申し訳ないです……引いてないけど、対魔忍RPGXの凜子の水着は最高( ̄ー ̄)b
ダンクが春輝達との戦闘を始めてから少し経ったが、ダンクの堅くも弾力のあるゴムのような筋肉によって一同の攻撃は中々決め手となっていない。さらに、ダンク自身の生命力の高さなのか傷もすぐに再生してしまう為に、僅かな手傷しか与えられずにいた。
それでも春輝達はダンクの持つ鉄球モーニングスターからの攻撃を躱しながら、攻撃を続けていた。
「ぐうぅぅ……。めんどくせぇ……。」
「はぁ、はぁ……。ゴムの塊みたいな奴だな?こんだけ攻撃して掠り傷程度かよ?」
「嫌になってくるんだけど!?」
「でも攻撃や動き自体はスローだから何とかなるかもしれないよ?」
その、澄香の言うとおりで、このダンクという魔族の動きは物凄く“遅い”のだ。
その動きはまるで亀のようにゆっくりで攻撃自体もゆっくりとな上にどんくさいのか、多少の攻撃では怯み反撃はしてくるも、全て躱せないほどではない。
その為に全員の攻撃は全て当たっているのだ。
「お兄ちゃん!私とお兄ちゃん、凜子先輩の連携で倒しちゃお!こんな奴、私たちならあっという間だよ!」
「そう、だな……。(あのダンクとか言う奴、さっきから何なんだ?まるで、
「春輝、どうした?」
「……いや、何か違和感がな。それよりやるぞ!!」
「「うん/ああ!」」
春輝が前方に水で円を生み出すと、ダンクの周囲に水の円が8つ現れ、ゆきかぜと凜子は春輝の造った円を潜ると、
「何……?消えた……?」
「あいつら、どこに行ったんだ?」
ダンクと仲間達が驚く中、ゆきかぜがダンクの右から、凜子が左から現れるとゆきかぜがライトニングシューターによる雷遁の銃撃を、凜子が愛刀による一閃を放つと、その連携はダンクの巨体を捉えた。
「がっ……!!?ぐうぅぅ……!!こ、のぉ……!」
「先輩!」
「ああ!」
ダンクが2人を捕らえようとしたが、2人は水の円の中に入り、今度はゆきかぜの銃口から放たれた雷撃だけがダンクに当たる。
ダアアアンッ!!
「ぐおうぅぅ……!!!?」
「はあああっ!!」
ズバアアアッ!!!
「んぐううううっ!!」
ダンクがモーニングスターを振るうと、ゆきかぜと凜子が春輝の下にある円から出てきて、若干混乱していた藤孝が春輝に問い掛ける。
「は、春輝!その術何なんだ?」
「これか?これは“水円陣”って言ってな、この円と通じる円を潜ればその場所に辿り着けるんだ。まぁ、擬似的な空遁だよ。」
「いや、擬似的でも空遁出来るだけスゲェよ。」
「全くだ。春輝、お前は規格外すぎる。」
春輝がその言葉に照れていると、ダンクの様子が少しずつ変わり始め、小さく唸り始めていたのだ。
「うううう……!ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!めんどくせぇぇえええぇ!!!!!!!」
「「「「「「!!!?」」」」」」
ダンクの雄叫びに春輝らが驚く中、ダンクは顔を押さえると一同を睨み付けて、唸りながら呟くように言った。
「ううおおお……!いてえぇぇ……死ぬ……めんどくせぇ……!!死ぬ、のも、めんどくせぇ!!おおおお……めんどくせぇ……!!!超、めんどくせぇよおおお……!
「は……?(本気……?今、本気って言ったか?)」
その瞬間、
「え……?どこ「ゆきかぜ、後ろだ!!!!!避けろ!!!」え?」
「死、ね。ガキ。」
ズドオオオオオオオッ!!!
ダンクの拳がゆきかぜに降り下ろされ、凄まじい土煙が舞い上がる。土煙が止むとそこにはダンクの拳が地面に突き刺さっていた。
「ゆ、ゆ……!ゆきかぜぇえええぇ……!!」
「何だ、今の!?あいつ、なにしたんだ!?」
「分からない!けど、明らかに……なにかおかしい!?」
「潰、れ……ん?」
ダンクが拳をゆっくりと上げるとそこには潰されたゆきかぜ……は、おらず、丸太が潰れていた。
凜子達とダンクが後ろを見ると、そこにはゆきかぜを横抱きにして小さく呼吸をしている春輝がいたが、ゆきかぜは頭から血を流していた。
「はぁ、はぁ……!」
「お、お兄ちゃ……ん、ありが、とう……。」
「喋らなくて良い……!(くそっ!なんだ今の!?一瞬消えたように見えたぞ!?)」
「逃がさない……!」
ダンクが春輝の方を向くと、再び姿を消した。
「なっ……どこ……!!?」
ドゴオオオオオオオオオッ!!
「春輝!!ゆきかぜ!!」
「まただ!また消えたみたいに!?「消えたんじゃない!」っ!?春輝!」
藤孝の前に現れた春輝はゆきかぜを下ろすと、ダンクの方を見る。すると、そこには大岩に頭を突っ込んで藻掻いているダンクがいた。
「春輝!ゆきかぜは!?」
「気絶してるだけだ。藤孝、ゆきかぜを頼む。それと、奴の能力……痛っ。」
「春輝くん……!?」
「少し掠った……。それと、奴の能力だが、恐らく“速さ”だ。」
「「「「速さ……?」」」」
春輝の言葉に全員が首を傾げていると、ダンクは首をコキコキッと鳴らして春輝達の方を見る。そんな中、春輝がダンクに問い掛ける。
「お前、もしかして本当は
「そう……オレ、“豪速”のダンク。ヒクソスの中で、一番速い……。」
◆◆◆
世の中で体が大きいと言えば、力が自慢で足が遅いと思う人も多いであろう。しかし、世の中には体大きくても速い生き物はいるのだ。
グリズリー、ライオン、ヌー、ダチョウに馬など数多くの足の速い動物がいるが、これらの動物よりも速いのがチーターである。
チーターの最高速度は121Kmにもなるが、ダンクは鎖とモーニングスターを外せば用意にチーターを超えて走ることが出来る。人間では目視不可能なほどのスピードを発揮できる上に、一瞬で最高速度まで到達する瞬発力まで有している。
ダンクは生まれつき足が速かったが、その性格からか本気で走ることはなく、本人もそれでも良いと思っていたが、王によって才である足を認められたダンクは王の敵を圧殺する重戦車となり、戦うことを決めたのだ。
◆◆◆
「おいおい嘘だろ?あのデカさで、この速度って……!」
「ごめん、前言撤回するね……反則だよ。」
「全く、反則にも程があるぜ。」
「オレ……お前らより速い……。ここで、全員……殺す……。」
そう言うとダンクは再び消えるように走りだし、春輝はゆきかぜを背中に背負うと一同は散り散りに避ける。ダンクは木に激突するが、即座にそのまま木を抱き抱えると持ち上げて、ゆきかぜを背中に背負っている春輝に向かって投げる。
「なっ!?くそっ!水遁、水手刀!」
春輝は咄嗟に水遁を纏った右手で木を切り裂くが、そこには既にダンクのタックルが迫っており春輝はゆきかぜを影分身を出して離れさせる。
しかし、それによって春輝はモロにダンクのタックルを受けてしまい、木に激突してしまう。
ドゴオオオオオオオオオッ!!メキ……メキ……!!
「がはっ!!?(やば、あばらヤったか!?)」
「やっと……当たった……。」
「ぐっ……がはっ!!?」
「は、春輝!!?」
「このまま……潰す。」
ダンクが力を込めて再びタックルを当てようとする。それを凜子達が止めようとするが距離が離れすぎていて間に合わない。
そして、ダンクが力を込めて再びタックルを当てようとした……まさにその時であった。
「っしゃああああああああっ!!!」
ダアアアアンッ!!
「んぐううううっ!!」
誰かがダンクを蹴り飛ばし、その巨体を押し戻すと、その影は春輝を抱えて離脱した。
「え……?」
「誰だ!?」
「っしゃああああああああっ!!!俺様だーーーーーーーーーーーー!」
現れたのは、火遁衆の1人にして五尾の人柱力の犬塚 源太であった……。
続きます。