※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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対魔忍の週が始まりました。

出来るだけ沢山投稿したいなぁ。


新たな修行 百愧龍宮へ。

 翌日、学園に登校した春輝。そんな彼に薫が自身の頭、鬼徹 暁冥から許可が降りたと伝え、春輝はお世話になった百愧龍宮のいる龍の里へと行くことになり、用意をして薫の所へ向かう事になったのだが……。

 

 

「春輝、私も一緒に修行に行くわ。」

 

 

 春輝は放課後、きららに呼び出されて空き教室へと向かうと、そこで単刀直入に言われた。

 

 

「きらら?というか、本気か?どこ行くか分かって……」

 

 

「前に行った百愧龍宮の者達の住む里でしょ?そこで修行をするらしいじゃない。なんで私になにも言わないの?まさか抜け駆けするつもりだったの?」

 

 

「いや、そういう訳じゃないって。というか、きららも一緒に来るか?」

 

 

「当然よ。私はもっと強くなる……いや、強くなりたいの。芳廼さんから許可なら得ているから一緒に行くわ。じゃあ、私は支度があるから先に戻るから、また明日ね。」

 

 

「あ、あぁ、分かった。それじゃあ、また明日な。」

 

 

 春輝の言葉に頷くと きららは家へと帰っていき、残った春輝はその場で少し驚いたように頭を掻いた。

 

 

 きららは春輝と薫の話を偶然聞いて、春輝が帰った後に薫に頼み込んで自分も連れて行って欲しいと言ってきたのだ。

 

 

 初めは驚いた薫だったが、きららの真剣な光を宿した瞳を見て彼女の申し出を承諾したのである。

 

 

「なんか……きらら変わったな。何かあったのか?」

 

 

 きららの心境の変化に春輝は気付けていないのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

きららSide

 

 

 寮に戻った私は百愧龍宮の者達が住む里に行くための身支度をしている。

 

 

 それよりも私は春輝が入院した事を聞いた時、自分でも驚くほどに焦り戸惑っていたらしい。

 

 

 春輝が倒れたのを聞いたのは藤堂からだったけど、詳細を詳しく聞いて一応命に別条はないと聞いて心底安心した。不安のあまり落ち着きがなかったってクラスメートから聞いて思わず恥ずかしくなった。

 

 

 澄香もすごく心配していたのを見たし、神村も心配していたが、春輝は無事に帰ってきて安堵の息が漏れたけど、どこか悩んでいるように見えた……だけど、彼は何でも1人で抱え込んでしまう癖がある為に気づけなかった。

 

 

 あの悪い癖は治して貰いたいわ。

 

 

「(でも、なんでまた急に水遁の練習をしたりなど、おかしな行動に疑問に思ったけど……。春輝、いったいどうしたというの……?それも含めて春輝に聞かないと。)」

 

 

 そんなことを考えながら私は荷物を用意して、百愧龍宮の住む里へ行くための支度をしてから風呂に入って眠りについた……。

 

 

◆◆◆

 

 

 翌日の朝6時00分、百愧龍宮の里に向かう為、春輝と きららの2人は以前に薫が車を出してくれた場所で待ち合わせをしていた。

 

 

 すると、1台のマイクロバスが2人の前に停まり、そのバスから薫と1人の凜とした女性が降りてきた。

 

 

「2人ともお待たせ!」 

 

 

「芳廼さん、その人は百愧龍宮の人?」

 

 

「そうだよ。そう言えば2人は初めましてだね。この人は」

 

 

「薫、私から話す。初めまして、私は氷月(ひょうづき) 楓(かえで)。

元対魔忍で、現在は百愧龍宮の幹部の一人だ。よろしく頼む。」

 

 

「(この人、強いな……恐らく五車の中では八津教官と同等かしら。)」

 

 

「元?何かあったんですか?」

 

 

「任務の中でしくじってな。捕まり奴隷になりそうだった所を暁冥様に助けられた……。」 

 

 

 春輝の問いに楓は静かに答えると、春輝にずいっと顔を近づける。

 

 

「あ、あの、なんですか?」

 

 

「……いや、あの真琴が気にかけているからどんな者かと思ったが、悪い奴ではなさそうだと思ってな。彼女もキミに会いたがっていたよ。」

 

 

「そ、そうですか「春輝?」ん?きらら?」

 

 

「そのマコトという人物のことも後でたっぷり聞かせてもらうわ?良いかしら?」

 

 

「は、はい!」

 

 

 きららの圧のある笑みに頷く春輝を見て、薫は苦笑し、楓は小首を傾げるのであった。

 

 

 その後、4人を乗せたバスは百愧龍宮の住む里へと向かって走るのであった。里は以前にあった蒼い怪鳥と闇のヤイバの襲撃から建て直しており、壊れた建物も直っており、里に住む者達も穏やかに過ごしている。

 

 

 百愧龍宮の地には日本政府は手を出せない。その為にこの地には手付かずの豊富な自然が拡がっている上に、暁冥達の自体の存在と力も相まって日本政府や外国は手を出せないのだ。

 

 

「ふぁ~ぁ、長閑だなぁ……。」

 

 

「うん、あの怪鳥の事件の後、里は荒れ放題だったけど何とか立て直して、みんながまた暮らせるようになったの。」

 

 

「そうだったのか、凄いな!」

 

 

 春輝の言葉に薫は笑顔で頷く。その仲睦まじげな様子を見ていた きららは胸に違和感を覚え、ムッとした顔になるが、春輝は気付かずに薫との雑談を楽しんでおり、楓は楓で静かに本を読んでいる。

 

 

 しばらくすると以前に会合を行った百愧龍宮の暁冥の屋敷が見えてきて、その前に門番の鬼城 阿修華が立っていた。

 

 

「阿修華さん、今戻りました!頭やみんなは?」

 

 

「既に屋敷の中で待っているぞ。それと、よく来たな2人とも。門を開けるから荷物を持って入ってくれ」

 

 

「「はい/分かりました。」」

 

 

 春輝と きららはマイクロバスから荷物を持って門を潜ると、門が閉まり、マイクロバスが去っていった後に屋敷に通された2人はその中へと入っていく。

 

 

 薫と楓に連れられて春輝ときららが大広間に通されて、襖が勢いよく開くとそこから飛び出してきた。

 

 

「春輝~!!!」

 

 

「なっ!?」

 

 

「ぶっ!!?ま、真琴さん!?」

 

 

「久しぶりじゃないか!あのあとキミに会いたかったけど中々会えなくて寂しかったよ!でも来てくれてすごく嬉しいよ!」

 

 

「ちょっ!?あんたなにしてんの!?」

 

 

「ん?君は……鬼とのハーフかな?ボクは鬼徹 真琴!よろしくね!」

 

 

「自己紹介ありがとう、鬼崎きららよ?それよりも、早く春輝から離れたら?」

 

 

 豊満な胸にガッチリ包まれて苦しそうな春輝と怒りが沸点を越えそうなきららだったが、そんな中で楽しそうに笑う声が聞こえた。

 

 

 一同が春輝が解放され、目を向けるとそこには鬼徹 暁冥と秘書のクローディアに朱愧と褐色肌に銀髪の女性と八愧将達がいたのであった。

 

 

「ガハハハハハッ!!よく来たな、歓迎するぜお前ら!」

 

 

「あ、鬼徹 暁冥さん!それに皆さん、お久しぶりです。」

 

 

「おう!用件は聞いてるぜ。お前ら、強くなりたいそうだな?たっぷり鍛えてやるから安心しな!」

 

 

 こうして春輝ときららの合宿が始まるのであった……。




コメント等待ってます!

次回は明日辺りになるかもです!


キャラ紹介!

氷月 楓

性別:女
年齢:25歳

容姿:超昂閃忍ハルカの“スバル”

二つ名:【氷輪の対魔忍】

実力は紫と同格であるが、隠し玉がある。
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