※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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続きです!

遅くなって申し訳ありません。

中々内容が固まらなかったです。


外道たる道化師を討て!

 春輝とアスカにサギーの魔の手が迫っていたその頃、ゆきかぜからアスカが現れたという知らせを聞いたアサギは さくらとゆきかぜは春輝がアスカと向かったされる山へと駆けていた。

 

 

 その道中、ゆきかぜはアサギに尋ねた。

 

 

「あの、アサギさん!ある人から聞いたんですけど……浩介って人はどんな人だったんですか?」

 

 

「……っ!?ゆきかぜちゃん、それは「良いわ、さくら。」お姉ちゃん……。」

 

 

 アサギがさくらを制止すると、彼女は事情を話し始めた。

 

 

「……浩介は、私達の幼馴染みで、私の恋人だった人、沢木 恭介の弟で家では浩くんって呼んでたわ。彼は必死に努力していたし、将来有望だった……。でも“あの日”が来るまでは、私たちは平和だった……!」

 

 

「あの日って……もしかして、“大量惨殺事件”の事、ですか?」

 

 

「えぇ………。」

 

 

◆◆◆

 

 

 “大量惨殺事件”。

 

 

 それはまだ春輝達がまだ入学する少し前で幼くアサギやさくら、紫がアスカと共に活躍していた頃に起きた未解決の事件である。

 

 

 ある対魔忍は四肢をもがれ飾られて木に吊るされ、ある者は達磨のようになって電波塔の上から刺されており、酷い時には先頭から50人ほどの男女が首を落としてムカデ人間のようにされていた。

 

 

 これは対魔忍に限ったことではなく、魔族や一般人なども被害に有っていたが犯人は未だ捕まっておらず、未解決のままとなった痛ましい事件であったが……その被害者の中に沢木 浩介の名があったのだ。

 

 

 その日、アサギはさくらと共に任務に出ており、浩介もその日は留守にしていたが、その中で浩介から早く帰ってきてほしい、との連絡があったが早く帰れそうになかったアサギ達はごめんね、とだけ返したが……それが浩介との最後の会話だった。

 

 

 任務の対象を始末したあと、アサギに緊急の連絡が入った。相手はアスカであった。

 

 

『アスカ、どうしたの?』

 

 

『あ、アサギさん……!浩介が、浩介が……!!?』

 

 

『え…………!?』

 

 

 アスカからの悲痛な叫びにアサギは胸騒ぎがし、即座に五車へと向かい、そしてその時に連絡を受けていた紫から病院にいると言われて、五車の病院……その隣の死体安置所に向かうと、そこには無惨に切り刻まれ、四肢の無い浩介の亡骸があった。

 

 

 その無惨な死体はアサギの家の中に吊るされていて、最初に見つけたアスカと紫は言葉を無くし、へたり込んでしまい、紫が連絡したのだ。

 

 

 実はアサギに連絡したあの時、すでに浩介は襲われていたのだがそれを伝える前に浩介は無惨な死体に変えられ、まるで人形のように吊るされていたのだ。

 

 

 アスカはアサギに助けを求めた浩介を見殺しにしたと思い、それから五車を離れた。アサギも浩介を助けれなかった事を悔やんでおり、それは さくらも同じであり、浩介の命日には2人で墓参りに行っている……。

 

 

 

「これが、アスカが私を恨んでいる理由よ……。」

 

 

「……。」

 

 

 話を聞いた ゆきかぜはただ静かに話を聞いていた。

 

 

 確かに悲惨な事件であるが、それ以上にアスカの事が分からなかった。何故そこまで恨むのか、仮にも親代わりであった筈のアサギを……。

 

 

「アサギさん、あたしはその浩介って人の事もあの女との間に有ったことも分かりません。でも、悪いのは犯人であってアサギさんじゃないです!!……あたしだったら一回ガツンっと言ってやります!!」

 

 

「ゆ、ゆきかぜちゃん、意外と元気ね?」

 

 

「ふふ……。急ぎましょう、早く春輝の所に向かわないと!」

 

 

 ゆきかぜの言葉に微笑むアサギは、気を取り直して春輝達の下へと向かうのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 その頃、春輝とアスカに刃を降り下ろした偽浩介とそれを見ていたサギー。

 

 

 しかし、その刃はアスカを庇い、晶遁の鎧で防いだことで事なきを得ていた。刃の切っ先は春輝の喉元寸前で止まっていた。

 

 

「ふぅ……!あ、危なかった。」

 

 

パチパチッ!

 

 

「いやぁ、お見事~~!まさか浩介くんを止めるとは……。いやぁ、中々やりますなぁ?」

 

 

「サギー、お前、本当にふざけんなよっ……!?こんなこと、何が楽しいんだ……!?人の事平気で傷つけて、挙げ句の果てにはそれ見てへらへらして……!!」

 

 

「?そんな決まってますよ。それは……」

 

 

 

 

「楽しいからですよ~~!!!」

 

 

 

 

「は?楽しい……?」

 

 

「えぇ!それはもう、楽しくて楽しくて……!愛する者と再会しても、その愛する者に殺されてしまうという絶望とその表情!それを見るだけで最高に笑えるんですよ!!現に、その死んだ“人形”を見た時の涙を流している彼女の姿、無様で!!滑稽で!!本当に最っ高!!!!」

 

 

 ゲラゲラと笑うサギー、そんな彼に対して春輝は黒い感情が徐々に溢れてきていたのだが、サギーはそれを知らずかゲラゲラと笑い転げているのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

春輝Side

 

 

 ゲラゲラ笑いながら転げ回っているサギーを見て、物凄く……なんというか…………苛ついて仕方がない。というか、吐き気がする。

 

 

 確かに、世の中には悪徳政治家とか性根の腐った魔族とかいる。

 

 

 そういう奴らをたくさん見てきた……。

 

 

 

 だが、こいつは……、サギーは違う。

 

 

 

 こいつは心の底から楽しんでやがる!!!人を傷付け、楽しんで、その死に様を面白がって喜んでやがる!!

 

 

 それこそ子供が玩具で遊ぶかのように!!

 

 

「(九喇嘛……!こいつを、サギーを倒すのを協力してくれ!!正直、我慢ならない!!)」 

 

 

【あぁ良いぜ。わしもこいつには苛立ってた所だ。……何より、この糞ピエロは腹に据えかねる!!!】

 

 

「(あぁ、ありがとう……!)あの、甲河さん!」

 

 

「え?!な、なに!?」

 

 

「悪いけど……!こいつ、ぶっ壊して、あのピエロをぶっ倒す!!!」

 

 

「なっ!!?ま、待って!!浩介を、弟を壊さないで!!」

 

 

 甲河さんが叫ぶが、逆にこのままにしてたら不味い気がする。だから…………!

 

 

「っ……螺旋丸!!」

 

 

 螺旋丸が当たり、襲い掛かってきた偽の浩介を吹き飛ばすと彼女は浩介に近付くが、俺はサギーに近付いていく。そんな中でサギーも骸骨達をゾロゾロと召喚してくる。

 

 

「邪魔だ!!!多重影分身!!火遁、業火球!!!」

 

 

 多重影分身と業火球の合わせ技でサギーの呼び出した骸骨達を倒していき、俺はサギーと相対していた。奴は相変わらずへらへらしている。

 

 

「おやおや~?早速見つかってしまいましたね~?しかし、あなたも酷い方だ。死者を容赦なく攻撃するだなんて。流石は正義の対魔忍!!」

 

 

「……怒らせてるつもりなら止めとけよ?本当にキレかけてんだからな……!!!」

 

 

「ほほう?それはそれは行幸ですなぁ……。まぁでも?高々人間が1人死んだだけ(・・・・・・・・・・・・)でキィーキィーと、五月蝿いモノだことで。あんなのが「おい。」『ドゴオォォォォッ!!』ぐべえええぇぇぇ!!!?」

 

 

「お前、もう本当に黙れよ……!!」

 

 

 へらへらと笑っていたサギーの横っ面に拳を叩き込むとサギーは吹き飛んだ……。




遅くなって申し訳ありません!


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