※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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割り込み話です。


閑話 蛇子の悩み

 春輝達が任務に出ていた頃、別の任務で出ていたふうま一派のくノ一、相州 蛇子は任務を終えて、家へと帰っていた。

 

 

「ただいまぁ~。」

 

 

「あらあら蛇子、お帰りなさい。」

 

 

「お婆ちゃんただいま。はぁ、疲れちゃった。」

 

 

「お疲れ様。お風呂沸いてるから、先に入って来ちゃいなさい。」

 

 

「はぁい!」

 

 

 蛇子の祖母、相州 洋子の迎えに蛇子は笑みを浮かべた。蛇子は祖母と2人暮らしであり、五車の町で暮らしている。

 

 

 両親は蛇子が幼い頃に、任務の中で殉職し、幼い蛇子を育てたのは、ふうま 小太郎の育て役の忍びと洋子である。

 

 

 蛇子は5歳の頃まで、ふうまの屋敷で暮らし、小太郎や骸佐達と共に育ったが、ある日洋子と蛇子は、ふうま小太郎の死を聞き、葬式をする間もなく、小太郎の育て役の忍びと共に屋敷を出て、その中で水城家、獅子堂家、芳陰家に保護された後に五車に移り住んだ。

 

 

 蛇子と祖母の洋子は育て役の忍びと共に、五車にて暮らしながら祖母と育て役の忍びに鍛えられてきた。

 

 

 そんな中で育て役の忍びが、五車学園への編入の話を蛇子に持ってきて、五車学園へと蛇子を入学させ、忍びとしての教育を受けさせたが、そこで蛇子は幼馴染である小太郎の仇討ちを胸に秘めていた。

 

 

 その中で骸佐達と再会した蛇子は、骸佐から共にふうまの忍びとして動くように誘われたのである。

 

 

 押しに弱い蛇子は断る事が出来なかった上に、幼い頃から知ってる骸佐からの誘いを断れず、祖母や育て役の忍びには内緒で骸佐達と共に活動していた。

 

 

 しかし骸佐達と共に活動しに行く中で、蛇子は五車でお世話になった者達や、新しく出来た友人達を裏切る事に胸を痛めていたが、骸佐達を裏切る事も出来ずにいたのだ。

 

 

「(ふうまちゃん、蛇子はどうしたら良いの?ふうまもだけど、五車も大事だからどっちも裏切れないよ。ふうまちゃんならこんな時どうするの?)」ぶくぶくぶくぶく……。

 

 

 蛇子はこの世にいない親友にどうするべきかを尋ねるも、その答えは決して返ってくる事はなく、蛇子は悶々とする日々を送っていた。

 

 

 誰がふうま小太郎を殺したのか、何故殺したのか、その理由は何なのか。蛇子には分からない事の方が多すぎる。

 

 

 さらに、ふうまの御館様という存在からの指令に疑問を持ちながらも、骸佐達と共に動いていかねばならない。

 

 

 蛇子はそんな現状に頭を抱えていたが、祖母達には話す事が出来ずにいたのだ。

 

 

「(お婆ちゃんやみんなを巻き込むわけには行かないし、かといって骸佐ちゃん達を裏切るなんて事も出来ない。そもそも、裏切ったら何されるか分からないし……。)あ~~もう、どうしたら良いの?」

 

 

 蛇子は悩みながらも、顔をザバッと洗って風呂から上がると、祖母と共に夕飯を食べるのであった……。




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