※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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閑話 鬼娘は春を求めて!

きららside

 

 

 時刻は朝の6:00、窓から朝日が差し込んできて、その日差しで目を覚ますと顔を洗いに洗面台に向かい、歯磨きや寝癖でボサボサになっている髪を整えて朝の支度をしてから、朝御飯を食べる。

 

 

 ウチには両親がいないので、私1人で自炊をして朝の用意をする。

 

 

 お母さんは幼い頃に亡くなり、あいつはどこで何をしているかは知らない。

 

 

「ふぁ……。」

 

 

 朝早起きは苦手、だからついつい欠伸が出てしまうが家の中なのでセーフ。

 

 

 朝ご飯を食べ終えると、今度は制服に着替えていき同い年の女子から比べると少し大きいおっぱいをブラに収めて洋服に着替えるのだけど、胸が苦しくて仕方ない。これはお母さんからの遺伝なのかな? 

 

 

「行ってきま~す。」

 

 

 家の鍵を閉めるとわたしと友達の通ってる学園、"五車学園"へと向かう。

 

 

 すると、その途中で"みんな"を見つけた。 

 

 

「は~るき~!おっはよう!!」

 

 

「うおっと、きらら。おはよう。」

 

 

「ちょっと、お兄ちゃんに抱き着くんじゃないわよ!おっぱいお化け!」

 

 

「五月蝿いわねぇ、私の自由でしょうがこのまな板!」

 

 

 会いたかった友人、春輝に飛び付くといつも春輝と一緒にいるまな板娘こと、妹のゆきかぜと軽い口喧嘩になり、それを見ていた春輝と秋山姉弟がやれやれといった表情で頭を抑え、しばらくすると春輝が間に入って止めに来た。

 

 

 その後、ゆきかぜとにらみ合いながらも わたしはみんなと一緒に五車学園へと向かう。

 

 

 五車学園は好き。

 

 

 色々なことが学べるし、自分を鍛える事も出来てこの忌々しい"忍法・変わり身の術"を使わなくても良いように済むくらい鍛えてるし、それによって誰かを無闇に傷つけたらはしないで済む。なにより、みんなといる時は寂しさとかも感じなくて済むし、楽しい。

 

 

「(けど、どの授業でも眠くなっちゃうのよねぇ。)ふぁ・・・。」

 

 

眠くなるのを堪えながら小さく欠伸をして、必死に眠気を抑えて目をしばしばさせる。

 

 

 隣をチラッと見てみると、春輝も眠そうな顔をしており、こくり、こくりしている。

 

 

 もう、可愛いすぎる!!

 

 

 すると、さくら先生から小突かれて目を覚ますと、辺りをキョロキョロしてクラスメート達が笑う。

 

 

 すると、午前の授業の終わりのチャイムが鳴り、お昼になったので春輝に歩み寄る。

 

 

「春輝、ご飯行こう!」

 

 

「あぁ、そうだな。今日は食堂に行くかな。凜子、どうする?」

 

 

「そうだな、ゆきかぜ達も誘って行こう。」

 

 

 むぅ、わたしは春輝"と"がいいのに・・・春輝の鈍感。

 

 

 その後、わたし達は集まって食堂でお昼を食べる事にし、その時のお弁当は春輝の手作りらしく、少し焦げた卵焼きは甘くて意外に美味しかった。

 

 

 すると、春輝と以前試合をした眞田 焔さんが近付いて来た。

 

 

「お!美味しそうだね。1つ貰うよ。」

 

 

 そういうと焔さんは唐揚げを1つ摘まんで食べて、嬉しそうに微笑む。

 

 

「ちょっと!勝手に食べないでよ!」

 

 

「ケチケチすんなっての。この唐揚げ美味いね?」

 

 

 無遠慮でズカズカとわたし達の枠に入ってくる眞田さん、正直この人は苦手だけど嫌ではない。

 

 

 眞田 焔さん、火遁衆という集団のリーダー格で実力は本物らしく、それこそ誰にでも喧嘩を売るらしいが、それは認めた相手にしかしないので、大丈夫だとアサギさまが言っていた・・・けど。

 

 

「なぁ、春輝。またやろうぜ?あたし、お前の事気に入ってたんだ。」

 

 

「それは、ありがとうございます。けど、眞田先輩、近いです。」

 

 

「焔で良いよ。焔さんって呼びな!」

 

 

 春輝にベタベタくっつくのは戴けない。

 

 

 春輝は基本的に人を区別したりしないで、分け隔てなく接するので友達が多いし、顔が良いので女子からも好かれている。けれども、本人は鈍感なので好意には気付かないのが、たまにキズである。

 

 

 それにゆきかぜは春輝の事が好きだというのが分かるし、凜子も少なからず春輝には好意を抱いている気がするが、本人は恐らく気付いていない。

 

 

 けど、いつかわたしは春輝に告白してみせるんだから!!

 

 

「そうだ、春輝。特別任務、もうそろそろだから用意しとけよ?」

 

 

「あ、はい。分かりました。」

 

 

 特別任務?特別任務っていったい・・・?

 

 

 キーンコーンカーンコーン。 

 

 

 そんな事を考えていると、チャイムがなってしまい、わたし達はそれぞれのクラスへ向かい、午後の授業を受けることにした・・・。

 

 

 授業が終わり、学園からの帰り道、わたしと春輝達は五車学園の近くにある喫茶店でお茶をすることにした。

 

 

 あたしの前にはアイスコーヒー、ゆきかぜと凜子はプリン、達郎くんはケーキ、春輝はチョコレートパフェを食べていたが、わたしは気になっていた事を聞くことにした。

 

 

「ねぇ、春輝。特別任務ってなに?」

 

 

「ん?あぁ、今度火遁衆が行う任務の事だよ。それに俺も同行するんだ。」

 

 

「お兄ちゃん、それって危ない任務なの?」

 

 

「まぁ、危ないだろうがやってみる価値はあると思うし。」

 

 

「無理だけはするなよ?」

 

 

「勿論。」

 

 

 特別任務、それがいったいなにかは分からないけど、それでもかなり危険な任務だってことはよく分かるし、わたし達もいつかは任務に出るんだ、今度任務の感想とか聞いてみよ。

 

 

 その後、わたし達はそれぞれの家に帰っていき休むことにした……。

 

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