そして、常森 蓮華、彼女も迫る!
ローマから戻って2日後、春輝が学園での授業を終えて帰ろうとしていた時、ちょうど鉢合わせた澄香が話しかけてきた。
「春輝くん。明日時間ある?」
「?特に予定はないけど。」
「それなら明日…。その、デートしない?」
「え!?あ、うん!分かった。」
春輝は翌日の休みに彼女と出掛ける事となった……。
◆◆◆
それから数時間、2人はデートを楽しみ終えた後に帰ることになったのだが、
「むむむ~~……っっっ」
◆◆◆
翌日、晴れたその日。
春輝がカジュアルスタイルの服装で出掛けており、五車町の時計台の下にいると……。
「春輝くん!おまたせ!」
「ん?あれ、櫛延さんと……常森さん?」
「やっほ~♪」
「実はたまたま会ってね?出掛けるなら3人でって言ってきたんだけど……春輝くんはどうかな?」
「え?あぁ、俺は構わないよ。」
「やった~!宜しくね~!」
楽しげに春輝に左腕に腕を絡める蓮華だが、それを見ていた澄香はムッとしながらも春輝の右隣を陣取り、2人は彼とともにデートを始めた。
このデートは元々澄香が考案したものであったが、それを陰から見ていた蓮華が彼女にデートに参加させてほしいと頼んだのである。
初めは断ろうとした澄香だが、必死に頼み込む蓮華に諦めた様子でデートへの随伴を許した。
「(デートは許したけど、そこから先は許さないからね?!)」
「(分かってるってば♪)」
「(何だろう……この空気は?)」
澄香と蓮華の視線での会話と、そこから流れる空気に春輝は首を傾げるも、3人は問題もなくデートを楽しんでいく。
カフェでお茶をしたり、ブティックを楽しんだり、遊園地で遊んだりと穏やかな一時を楽しんでいた。
そこには忍としての3人ではなく、普通の男女としての春輝達がいた……。
◆◆◆
「っは〜!楽しかった〜!ジェットコースターとか久々に乗ったかも!」
「私も楽しかったよ。春輝くんは?」
「俺も楽しかったよ。大人数で出かけるのも悪くはないな。」
夕方近くまで遊んだ3人は、五車町の公園のベンチで休んでおり、夕日を眺めている。
久々の休暇を楽しんだ3人は何処か嬉しそうだ。
「何かこのまま帰るのも嫌だなぁ~……。」
「明日から任務とか有るしな。でもまたみんなで遊べるって。その時にまた」
その時、春輝のケータイに連絡が入る。
ケータイを見てみると、母である不知火からであった。
「母さん?何だろ。……はい、もしもし。うん、今から帰る……え?明後日の任務!?」
「「?」」
不知火から春輝への連絡内容。
それは、明後日……春輝、ゆきかぜ、不知火の3人で沖縄に飛び、とある少年とのコンタクトを取ってほしいというモノであった……。
お久しぶりです!