※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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大変お待たせしました!

閑話ですが投稿します。


閑話 揃う十二宗家。

      “対魔十二宗家”

 

 

 それは対魔忍の中でも、最も優れた十二の家の者達の事であり、黄道十二星座を元にして準えられた家の者達である。

 

 

 その十二の家の者たちが集まっていた。

 

 

◆◆◆

 

 

 獅子堂家にある会議室、そこは会議や密談などを行なう場所である。

 

 

 そこには特殊な雰囲気を放つ12人の男女(・・・・・・)がいた。

 

 

「これだけ集まるのも久しぶりだな。」

 

 

 牡羊座の白羊家当主。柔軟なる羊。

 

 

 白羊(はくじ) 天次郎(てんじろう)。

 

 

「ガハハハッ!!このメンツは変わんねぇな!!?ガハハハッ!!」

 

 

 牡牛座の天牛家当主。紅き巨牛。

 

 

 天牛(てんぎゅう) 豪瑠(たける)。

 

 

「下品だね、青。」

 

 

「本当に下品ね、黄。」

 

 

 双子の二子当主。双異児。

 

 

 二子(にこ) 黄(こう)/青(あお)。

 

 

「……くだらねぇ。」 

 

 

 蟹座の巨蟹家当主。斬蟹。

 

 

 巨蟹(きょかい) 刀一(とういち)。

 

 

「天牛、静かに食え、汚い。」

 

 

 獅子座の獅子堂家当主。獅子王。

 

 

 獅子堂(ししどう) 宗一郎(そういちろう)。

 

 

「まぁまぁ、集まっただけ奇跡なんだから。」

 

 

 乙女座の乙女崎家当主。癒し人。

 

 

 乙女崎(おとめざき) 恵梨香(えりか)。

 

 

「話ができないと、意味ないですよ。」

 

 

 天秤座の天秤院家当主。天ノ秤。

 

 

 天秤院(てんしょういん) 智優(ちひろ)。

 

 

「……早く終わらせてくれないかな?」

 

 

 蠍座の蛇蝎家当主。狂蠍。

 

 

 蛇蠍(だかつ) 行哉(ゆきなり)。

 

 

「協調性無さ過ぎだろ……相変わらずだな。」

 

 

 射手座の射手矢家当主。天眼。

 

 

 射手矢(いてや) 紅龍(こうりゅう)。

 

 

「そんなもの、有って無いようなものじゃ。」

 

 

 山羊座の山羊宮家当主。魔羯。

 

 

 山羊宮(やぎみや) 弥生(やよい)。

 

 

「ん〜♪中々にカオス、ですわね♪」

 

 

 魚座の御魚谷家当主。BADな人魚。

 

 

 御魚谷(おなや) 琴魚(きんぎょ)。

 

 

「あ、あははっ……。相変わらずだなぁ……。」

 

 

 水瓶座の宝瓶家当主。湯水ノ瓶。

 

 

 宝瓶(たからべ) 真琴(まこと)。

 

 

 この最大級の個性溢れる12人を十二宗家と呼んでおり、それぞれが五車の上忍や名家の忍達とは実力の異なる者達。

 

 

「んで、今回はなんで集まったんだ!またデカい戦争か!?」

 

 

「まぁデカい事と言えばデカい事だ。

みんな、手元に資料を配るから見てくれ。」

 

 

 宗一郎はそう言うと、今回の会議の際に必要な資料を全員に配り終えると、大型ディスプレイを起動すると画面に映ったのは、芳陰 真、甲河 藤志郎、犬塚 源太、礼堂 晃、そして、水城 春輝の5人である。

 

 

 その中で宗一郎が説明を始める。

 

 

「この5人は今の五車の中でも、翔馬や他の生徒たちより頭一つ飛び抜けている者達であり、特に芳陰 真と礼堂 晃は“特級”の任務を熟しているし、藤志郎はマグマの忍術“熔遁”を、源太は火遁衆の次代特攻隊長候補だ。」

 

 

「……5人目は?その水城とか言うのは何も無いのか?」

 

 

「影が薄いのかな?」

 

 

「そうなの?」

 

 

 巨蟹と二子の言葉を聞いた

 

 

「水城 春輝、彼については他の4人に勝るとも劣らない能力を持っているが、それが頭角を見せてきたのはここ最近だ。」

 

 

「どのような子なんですか?」

 

 

「春輝は一言で言えば、学園の中でも変わり者の部類らしい。時間があれば訓練場を借りて訓練している。

まぁでも家族を大切にしてるし、友人もそれなりにいる。謎が多いのもあるがな。」

 

 

「彼のことなら俺も聞いている。

成績は悪くないし、授業態度も良い。

さくらや紫も感心してるぞ。」

 

 

 宗一郎と紅龍の言葉に全員が思ったことは……

 

 

「「「「「(あぁ、彼も例に漏れず変わり者だ。)」」」」」

 

 

 

 

「彼の事でしたら、私も存じ上げていますわ。

彼と前の4人、そして、冥の荼毘やミサキさんの事も、ね?」

 

 

 

 優雅に紅茶を飲んでいた御魚谷 琴魚がそう告げると、全員の目が彼女を見る。

 

 

 そんな中、宗一郎は御魚谷に尋ねた。

 

 

「……それは、どういう事だ?御魚谷、なにを知ってる?」

 

 

「まぁ簡単に言いますと、春輝くんは他の方々より……あのアサギよりも強い力を宿していますが、それを覚醒させるには、五車はあまりにも温いのです。

だから、私が半殺し(・・・)にしました。」

 

 

「「「「「「「「「はぁ!!!?半殺し!?」」」」」」」」」

 

 

 琴魚の言葉に一同が驚くが、宗一郎は資料を落とすと彼女の襟首を掴む。

 

 

「宗一郎くん!?」

 

 

「お前、春輝になにをした。

半殺しとか、あまりにも洒落になってないぞ?」

 

 

「あら、お聞きになります?

そうですね……まぁまずは餓死寸前まで追い込みながら、徹底的に実力差を叩きつけましたわ♡

まぁ、とんだ邪魔が入りましたが……。」

 

 

「お前、いくらなんでもやって良い事と悪い事が「はぁ、本当にnonsenseですわね、獅子堂さん。

だから任務でお父様が簡単に死んだんですわよ。」っ!!?お前!!」

 

 

 宗一郎が琴魚に拳を握った瞬間、他の宗家の面々が間に入った。

 

 

「2人共落ち着いて。……御魚谷、あまりにも言いすぎだ。」

 

 

「あら、これは失礼♡あ、そろそろ出なければ!

では皆さん、ごきげんよう♡」

 

 

 御魚谷が帰っていくと、残った面々の間には重い空気が残っていたのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

「(全く、皆さんってば本当にnonsenseです。

彼らの真の価値に気づかないなんて。)

まぁ良いですわ、もし何か有れば私が全て利用して差し上げますもの♡」

 

 

 琴魚はそう言うと、自身の愛車であるバイクに跨り、エンジンを掛けて何処かへと走っていったのであった……。

 

 

 不敵な笑みを浮かべながら……。

 




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