これが、駄作者の文でございます。
読みたい方だけ、読んでください。
「貴様……何者ぞ?」
柱間は目の前にいる女性、否、人間の女の姿をした“何か”に対して“最大限”の意識を向け、ソウマも謎の女性に対しては、身体の中に氷柱を突き入れられたような気持ちになったが、目を背けなかった。
柱間にとってこれほどの狂気を覚えた相手は、かつての大戦で戦った“うちは マダラ”以来であり、さらに様々な敵とも戦ってきたが……そのどれもが霞んで見えるほどに、目の前の“ソレ”は危険であった。
「さぁ、行きます、わよ……❤!」
ドオォォォオンッ!!!
「!!!?」
即座に柱間を超える速度で背後に移動した女性の踵が、柱間の足場の木々を砕き、雑多の木片へと変えていくが、柱間はその一撃を避けていた。
「っ!?」
「にぃっ❤!はああっ!!!」
ドドドドドドドドドドドドッ!!!!!
女性の強烈な殴打の雨が、柱間に向かって降り注ぐ。その威力は女性とは思えない程であり、同じ怪力を扱う孫の“ソレ”とは異なるように感じていた。
「(これは、恐らく鍛練により鍛えたモノか!さらにこの軌道の読めぬ打撃……っ!)はあ……っ!」ダンッ!!
謎の女性に対し、カウンターで距離を取る柱間。それを見て、女性は笑みを浮かべる。
「うふふっ!女性には“手”を出さない方だと思っておりましたのに……。しっかり手を出すんですのね?」
「誤解を招く言い方をしよる。それより、貴様は“影遁”……影の術の使い手だな?」
「あら?何故、そう思いますの?」
「貴様の拳……いや攻撃をする際、何やら淀みのようなモノが見えた。その淀みは影と思うてな?貴様、打撃を影から移す事が出来る。一応は合っておるか?」
柱間の言葉に女性は目を細めると、手をパチパチと叩く。
「ご名答。私は確かに影遁の使い手で、空間から打撃を移したり出来ますわ。…………で?ソレが解ったから何ですの?解った所で善くて“40点”ですけど?」
「容易い。それならばオレも“力”を遠慮なく奮えるという事よ。(“仙人モード”!!)」すうぅぅ……!!
柱間の顔に赤い隈取りが現れ、彼の本気……仙人モードが発揮される。
仙人モードとは、自身の精神エネルギーと身体エネルギーによって練る「チャクラ」で発動する忍術に対し、外から自然エネルギーをさらに加えることで新たに「仙術チャクラ」を練りあげて使用する仙術を使うためのモードであり、この状態では肉体に満たされた仙術チャクラによって身体能力や知覚能力だけでなく、忍術・幻術・体術のすべてが大幅に強化される。
しかし、そんな柱間の仙人モードに対しても、女性は冷静であった。
「仙人モード……?ふぅむ。なるほどなるほど?…………それで?ただ顔に赤い隈取りが現れただけでは?それでまさか仙人『ズドオオオオオンッ!!!』」
女性の足下から、巨大な樹の龍が現れて、女性を叩き上げると同時に縛り上げる。
「っ!!?」
「木遁、木龍の術。貴様が相応の使い手と判ったのなら……。オレも手は抜かん!!“本気”で殺しにいく!!!そして、弟子を……春輝を返してもらうぞ!!!」
「意外と……暑苦しいんです、ね?ですが、私も……?!(力が出ない!?まさか、この木の龍か!?)」
木龍の術……見た目は顔と腕が龍、鼻は像みたいに少し長く、胴体は蛇みたいに長い。しかし突出すべきは、この木龍にはチャクラを吸収する性質を持ち、尾獣を完全に押さえつけられる程の力を持っている。
チャクラを吸収すると木龍の身体から木々が発生して、尾獣の身体を行動阻害しながら成長していき、この成長は“柱間”ではなく、捕縛した“敵”のチャクラを利用して強制的に生命の源に変換しているからである。
しかし、この世界でチャクラを持っている者は少ないが……代わりに彼らが持っている物、つまり、“魔力”や“対魔細胞”を吸収して成長しているのだ。
「(この……っ!!!?とんだ機能お化けですね!!?私の対魔細胞を吸収しているなんて……!!?でしたら、限界まで食べさせてあげますわ!!!)はああ……っ!!!」
ぐぐぐ……っ!
「っ?(木遁の成長が些か早いな。そろそろ決めるか!)」
「そこまでだ。」
柱間が最後の忍術を出そうとした瞬間。2人の間にソウマが現れ、手には懐中時計が握られており、時間は8時間きっかりを示していた。
「あら?もう終わりですか。漸く全力を出せるかと思いましたのに。」
「これ以上は、はっきり言って時間の無駄だだし、空間が持たない。…………それと、春輝の居場所も解った。転移して連れて帰るぞ。」
「っ!?……何を勝手に決めてるんですか?許すわけ「悪いが、そうも言ってられない。」なっ!?待ちなさい!!」
ソウマ達が転移したのを見て、女性も木龍から抜け出そうとするが、それよりも2人は春輝のいる場所に向かい、そこで春輝を見つけたがそこには……痩せ細り、目が虚で、ボロボロの状態で倒れている、まさにボロ雑巾のような春輝がいた。
「春輝!!!!」
「春輝、しっかりしろ!!オレが分かるか!?!?」
柱間は春輝に駆け寄るとゆっくりと抱き起こす。
すると、柱間の声に反応した春輝は、掠れるような声で返した。
「…………は…………はしら……ま………………。」
「春輝っ!!!?ソウマ、春輝を!!」
「分かってる!だが、今不知火に会わせたら卒倒する。俺の結界で治療する!」
3人はその場から転移すると、遅れてその場に現れた女性は小さく溜め息を吐く。
「行きましたか……。まぁそろそろ“良い頃合い”でしたから良いですが。」
彼女の言う良い頃合いとは?
春輝はどうなるのか……?
感想などあれば下さい。