※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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遅くなって申し訳ありません。

次回の話を書いたら、修行編に行きます!


再会、アサギとアスカ。

「ぶげぇぇぇぇっ!!!?」

 

 

 春輝にぶっ飛ばされたサギーは吹き飛び、木に叩きつけられた。衝撃で頭から血を流すサギーは白目を剥いており、それ故か骸骨達はボロボロに崩れていった。

 

 

「はぁ、はぁ……!この糞ピエロ、こんなにキレたのは初めてだ……!!ここで完全に倒しておかないと、気が済まない!!」

 

 

【確かに、このピエロは腹に据えかねるな。徹底的に殺ってやれ春輝。】

 

 

「(あぁ、そのつもりだ……!!)」

 

 

 春輝がサギーに止めを刺すために近付いたその時、サギーが目を開けて身を翻して木の枝に飛び乗った。

 

 

「はぁ、はぁ……!や、やってくれやしたね?この化け狐がぁ……!まぁ今回のショーはこれくらいにしときやすかね?まだまだお楽しみは終わらせやせんよ。」

 

 

「行かせると思ってんのか?ここで倒すぞ。」

 

 

「いやいやぁ、こんな非力なピエロであるあたしにはあんたを倒せる力はありゃしませんよ。ですから……こいつら(・・・・)にあんたさんを殺ってもらいやすよ!!」

 

 

 サギーはそういうと、木の結晶を蹴り砕き、そこから4体の骸骨を生み出す。しかし、今度の骸骨達は普通の木偶とも偽浩介とも違う、明らかに戦闘向きの武装をした別の“何か”であった。

 

 

「何だそいつら?」

 

 

「キシシシシッ!!こいつらはさっきまでの木偶どもや傀儡浩介とは格が違いやすぜ?そいつらはかつて獅子堂と渡り合ったとされ、それ故に危険視されて存在を闇に葬られた一族の者たちでさぁ。実力で言えば、アサギよりも強いですぜ?何せこの4人は……」

 

 

 サギーが笑みを浮かべながら笑っていると、4人の姿形が変化していき、虎、狼、隼、河馬の獣人へと変化していった。

 

 

「獣遁の忍でしてねぇ?その身体能力は類を見ませんぜ。」

 

 

「また変なのを出してきたな。だがなぁ、こっちもお前らと遊んでる暇なんて無いんだよ!!」

 

 

「キヘヘヘッ!んじゃ、始めやしょうか?ショーーーータイム!!!」

 

 

「多重影分身!!」

 

 

 獣遁の忍達は春輝に襲い掛かるが、春輝も多重影分身で獣遁の4人を相手に応戦するが、獣遁の忍特有の類い稀なる身体能力に圧されていた。

 

 

 虎の力、狼の速さ、隼の飛行能力、河馬のタフさ。

 

 

 それぞれの能力に圧されていた春輝。しかし、徐々に体と目が慣れてきたのか、春輝の分身達は4人に応戦できていた。

 

 

「雷遁、雷光大蛇!!」バリバリッ!!

 

 

「土遁、土流槍!!」ドゴゴゴッ!!

 

 

「水遁、水刃破!!」ズバババッ!!

 

 

「火遁、火龍焔砲!!」ボオオオオッ!!

 

 

 4体の分身から放たれるそれぞれの属性の忍術によって倒されていき、サギーはその様子を見て歯軋りする。

 

 

 春輝もただのんびりと過ごしていただけではなく、獅子堂との修行を経て力を付けていき、その実力はサギーの作り出す人形では相手にならないほどであった。

 

 

「……さて、と。残りはお前だけだ、サギー。今度は横っ面に拳を叩き込むだけじゃすまないぞ。」

 

 

「ちぃっ!!…………嘗めないで欲しいもんですねぇ。正義の味方気取りの人殺しが。あっしはそんなに弱くは『バァンッ!!』ヒギイイイイッ!!」

 

 

「お兄ちゃん!!?大丈夫!?」

 

 

「ゆきかぜ!?アサギさん、さくらさんも!?」

 

 

 ゆきかぜが銃でサギーの右手首を破壊して、春輝に駆け寄り、アサギとさくらも現れ、流石のサギーも渋い表情になる。

 

 

「やれやれ、こいつは……!これは勝てそうにないですねぇ……。では、この手の分で痛み分けと行きましょうか。」

 

 

「行かせるか!!雷遁、雷撃槍!!」

 

 

「それでは皆さんごきげんよう~~!」

 

 

 サギーは春輝が放った雷の槍を異空間に入って容易く避けると、そのまま姿を消してしまい、残された春輝、ゆきかぜ、アサギ、さくらは動かなくなった偽浩介の側で啜り泣くアスカだけとなった……。

 

 

◆◆◆

 

 

「ぜぇ、はぁ!ぜぇ、はぁ!や、やっと、撒けやしたね……!」

 

 

 サギーは春輝達から遠く離れた場所に転移し、そこに顔だけ出すと人に化けて人混みの中を進んでいく。

 

 

 片腕はゆきかぜの雷遁で焼かれたことで焼失しており、激痛みもあるが、それでも生きるのには問題はなく、何なら帰れば幾らでも治すことは出来るが、サギーの腸は煮えくり返っていた。

 

 

「(対魔忍……。正義の味方気取りの人殺し共がぁ……!!いつか、いつか必ず殺してやりますからねぇ……!キシシシシッ!!キヘヘヘッ!)」

 

 

 サギーは胸の内で春輝達への復讐を誓いながら雑踏の中へ消えていったのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 その頃、アサギはさくら達を離れさせて、アスカと2人で話し合うことにしたのだが、その間春輝はゆきかぜとさくらに何があったのかを話していた。

 

 

「なるほどねぇ……。じゃあ、2人は以前に学園を襲ったサギーと戦ってたんだ。」

 

 

「はい。しかも、サギーには死体を操る力もあります。今後は注意すべきかと。」

 

 

「うん、分かった。それは後でお姉ちゃんに話すよ。それよりも春輝くんは大丈夫だった?戦闘したみたいだから。」

 

 

「俺は良いんですが……。」

 

 

 春輝がアスカの方を見ると、アスカは動かなくなった偽浩介を抱き締めて俯いており、アサギも中々声を掛け辛そうである。

 

 

 そんな中、春輝達はアスカに歩み寄った。

 

 

「甲河さん「このっ……人殺し……!!!」え?」

 

 

 アスカは春輝を睨み付ける。その目には明らかに敵意しかなかった。

 

 

「あんたが、あんたが浩介を壊したのよ!!浩介だけを動かなくすれば良いのに、あんたはそれをしなかった!!!あんたみたいな奴なら、それ位出来たはずなのに!!!……あんたが、あんたは2回も浩介を殺した!!!」

 

 

「それは。」

 

 

「ちょっと!何お兄ちゃんにやつあたりしてんの!?お兄ちゃんは必死に戦ってたのに、そんな言い草は無いでしょ!」

 

 

「関係ない奴は引っ込んでなさい!!!」

 

 

「その浩介とかいうのがあんたにとって大切なら、あたしにはお兄ちゃんが大切なの!!!鋼鉄の死神だか何だか知らないけどねぇ、嘗めんじゃないわよ!!」

 

 

 ゆきかぜがアスカを睨み付け、それを見たアスカは対魔ブレードを展開しようとするが、深呼吸すると、偽浩介の死体の骨から1つを持つと何処かへと歩き出す。

 

 

「どこ行くのアスカ?」

 

 

「……帰る。あたしは、あたしの家に帰るの。もう、貴方達にも会うことはないと思うから。」

 

 

 アスカはそれだけ言うと、帰っていく……。

 

 

 自身の家に……。




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アスカ……仲間になってほしい!
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