※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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一般任務と仲間たち!

 春輝が特別任務を終えた後、春輝は中等部でありながら多くの任務に駆り出されるようになった。特別任務を終えた事で春輝の事が教官達の間で話題に上がっていた。

 

 

しかし、それは対魔忍を指揮する政府の方にも挙がっていた。

 

 

「水城春輝、あの不知火の息子。特別任務を経てからは様々な任務に参戦しており、成績は中の上でテストでの平均は75点。」

 

 

「成績だけ見れば一般生徒と変わらんが、戦闘能力に関しては学園の対魔忍を既に超えている。その上あのアサギにも並ぶと言われているそうですな。」

 

 

「それほどの実力なら学園に通わせて置く必要は無いだろ?

今すぐにでも我らの護衛にすべきでは?」

 

 

「だがまだ中等部で経験も少ない……こちらから依頼を出しつつ、今は様子見をするべきだな。」

 

 

 政府の役人達はそんな事を話しながら、春輝の資料を眺めていたが、それを回収した役人の1人に着いていた黒髪の美人秘書が添付されていた春輝の写真を見て舌なめずりをしていた。

 

 

 美人秘書はとある一室に入ると、制服を脱ぎ払う。すると、ボディラインがくっきり現れるスーツを身に纏い膝まではあろうかという長髪の美女が現れる。

 

 

 彼女の名は……"ふうま 災禍"。

 

 

 ふうま天音と同じ一族であり、同じ主の下に仕えている存在だ。

 

 

「この子が春輝くんねぇ。天音が監視している子……あぁ、かわいい顔♡いつかあの方のモノとなった暁には私が優しく抱いてあげないと♡」

 

 

 妖艶に笑いながら災禍は新たに変装し、手に入れた資料を持って部屋を出ていったのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 その頃、春輝は五車学園の中にある訓練所にて蓮魔 零子の指導の下、九尾の力の制御を行いながら独自に検査をしていた。

 

 

 その指導は激しさを増しており、さながら実践形式であり、現在開始から10分が経っていた。

 

 

「ふんっ!!」

 

 

 零子の鞭が春輝に迫っていくが、それを体から伸ばした細い腕にてガードしていく。以前にも増して、手のコントロールは上達し、多人数戦でも使えるモノへとなり掛けていた……けれども、長くは持たなかった。

 

 

「くっ?!やばっ!?」

 

 

「ふぅ……巴、時間は?」

 

 

「以前よりも3分は伸びてます!しかし、途中派生した“腕”の動きが乱れる所が。」

 

 

「そうか……春輝、よくやった。シャワーを浴びて教室に戻れ。巴、お前もだ。」

 

 

「はい!」

 

 

「はぁ、はぁ……は、はい。」

 

 

 巴と春輝が訓練所を離れると、春輝と巴の資料に改めて目を通す零子であったが、その際に背後から感じた視線に後ろを向くがそこには誰もいなかった……。

 

 

◆◆◆

 

 

ふうま天音Side

 

 

 くノ一が私の視線に気づき、こちらを見てきたが咄嗟に気配と姿を消した事で気付かれる事はなかった。しかし……。

 

 

「あ〜〜♡なんと凛々しいのでしょう!?あの目抜けよりも彼を優先してよかったぁぁぁっ!!」

 

 

 太陽に照らされた金色の髪に、あの青い海のような瞳、それでいて穢を知らない身体……どれをとっても最高っ!!

 

 

「あ〜〜〜〜ぶち犯したい。けどまだ駄目、私は遠くからあの御方を見守らなければ。そして見極めなければ、あの御方の力を、そして"眼"の覚醒を!」

 

 

 我々"ふうま"のみが持つ眼の力、それは個人によって異なり坊ちゃまがどのような眼の力に覚醒するのか、それを見届けた時、主に話した上でお迎えしなければ!

 

 

 あの藤十郎とか言う、クソ野郎との戦いで見せたあの力……あれが何かはまだわかりませんが、あれも坊ちゃまの力の一旦なのでしょう。

 

 

 いつかあの力も……。

 

 

「そうと決まれば、私はこれからも坊ちゃまの成長を見守るとしましょう。いつかお迎えできるその時まで……。」

 

 

 私はそう言ってバイクを走らせ、宿まで向かった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 春輝がふうま天音に見られていた事を知らずにいたが、そんな中で春輝は授業を受けながら、対魔忍について学んでいたが春輝はノートを取りながら話を聞いていた。

 

 

「(今回は存外簡単かもな。次は……)」

 

 

 そんな時だった。

 

 

『水城春輝くん、鬼崎きららさん、秋山凛子さん。学園長がお呼びです。至急学園長室までお越しください。繰り返します。』

 

 

「?何だろ?」

 

 

「取り敢えず行ってみるか。」

 

 

「そうだな。」

 

 

 春輝ときらら、凜子が教室に出ると3人はアサギの待つ学園長室に向かった。そして学園長室に着くとそこには、アサギと八津 紫の2人がおり、3人を待っていた。

 

 

「うむ、時間通りだなよく間に合った。」

 

 

「ありがとうございます。」

 

 

「どうも。」

 

 

「それでは今回の任務についてアサギ様が話すから聞け。」

 

 

 紫がそう言うと、アサギはコホンとすると今回の任務の説明を始めた。

 

 

「今回の任務は諜報よ。東京キングダムにある施設に行われる魔族の幹部と内通している政治家との密会の証拠を掴んで、可能ならば誅殺も。当然妨害もあると思うわ。」

 

 

「「「はっ/はい!」」」

 

 

「その取引をあなた達3人と紫で阻止してもらうわ。難易度は高いから油断の無いように!」

 

 

「「「はいっ!!」」」

 

 

 春輝、凜子、きららが返答すると3人は今日の任務に着くために用意に入り、4人は任務に出るために対魔忍スーツへと着換えると夜の世界へと飛び出していった……。

 

 

◆◆◆

 

 

凜子Side

 

 

 私、秋山 凜子は今、幼馴染の1人である水城 春輝、そして友人である鬼崎 きらら、そして今回の担当教官である八津教官達と共に任務に出ていた。

 

 

 今回、これが私の初任務であり正直言って内心緊張もしているし、どうやればいいのか戸惑っている。

 

 

 それに先程から心臓がドクンドクンっと脈打っているのが分かる。分かっているから静まってくれ!

 

 

「あ〜……どうしよう。緊張で頭がどうにかなりそう……。」

 

 

「きらら、緊張してる?」

 

 

「まぁね、少し怖いかな。でもま、必ずやってやるわよ!」

 

 

 鬼崎と春輝が励まし合い、紫教官が時計を確認している。

 

 

 駄目だ……緊張で無事に任務が達成できるのか分からなくなってきた。

 

 

 そんな時、私は春輝を横目に見る。

 

 

 春輝は昔からしっかりしていた。何処か大人びているというか、私と同い年の割に小さい子を見るのが上手い。ゆきかぜの事も、達郎の事も面倒を見てくれていたし、私と接する時も何処か落ち着いていた。

 

 

 それに春輝は強かった。鍛錬の時も私に勝っていたし、何より動きが変わっていた。

 

 

 けれど、それよりも春輝と一緒にいると何だか落ち着くし、それになんだか、よく分からないが一緒にいると安心するし、春輝が笑った顔を見ると、顔が熱くなるんだ。

 

 

 何故かは分からない。こんな事、達郎にも他の男子にも起きなかった。なのに、何故か春輝にだけそのように感じる。

 

 

「(春輝、本当に不思議な奴だ……。)」

 

 

 そんな事を考えていると、紫教官から作戦の指示が出た。

 

 

 作戦は私の空遁で上原教官、鬼崎と私がターゲットである政治家と魔族を始末、その間に春輝が敵の目を引くために陽動を行うとの事だ。

 

 

 空遁……空間を跳んだり、視線の先にある建物の中を視ることが出来る私だけの忍術。しかし、私にそんな事が出来るのだろうか。もし失敗して私達全員が壁の中だったら……そんな事を考えていると、春輝が私の肩に手を置いてきた。

 

 

「春輝?」

 

 

「肩の力を抜け。緊張せずにやれば出来ると思うぞ。あと、跳ぶためにも目的の場所、跳んで着く先をイメージするんだ。」

 

 

「イメージ、イメージか……。分かった、やってみる!」

 

 

 私は彼に言われた通りにイメージをしながら、目標の位置を探る。すると、視線の先の20階建ての高層ビル……その建物の中にターゲットの2人がいた。

 

 

「っ!いました!ターゲット確認、場所は20階の奥の部屋、近くには誰もいません!」

 

 

 私がそう言うと、春輝は親指を立てて微笑んだ。

 

 

 その仕草に自身の頬が緩みかけるが、今は任務だ。集中しなければ。

 

 

「そうか。秋山、よくやった……ではこれから作戦を知らせる。まず、私達は秋山の空遁を使い全員で目標の建物へと跳んで侵入。その後、私と秋山は敵の首を取る。

その間、水城と鬼崎は敵の目を逸らすための陽動を行え。いいか、これは訓練ではない、下手打てば私達3人は魔族の慰み者にされ、水城は殺される……気を抜くなよ。」

 

 

「「「「はいっ!」」」」

 

 

「行くぞ、秋山用意しろ。」

 

 

「はい!」

 

 

 私は空遁を発動させると、その空間の入り口を通じて4人で高層ビルへと跳んだ。建物の中は静かで他に気配は無かった。

 

 

 私達は八津教官の指示通りに分かれて行動した。

 

 

「よし、行くか。」

 

 

 そう言って春輝は走っていき、が私達はターゲットのいる部屋へと向かって突入すると。そこにはターゲットの2人がいた。

 

 

「た、対魔忍だと!?」

 

 

「対魔忍、八津 紫?!その他はガキみたいだが。まぁいい、お前達出てこい!!」

 

 

 2人はこちらを驚いたように見ていたが、すぐに空間が別空間から部下の魔族たち、約10体程が現れる。

 

 

 その異様と数に少し飲まれかけたが、私は互いにサポートしながら魔族の相手をしていく。そんな中で紫教官は愛用の得物である戦斧を振るって、魔族達を倒していく。

 

 

「失せろ!」

 

 

ズバババババッ!!

 

 

「「「「ぎゃあああぁあああっ!!!?」」」」

 

 

 そう言うのと同時に、その怪力で魔族達を粉砕していき、全てを倒すと2人の方を向いて刃を向ける。

 

 

 その目には一切の容赦がない。

 

 

 魔族の男は許しを請い、政治家の男は立ち上がると怯えて後ろに数歩下がる。しかし、教官は斧扉に投げると政治家は足を止めた。

 

 

「諦めろ、貴様らはここで殺す。」

 

 

「くっ、くそ!雌豚の対魔忍風情が、俺たちに生意気な口を利くな!?お前らなんて所詮捕まれば雌豚にされるだけの存在だ!それが生意気」

 

 

 魔族の男は上原教官に首を落とされると、床に転がるとその上から刃が突き立てられる。

 

 

 そして、それを見下ろす教官の目は冷めきっていた。

 

 

「下種が……貴様らなど、ここで簡単に殺せる。さて、貴様もここで死ぬか?」

 

 

「ふ、ふふっ!甘く見るなよ?貴様ら、他に仲間がいるんだろうがそいつらが合流する前に、お前らはおしまいだ……お前達!出てこい!!」

 

 

 その男の声に反応して隣の部屋から武装したオークと魔族の男、そして1人のくノ一が現れた……。

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