※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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ちょくちょく文を直していきます。


“聖十字騎士団”

「聖十字、騎士団……?」

 

 

「宗一郎様から聞いたことがある。聖十字騎士団、ローマ法王直属の対魔組織で、ヴァチカンを護る者達だ。……来る前に言った教会の人達だ。」

 

 

「あの人が……!?」

 

 

 翔馬が春輝に説明する中、李 破狼と呼ばれた青年は槍に手を伸ばすと、その槍は1人でに動いて彼の手元に帰る……。

 

 

 

 

    聖十字騎士団

 

 

 

 

 

 その存在を知るのはローマ法王とその直結の護衛達だけであり、メンバーはたったの10人と少ないが、その一人一人の実力はアサギや獅子堂 時貞に匹敵し、その中でも“第零席”に座する男は騎士の最高位であり、“聖騎士(パラディン)”を、“第一席”に座する男はその一つ下の称号である四大騎士(アークナイト)の称号を持っている。

 

 

 すると、シュライヤはパチパチ、と拍手をし、慇懃無礼に会釈した。

 

 

「これはこれは。貴方のような方がここに来ようとは……。愚かしくも我が“主”に敵対する“異教徒”の1人、第六席“飛将”。」

 

 

「異教徒、か?俺からしたら平気で人間を“喰らう”異教徒(化け物)にそう言われるのは心外だな。……それより、も!!!」

 

 

 破狼は槍を構えると、シュライヤに鋒を向けて弾丸を超える速度で貫いた(・・・)。

 

 

「「!!?」」

 

 

 そのあまりの速さに春輝と翔馬は驚いたが、破狼の槍に貫かれた筈のシュライヤは……

 

 

「ふふふっ。危ない危ない。」

 

 

「貴様……。」

 

 

 シュライヤは破狼の槍の上に乗っており、穏やかでたおやかな笑みを浮かべている。

 

 

「あいつ、確かに貫かれた筈なのに!?」

 

 

「いや、貫かれた様に見えた(・・・・・)だけだ。あのシュライヤって奴、槍を寸前の所で何らかの方法で躱してる。」

 

 

 春輝が驚き、翔馬が警戒する中、破狼が槍を下げると同時にシュライヤに蹴りを放つが、それすらもシュライヤは容易く避ける。

 

 

 すると、破狼は槍を向けてシュライヤに言う。

 

 

「霊化(れいか)、だな。お前の能力。」

 

 

「ほう?」

 

 

「霊化って、あの身体を霊体にする……。」

 

 

「そうだろうな。」

 

 

「違和感(・・・)だよ。貴様は動いてるようで動いていないが、鋒に触れた感触は靄のような感覚だ。どういう理屈かは知らないが貴様は身体を霊体にする力を持っている……どうだ?」

 

 

「……素晴らしい。僅か一撃で我が力の“一端”を見抜こうとは。流石は中華連合の名門の中の名門、李家の長子にして“神槍”と謳われた李 書文の子孫ですね。」

 

 

「褒め言葉と受け取っておこう。」

 

 

「しかし悲しいかな。貴方は私の“力の一端”を見破っただけにすぎません……何ならここで“本気(・・)”、お見せしましょうか?」ゴオオオオォォォッ!!!

 

 

 その瞬間、シュライヤの背後から夥しい数の亡霊達が見え、春輝と翔馬は無意識に構えるが破狼は静かに佇んでいる。

 

 

 その時、シュライヤは殺気を霧散させると後ろを振り向く。

 

 

「どうした?やらんのか。」

 

 

「“主”がお呼びです。“私達3人”は一度集まらねば……極東より来られたお2人、あなた達に伝えておきます。……お仲間達は我々が預かっております。助けに来たくばお待ちしておりますよ。」ふわ……。

 

 

「!!?」

 

 

「春輝待て!!」

 

 

 シュライヤはそれだけ言うと赤い霧となって姿を消し、春輝は後を追おうとするが翔馬に止められる。

 

 

「翔馬、何で止めるんだ!?みんなが!」

 

 

「今、俺達が行ってもみんなを助け出せるか解らないんだ。それにあれは明らかに誘ってやがる!だから少し慎重に動け。影分身も出すな。」

 

 

「っ!……分かった。」

 

 

「貴様ら、極東……日本から来たのか。」

 

 

 槍を背中に背負った破狼が2人に話し掛けると、春輝と翔馬は彼に向かって頷く。

 

 

 そこで翔馬が破狼に事情を明かすと彼は腕を組んで考える。

 

 

「なるほどなぁ。分かった、ならお前達“本部”に来い。“レイ”と“ジーク”には俺から話を通しておく。」

 

 

「感謝します。」

 

 

 その後、翔馬と春輝は破狼が用意したランドクルーザーに乗って、“聖十字騎士団”の本部へと向かうのであった……。




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