の言葉にゆきかぜ達は深く頷くのであった……。
オリキャラ2人のイメージ
・御堂 桃瑚
イメージ:超昴閃忍ハルカの四方堂 ナリカ
多少ナリカよりも、胸がある。
・篠宮 胡榛
イメージ:鬼滅の刃の栗花落 カナヲ
カナヲよりニコニコしている。