※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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前回の……対魔忍は〜〜!!

謎の一団に襲われた春輝!

そんな彼らを倒し、危機を脱するもまだ終わりではなかった!!!




追われる人柱力達

 謎の一団に襲われた春輝だったが、怪我一つ負うことなく倒し、彼らの事をアサギに報告していた。

 

 

「謎の黒装束達……。そう、春輝“も(・)”襲われたのね?」

 

 

「え?俺“も”?他にも誰か襲われたんですか?」

 

 

「えぇ。襲われたのは、真、晃、藤志郎、それと源太達4人よ。あなたと同じように1人の所を襲われたらしいわ。まぁでも幸い怪我はしてないらしいわ。」

 

 

「そうですか……。でも一体誰が?」

 

 

「それは分からないわ。でも念の為に調査はするけど、用心はしておいて。」

 

 

「は、はい。」

 

 

 春輝はアサギに返事をすると、家へとまっすぐ帰っていき、彼を見送ったアサギ。

 

 

 すると、アサギの電話が鳴った。

 

 

「はい、どちら様です?」

 

 

『お初にお目にかかるな?対魔忍“最強”のくノ一、井河アサギ。』

 

 

「……失礼ながら、どちら様ですか?

まずは名を名乗るのが礼儀なのでは?」

 

 

『そんな事はどうでも良い。単刀直入に言おう。

……水城 春輝、芳陰 真、礼導 晃、犬塚 源太、甲河 藤志郎、この5人を引き渡せ。

1人の五億で手を打つ。』

 

 

 その電話の相手の言葉に、アサギは初めは呆然とするも、すぐに怒りと驚きを露わにする。

 

 

「巫山戯ているのなら、撤回してくれるかしら……!?」

 

 

『巫山戯てなどいない。その5人合わせて25億の大金が手に入るんだ。安いものじゃないか。

高々5人の生徒を“売れば”、学園の未来は明るいと思うぞ。』

 

 

「あなたが誰かは分からないけれど、ハッキリ言わせて貰うわ……。

 

 

金輪際連絡してこないで!!!!」ガチャッ!!!

 

 

 

 アサギは乱暴に電話を切ると、その音を聞いた獅子堂 時松が入ってきた。

 

 

「アサギ、どうかしたか?」

 

 

「時松先生……今巫山戯た電話が掛かってきたわ。

記録が残っているから、相手を調べて。」

 

 

「?何を言われたのだ?」

 

 

「相手は、金と引き換えに生徒を渡せ、と言ってきたわ……!!」

 

 

「なに……?!」

 

 

「全く巫山戯たことを言ってくれたわ……!!

どこの誰だか知らないけど、生徒を物扱いだなんて……絶対に許せない!」

 

 

 アサギの怒りの表情を見た時松は、その気持ちに強く同意し、調べることにしたのであった……。 

 

 

◆◆◆

 

 

 アサギへの電話相手、風間 鬼蔵は電話が切られると、受話器を置いて、鼻を鳴らしてソファーの上に座る。

 

 

「……愚かなくノ一め。黙って言う通りに聞いておけば良いものを。」

 

 

 不愉快そうに呟く鬼蔵、しかし、すぐに笑みを浮かべる。

 

 

「まぁ良い。やり方はいくらでもある(・・・・・・・)。

渡す気がないのならば……、そうなるように仕向ける(・・・・)。」

 

 

 鬼蔵はそう言うと、自身の立てた“計画”を指導させた……。

 

 

◆◆◆

 

 

 翌日、春輝はいつも通りに学園に通い、いつも通り昼休みにみんなで学食に行こうとした時。

 

 

「水城!!!」

 

 

「ん!?む、紫先生?何ですか?」

 

 

「何ですか、ではない!!ちょっと来い!!

アサギ様が呼んでいる!」

 

 

「「「「?」」」」

 

 

 紫に強引に連れられて、理事長室に向かった春輝と心配になったゆきかぜと凜子が中に入ると、理事長室にはアサギ、時松、獅子堂 時貞、獅子崎 万太郎がいた。

 

 

 何やら物々しい雰囲気が漂っており、春輝は首を傾げ、凜子とゆきかぜが尋ねる。

 

 

「あの、皆さん?何かあったんですか?」

 

 

「お兄ちゃんが何かしたんですか?」

 

 

「……春輝、あなたに“殺人”の容疑が掛かっているわ。」

 

 

「え?」

 

 

「え?」

 

 

「「ええええええええええええええっ!!!?」」

 

 

「ど、どういう事ですか!!?」

 

 

 アサギからの言葉に春輝とゆきかぜが互いに向かいあい、凜子が驚き声を挙げる。

 

 

「あ、あの!?それはどういう事ですか!?」

 

 

「政府から直接連絡があったの。

“水城春輝(・・・・)が、任務中の政府直属の忍を数名を殺害した。”

そう、報告が上がったの。」

 

 

「俺が……殺人容疑!?」

 

 

 春輝はアサギの言葉に混乱してしまう中、凜子が驚きながらも尋ねた。

 

 

「春輝!一体どういう事なんだ!?」

 

 

「いや、俺も何が何だか……!」

 

 

「お兄ちゃんはそんな事する筈がないよ!

アサギさん!何かの間違いなんじゃ!?」

 

 

「それについては、これから調べるわ。

真相が分かるまで、春輝には謹慎として家にいてほしいの。今日はもう早退して構わないわ。」

 

 

「わ、分かりました……。」

 

 

 落ち込みながら春輝は家へと帰っていき、ゆきかぜと凜子も戸惑いながらも、理事長室を後にし、その中で残されたアサギ達4人は違和感を感じていた。

 

 

「いくらなんでもタイミングが良すぎる……。

まるで謀ったような感じがする。」

 

 

「時松様もそう思いますか。……アサギ、政府から何か聞いてないか?」

 

 

「何度か掛け合ったけど、全て突っぱねられたわ。

……何が何なのか訳が分からないわ。

こんな時だけ対応が早いんだから。」

 

 

「わしらも源一様や宗一郎に確認してみる。

嫌な胸騒ぎがする。」

 

 

 万太郎の言葉に時貞、時松も頷く。

 

 

 しかし、まだコレだけでは終わらない……。

 

 

◆◆◆

 

 

 学園を早退した春輝は、自室にて休みながら精神世界にて九喇嘛と話していた。

 

 

「(はぁ……!もう、訳わかんねえよ。

何がどうなってんだ?)」

 

 

【さぁな、だが明らかに何かきな臭いぜ。

今回の件、何か嫌な予感がしやがる。】

 

 

「(それって……?)」

 

 

【おう!ここにいたか!!】

 

 

「(牛鬼!?)」

 

 

 春輝の精神世界に、牛鬼が現れた。

 

 

【八尾、てめぇ何の用だ?】

 

 

【それが、妙なことになっててよぉ。

一度人柱力全員で集まる事になったんだ。

悪いが来れそうか?】

 

 

「(それが……俺、今謹慎の身で。)」

 

 

【あ?春輝“も”か!?】

 

 

 牛鬼の言葉に春輝は首を傾げた。

 

 

「(??ねぇ牛鬼、今“も”って言ったけど、どういう事なんだ?)」

 

 

【それがよぉ、晃に真、源太や藤志郎も謹慎食らってんだ。何か政府の忍を殺した(・・・・・・・・)とかで。】

 

 

「(えぇ!!?)」

 

 

 春輝は牛鬼の言葉に驚くしかなかった……。

 

 

◆◆◆

 

 

 その後、日本のとある場所では日本の高官である、風間 鬼蔵とその背後には4人の男(・・・・)が控えていた。

 

 

 鬼蔵は春輝、真、晃、源太、藤志郎の5人のデータが記されているファイルを4人に渡す。

 

 

「これが今回の“ターゲット(・・・・・)”だ。

目的は“捕獲”だ、殺さずに捕らえろ。

だが抵抗するのならば……達磨にしてでも連れてこい。……行け。」

 

 

 ファイルを受け取った4人はその場から消え、残った鬼蔵は計画を第二段階に進めるのであった……。




最新話です!


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