「おい、今なんて言ったんだ?」
「言葉通りの意味だ。俺達は“何もするな
兇極が静かに“
そんな慎夜に征重郎が不思議そうに尋ねた。
「慎夜さん、本気ですか?これは間違いなく好機ですよ。水城 春輝を捕らえ、お館様の下に連れて行く絶好の。」
「お館様からのお達しだ。
水城 春輝、芳陰 真、礼導 晃、犬塚 源太、甲河 藤志郎の5人には“
天音様からも“何もするな”と言われている。
……大方手柄を取るのに焦った“馬鹿”を見つけるのだろう。」
「“
「それなら僕も何も言いませんよ。
“
「あいつなら出た。どうやら“
お館様からは“
「“
「なら、僕らも静観しますか。」
そう言うと“ふうま”の直属である真庭衆は“静観”する事にしたのであった……。
◆✺◆
その頃、
「はぁ……。やれやれ、
「ん?おっちゃん、何見てんの?」
つまらなさそうにため息を吐くケイン。
そこに岩城 砕賀が訪ねてきた。
「おぉ、砕賀。いやなに、つまらない事をする者がいると思ってね。」
「ん〜?何々?はぁ!!?水城 春輝、芳陰 真とその仲間達が政府の忍を殺した〜!!?
あいつらがそんな事するか!?」
パソコンを見た岩城 砕賀は驚き、声を挙げる中でケインは全くだというと、葉巻を吸い終える。
「私は春輝に直接会っているし、キミは彼と芳陰 真とも手合わせしているから分かるだろうが、これは明らかな
「けど、一体誰がそんなことを?」
「大方政府の人間だろ。」
「旦那!?」
部屋に入ってきた糸型 造治に驚きながらも、造治はパソコンを見ることなく、椅子に座ると自分の手を弄っていく。
「対魔忍の情報を見れて、何より上から弄るなんざ政府しかいねぇよ。奴らはそいつらの
「うわぁ、まじかよ。」
政府の外道っぷりには流石に砕賀も引いており、引き笑いしている。
「しかし、今回の政府の隠蔽はやる者が探れば簡単に解る。それだけ雑なやり方だが、それならこちらも自由にやらせてもらうだけだ。」
「え!?お、おっちゃんどこに!?」
「少し
ケインはそう言うと車に乗り、外へと出かけたのであった……。