※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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やっとこさ銅鏡編終わりです。

次回は……エロ書きたいなぁ。

出来れば……3話か4話くらい。


任務完了と“自由”

慎夜Side

 

 

『そう、血の採取は出来なかったのね。でも彼の“邪眼”の力が解って助かったわ。』

 

 

「はい。」

 

 

 俺は今、対魔忍の連中から離れて上司である“ふうま 天音”に近況を報告している。正直この報告の時が一番疲れるんだよなぁ。

 

 

『邪眼の力はコピー……。でもそれ以上に邪眼を僅かな期間で扱えるようになるなんて……!!あーーーーーー!!❤❤最っっっっっ高ーーーーーーーーーー!!!❤❤流石は御館様の見出だした器だわ!!!❤❤』

 

 

「~~っ!!!?」

 

 

 耳痛っ!!……これだよ。天音様は水城の事になると異常に興奮するんだよなぁ。

 

 

 確かに水城の力は凄まじい物だ。邪眼何て無くても恐らく奴は強くなるだろうし、何よりあいつの邪眼がどうなっていくのかは分からない。

 

 

 だから御館様も一時は“見つけ次第殺せ”と言っていたのに、今では“水城を監視し、水城に対して悪印象を持つ者を始末しろ”何て言ってきたんだ。

 

 

 だけど……器ってなんなんだ?

 

 

『……ごほんっ!!慎夜、あなたはそのまま彼の監視を続けなさい。成果を上げれば“真庭”の再興も夢ではないわ。』

 

 

「はっ、承知しました。」

 

 

 通信機を切って溜め息を吐くと、俺は天井を見上げる。

 

 

 俺の一族、“真庭”は“ふうま一族”に敗れた……抗争に敗れ、真庭忍軍は俺を除いた全ての忍、父や兄、仲間達は殺され、くノ一だった母や姉は陵辱されたのち殺され、俺も殺されそうになったが邪眼を開眼してことにより、御館様にその力を見込まれ、ふうまの傘下に入った。

 

 

 前までの実力は真庭忍軍の中でも弱かったが、ふうまの厳しい修行と邪眼“簒奪眼”のおかげで今では俺を含めた6人のみで構成されたふうま精鋭部隊“新生”真庭忍軍が作り、骸佐率いる二車忍軍に命令を下している。

 

 

 対魔忍の連中なんざ知らねぇ……。俺は“ふうま”の為に戦う忍……ふうま精鋭部隊の隊長だ。与えられた任をこなしていけば良い……俺はそれだけで良いんだ。

 

 

「……。」

 

 

 水城が治した霜焼けをした手の甲を見ながらあいつの言ってた事を思い返した。

 

 

『仲間だからだよ。仲間が怪我してたら嫌だろ?』

 

 

「何が“仲間”だ。くだらねぇ……。」

 

 

 俺はそう呟きながら部屋へと戻るのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 翌日、春輝、藤志郎、賢丞、慎夜の4人は唯糸、黒牙、真琴の待つホテルに銅鏡を持って現れ、そこで銅鏡についてどうするのかを話していた。

 

 

 そこで唯糸達が言うには百愧龍宮の長である鬼徹 暁冥は銅鏡本体ではなく、銅鏡の縁に掘られた文字を知りたいと言う事らしく、その事についてはどうすべきか悩んだ藤志郎達は指示を仰ぐために学園にいる時松に連絡した。

 

 

『百愧龍宮か……。確かに厄介だな……まぁ文字程度なら構わん。読ませたら持ち帰るようにしろ。』

 

 

「承知しました。」

 

 

 時松の指示を聞いた藤志郎達は銅鏡に傷を付けず、文字を読み取るだけならという条件で百愧龍宮に銅鏡を貸すと、縁に掘られた文字を写し取った唯糸と黒牙、真琴達と春輝達はそれぞれの飛行機で帰ることになったのだが……。

 

 

「春輝、また里に来てね!その時は沢山話そう!」

 

 

「はい、真琴さん「もう!真琴で良いよ!」……分かったよ、真琴。」

 

 

「うん!じゃあね、春輝!」チュッ♡♡

 

 

「え……!!?」

 

 

 春輝がそう言った時、真琴は春輝を抱き締めると頬にキスをしたのである。

 

 

 呆然とする春輝に賢丞がニヤニヤと笑いながら近付く。

 

 

「春輝~?お前、鬼崎や妹がいるのに、モテモテだなぁ?」

 

 

「え、あ、いや!!?あ、えっと!!?わーーーーー!!?」

 

 

 あたふたする春輝をニヤニヤしながら見る賢丞、やれやれといった様子で見る藤志郎、呆れた様子で溜め息を吐く慎夜。4人は銅鏡を持って日本の五車へと帰っていったのであった……。 

 

 

◆◆◆

 

 

「ご苦労、大変な中で任務をこなしたな。ノマドまで出てくるとは……。本当によくやった。」

 

 

「「「「はい。」」」」

 

 

 無事に五車に戻った春輝達は時松、アサギに報告をし、銅鏡を2人の前に出した。

 

 

「これが件の銅鏡なの?時松。」

 

 

「あぁ、間違いない。“時空を渡る銅鏡”……時渡りの魔道具だ。」

 

 

「「「「時渡り!?」」」」

 

 

「源一さまが言っていたんだ。この世には人の力が及ばん魔道具があると。その中でもこれは、時を自在に渡る魔道具……まぁ本物かどうかは分からん眉唾だがな。」

 

 

 時松の言葉に4人は言葉を失うが、バルトが現れた事が何よりの証拠であると感じていた。

 

 

「これは私達の方で管理するわ。あなた達はしばらく休みなさい……お疲れさま。」

 

 

「「「「はっ!」」」」

 

 

 4人は理事長室を出ると、そのまま帰路に着く事にした。4人とも体を伸ばしたりなどしながら歩いていた。

 

 

「はぁ……疲れた~~。今日はこのまま帰るかな。」

 

 

「確かに。俺もまっすぐ帰るつもりだ。」

 

 

「……なぁ、みんな。」

 

 

「ん?どうした春輝。」

 

 

「あの銅鏡、結局何だったんだろうな?本当に時渡りなんて出来ると思うか?」

 

 

 春輝の問い掛けに3人が顔を合わせる中、慎夜がつまらなさそうに答える。

 

 

「下らねぇ。時渡りなんざ神様でもなければ出来ねえよ。」

 

 

「ま、確かにな。大体時渡りなんてする意味あるか?」

 

 

「余程の事がなければしようなどと思わないだろうな。」

 

 

 慎夜、賢丞、藤志郎の言葉に春輝は小さく頷くのであった。その後、それぞれが帰路に着く中、春輝も家に到着し、家に帰った。

 

 

「ただいま。」

 

 

「あ!お兄ちゃん!お帰り~!!」

 

 

「春輝、お疲れさま。ご飯出来てるわよ。」

 

 

「ありがとう。母さん、ゆきかぜ。」

 

 

 春輝は暖かい家族の温もりを感じながら、久々に家に帰ったのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 それから2時間後、五車町の入口に1台の車が到着し、そこからケインが降り立った。

 

 

「ここが忍の町、五車かぁ……。ずいぶんのどかだなぁ。」

 

 

 ケインはそう言うと近くの宿に向かい、そこに泊まると、彼は自身のスマホに写した春輝の写真を見るのであった。

 

 

「ハルキ・ミズキ……合うのが楽しみだなぁ。」

 

 

 ケインは心底楽しげに笑うのであった……。




次回はエロ書きたい!


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