※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

183 / 324
案を下さった方!!


本当にありがとうございます!


若獅子の思い

翔馬Side

 

 

 俺の名は獅子堂翔馬、獅子堂分家出身の学生対魔忍だ。俺はつい最近まで中忍試験の最中乱入してきた謎の連中の片割れの攻撃からある後輩を護るため瀕死の重傷を負い入院していたんだ。

 

 

 まぁ負傷したことは別に後悔はないさ。その後輩の兄貴との過去の因縁なのに関係ない妹に手を出してしまったからな‥‥入院先の病室で殴ったことは謝ったよ、もちろんそいつの兄貴‥‥水城春輝とはお互いに過去の非礼を詫びて和解したさ。

 

 

 今は悪感情をほとんど抱いていないよ、むしろ俺たち獅子堂と並び立つか超える存在と思い期待しているぐらいだ‥‥無論、そう簡単に超えられては困るから俺たちも今以上に強くなるけどな。

 

 

 そんなこんなで暫く退屈な入院生活をしていたわけだ、もちろんただベッドで寝ていたわけじゃないぜ。現役、学生問わず任務に関する戦闘報告書とかに目を通したりしていたしリハビリも自発的にやったりと早く退院できるよう努力したさ……。

 

 

 やり過ぎて婚約者の凪とスゥに怒られたあげくの果てに敬愛する当主で兄貴分である宗一郎様にも怒られてしまったけどな。凪の場合泣かれたけど……。

 

 

 

 俺が退院間近になっていた頃、春輝が自分の奥義と今までのオーバートレーニングのツケで倒れて入院した聞いた時は驚かなかったよ。あいつは俺が拗らせる原因となった手加減癖他に自分自身を顧みない所があったからな。……多分、家族や友達を護るために色々とムチャをやったのは想像できた。

 

 

 まぁ、あいつの師匠らしき人のキツイ言葉でヘタレ込んでいたのを俺が気合を入れ直してやったが。

 

 

 そんな感じで無事に退院でき新たなエジプトを拠点とする魔族組織ヒクソスとの戦いに備え、つい最近ヒクソスの幹部マハンとかいう奴に捕まった仲間を救出に出た先遣隊の援護に向かい春輝の連携でそいつを倒したぜ、しかし入院している間、色々と成長したな、あいつ。

 

 

 前だったら一人で倒そうとして連携なんか無視をしていただろうけど色々な任務や事件を通して心境の変化かでもあったのかこっちも恐ろしいほど連携を取ることができた・・・・もしかして朱乃様の言葉が効いたのかな?単独行動禁止に関わらずやらかしたらしいからな。あの人から聞いたけどまた独断でやらかしたらお仕置きするって言っていたからな~、ドМに調教されずに良かったな、春輝。

 

 

 その後なぜか妹のゆきかぜと幼馴染で囚われていた秋山凜子が思いっきりへこんでいたけどな。あれ何でだったんだ?

 

 

 そして先月、ヒクソスの首領アシュラフを春輝たちが討伐したと聞いた。提出された戦闘報告書では結構やばかったようだ……本当だったら今回の件は宗一郎様や俺たちも討伐隊に加わるべきことなんだが、里にいる役に立たない老人たちがアシュラフの前に起きたラムセスの被害に恐れて俺たちを里の防衛に回すべしと師匠に直訴してしまい討伐隊に入れることができなかったんだよな~。……参ったもんだぜ。

 

 

 中忍試験のいざこざから今日までの春輝の成長とかを見たがあいつの悪癖だった無自覚の手加減癖は完全に克服できたがしかし、新たな悪癖が露呈したな。仲間を護るために自分を蔑ろにするのと独断での単独行動だな。

 

 

 単独行動はまだ、矯正することができるが自身を蔑ろにする癖は一筋縄ではいかない、なぜなら、春輝の心の問題だからだ。どうも春輝は自分のことを軽く見ている節がある。なぜ、そこまで自分のことを軽く見ているのか、俺には分からない。

 

 

 だが分かっていることはこの悪癖を克服しなければ何れこの欠点をノマド辺りに見抜かれ搦め手や嵌め手に利用されるのは目に見えている……。俺の師匠である井河アサギも婚約者の情報がリークされ悲惨な目に遭ったからな。

 

 

……春輝、もっと自分を大切にしろ、じゃないとお前が大切に思っている連中を悲しませることになるぞ。




コメント等待ってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。